AKB48の昔と今
なんか、私のこういう話を聞きたがってそうな雰囲気なので。
AKB48の現在について語る資格は私にはないですが、結成まもない現場には2度程足を運んでいます。というのも、2005年の11月頃だったか、非ハロのアイドルファン界隈のブログで「秋元がまた何か(余計な事を)やる」「秋葉原でアイドルだって」みたいなエントリを見かけたので。
初日は用事があったので行けませんでしたが、それより「平日にも1時間程度のショーをやる」ということが実際成り立つのか？．．．に興味があったこともあり、その週の水曜日と金曜日に仕事の都合をつけて行きました。水曜日を選んだのは、確か地下アイドル系のライブイベントが他所で行われるので、そのファンと重なったら、こっちには誰も来ないだろう．．．と思ったからです。で、案の定というか開演5分前に入ったところ、20〜30人もいませんでした。ただ、その人達の評判によって金曜日は倍程度に増えていましたが。
もうそんなこと誰も話題にしないと思いますが、足を運んだもうひとつの理由は夏まゆみさんが彼女達を指導していたからです。なので初っ端からモチベーションが異常に高かった。
モチベーションが高い理由は当初のコンセプトにあり、「タレント予備軍を集めて大手の事務所に所属させることがこのプロジェクトの目的」だったからです。そして「所属＝卒業」であること。さらに「24人＋24人」の2軍制を採用し入れ替えるプランがあったことです。要はホリプロスカウトキャラバンやモーニング娘。の最終合宿をショーにした感じですね。だから、夏さんも気合いが入っていたんじゃないかと。私が当初あまり批判的じゃなかったのは、その夏さんの存在が大きかったから。
ただ、私はその2ヶ月後(翌年の2月)に、このプロジェクトに見切りをつけます。もうこの時点で観客が増えてきたのもありますが、1月末(2月はじめ？)に発売されたインディーズデビューシングルが10位になり、その際にある疑惑が浮上したことも大きい。
その根拠となるページは消えちゃっていますが、アーカイブは残ってます。
(アーカイブは圧力に屈する事は無いと思いますが、万一の事を考え、気になる方は保存しておいた方がいいでしょうね。)
今回もオリコンと他社の差が話題になっているようです(参考)。
今回の件と類似しているのは。
- 「桜」
-
「桜＝サクラ」ってのは、AKBだけではく業界的なキーワードなのか？
- 大手スポンサーがバックについている事
- 前回はDoCoMo、今回はDMM。初期にはlivedoorもスポンサーになる予定でした。
livedoorの関係も含めて、大手スポンサーは誰が連れてきているのかは、書かなくてもいいですよね？
(チェキッ娘。の頃はSEGAでした。ITバブリーな会社が狙われるのかな？)
「根拠となるページ」では「予算」というキーワードが出てきます。これはどちらかというと今年度ではなく、スポンサーから来年度の予算を捻出させるための実績作りじゃないかなと思うんです。「実績」には第三者の指標が必要ですが、そこでオリコンが登場します。
今は情報化社会ですから、販売店とチャート調査会社で回線を結び、限りなく正確性を高めることが、信頼性につながる重要な手段になっています。サクラを使って販売店で買い占めることは、実は私も経験した事があるので、よくあることなんでしょうが、調査会社によっては異常な数値をオミットすることにより、サクラを排除しようとしています。オリコンはどうなんでしょう？
それと、オリコンと他社の違いは「ライブ・イベント会場での販売」だと思われます。イベント会場ではチャート調査会社と回線を結べませんので、別途集計した結果を調査会社に報告すると思われますが、そこに不正が起きる余地がありそうです。
(これはAKBだけではなく、他の大手レコード会社にも疑問点があるようです。)
ハロプロの場合はスポンサー頼みではありませんし、ファン数が多く、イエスマンばかりではないので、そういうことが発覚しやすく、さらに掲示板が荒れ、それがマスコミに伝播することになりますので、昔は知りませんが、今はそういうことはやっていないと思います。
以上ですが、これはAKB48を誹謗中傷するものではありません。
中の子は悪くないってのは重々承知です。私が言いたいのは、こうでもしないと運営できない体制を、業界全体でなんとかしないとマズいってことですよ。
ってのは、AKBやSKEが潰れたら、3桁の芸能難民が生まれちゃうからです。おニャン子やチェキッ娘の比じゃない。これをやられちゃうと、メンバーの中には燃え尽き症候群になったり、逆に自暴自棄になる子(具体的には風俗への転身やAVへの出演等)も出るだろうし、業界全体の信頼性の低下(無責任体質といった負のアピール)に繋がりかねない。
いわゆる「秋元嫌い」の人達は表向きには「俺の麻巳子を返せ」かもしれないけど、それ以上にそんな使い捨て体質が許せないと思っている人が多いからだと思います。
幸いというか、当初参加していなかったはずの、プロダクション尾木さんが2007年の秋あたりから、メンバーの何名かを所属させています。
社長の尾木さんは現在、音事協の会長さんです。
と同時に、UFAと同じように1987年以降のアイドル歌手を牽引していた事務所です(工藤静香やCoCoなど)。UFAとの関係は良好だと思います。アイドル歌手専門誌(？)「ヤンヤン」をめくるとカラーページはUFA関連と尾木プロ関連でほぼ占められていることで、かつての様な状況になってきています。これは純粋にワクワクすることですよね？
ただ、AKBに関わる事は相当な冒険でもあり、ゆえに潰れた時の責任(金銭面ではなくメンバーのアフターケアを)負う覚悟はあるんじゃないかな？*1．．．私がそう見るのは、尾木プロは「再生工場」的なことも得意としている事務所だから。調べると森進一さんを引き受ける噂もあったらしい。うーん．．．どこかで聞いた話だ(苦笑)。
なので尾木プロをキーワードにAKBをウォッチしていくのが、アイドルウォッチャー流の楽しみ方だと思います。
そういう手法から抜け出して(秋元氏を追い出して)、NGP!みたく、尾木さんが幹事になって、事務所各社で出資する事業組合に移行した方がいいんじゃないのかな？
彼はジェロでもう十分でしょ？
