能登有沙、HAPPY! STYLE Rookies/「アニメーションフェスティバル2009 in すぎなみ」内「ハピスタ ちびっこアニソンライブ」

行ってきました。

楽しかったよ。わーい!...で終わらせちゃうのは簡単ですけど、それじゃあメンバーやスタッフが成長しないだろうから、辛口で書きますよん。

まず細かい点ですが、機材の関係からか1回目はハウリングが多かったです。私が来た時点ではリハーサルはやってなかったので、ぶっつけ本番なんでしょうかね。ちょっと乱暴だったかもしれません。これは2回目ではほぼ解決。

座席は前方がちびっこ&父兄、後ろがヲタという風に分かれていました。総じてマナーは良く、1回目ではおとなしかったんですけど、2回目は後ろの立スペースで「Oi」とかPPPHやってる残念な人たちが何人かいました。盛り上げたいのかもしれないけど、空気読んだ方が良い。
んで、なぜ「Oi」とかPPPHになっちゃうかというと、セットリストがこんな感じだったから。

01.おジャ魔女カーニバル!!(能登、小倉、石原、枝川、松永)
02.恋☆カナ(能登)
03.チャンス(小倉)
04.メドレー:ホントのじぶん恋愛ライダー、ロッタラロッタラ(能登、小倉、石原)
05.ここにいるぜぇ!(能登、小倉、石原、枝川、松永)

MCでは「大きなお友達」的な表現は一切なく、ヲタを完全無視でしたが、この内容だとそうなっちゃうね。
ちなみにこの後「T-Pistonz」登場で、実態は彼らの方がメインでした。気を良くしたT-Pistonzサイドは2回目終了にCD即売会(サイン&握手会)やってました(笑)。女子高生を中心にT-Pistonzヲタも数十人は来ていたかな。
我が軍は1回目が100名ちょい、2回目が80名くらい。少なめなのは興味が無いというより、会場の規模が読めなかったのもしれないですね。せっかく来たのに会場推しは厳しすぎますからね。実際は350席で、6〜7割の入りでした。立ち見もOKだったので500人程度はいけそうな会場でした。

まあ、ここまではスケールの小さい問題ですが、大きな問題がひとつ。
それは肝心のちびっこたちの反応がいまひとつだったこと。

ヒントは「おジャ魔女カーニバル!!」。歌い終わったあとで能登ちゃんが「この曲知ってる〜?」と尋ねたところ、手を挙げた子は2〜3名しかいませんでした。一方、T-Pistonzが披露したイナズマイレブンの主題歌は殆どの子が手を挙げてました。理由はシンプルかな。「おジャ魔女どれみ」はLOVEマシーンと同じ頃の作品。殆どのちびっこは知らないのかと。
やってる本人達の世代の作品だからねえ...彼女達のブログなどを読んでもわかりますけど、思い入れの強い曲です。だからこの反応はショックだったんじゃないかな?

振り返ると、似たような反応はありました。ここで書いた...

突然の辻ちゃん登場に会場の女の子たちはキョトンとした目で、頭の中を整理出来ていない様子。

...ってのも、実は全く記憶に無いのかもしれない。あの光景は今でも覚えているけど、むしろお母さん達の方が興奮していて、ちびっこの手を掴んで振っていましたね(笑)。
2006年の時点で、もう「ミニモニ。」を知らないってことです。

今やってる作品がちびっこたちの全てですね。
能登ちゃんがファーストガンダム見たこと無かったのと一緒。

なので、きらりん☆レボリューションでやや持ち直した感じですが、これもMilkyWayの方が良かったかも。Buono!も反応が今ひとつ。出来たらオープニング曲の方が良かったかもしれません。そうなると「しゅごキャラエッグ!」か...他のエッグ連れてきた方が良かったかもしれない。うーん、身も蓋も無い話ですけど、シビアな現実かもしれん。

それと、「ここにいるぜぇ!」は単なるこじつけであって、これはちょっと...

私的には、「ポニョ」とか「プリキュア」とか「アンパンマン」とか「ドラえもん」オンリーの方がベターだったですね。上映会があった「ケロロ軍曹」でもいい。それメインでハロソンは封印した方が良かったかもしれないですね。

とまあ散々な状況でしたが、ただメンバー達がこれを“自分達の未熟さ”と勘違いしたのか、2回目ではダンスや歌のクオリティが明らかに上がったぞ(苦笑)。T-Pistonzの曲で一緒に踊ったりと、細かい点を自ら修正した感じで、その努力には涙が出てきますが、ただセットリストだけは変えられず...といったところです。

以上ですが...あ、良かった点があったな。
それは能登ちゃんの笑い声。
「キュフフ」笑いするじゃないですか。あれ、ちびっこたちを目の前にすると破壊力が増します。やっぱ擬似ロリ界のチャンピオンですな。