The Beatlesとつんく♂

オルタさん

 と言っても、ビートルズの中で、このアルバムが最高傑作!!って話もそんなに聞かない気がするので、先はもっとすごいんでしょうか。ラバーソウルとか、リボルバーとか、サージェントペッパーズまで行ったら、どうなるんでしょうか。ヤバいな。やっぱ、史上最高の評価を受けてる人達というのは半端ないな。こんなに普通にすごいとは思わなかった。

本作は2ndアルバムですが、この前後の1stと3rdを含め、正にアイドルとしてのビートルズを確立した重要な時期。1stは(シングル曲以外)わずか1日で録音したことで、ガレージっぽさが満喫できますが、2nd以降は徐々に録音技術が発達していきますので、それを頭に入れながら聴くと、楽しさ倍増かも(笑)。わずか数年でここまで来るか!...みたいな感じで、正にヒストリー・オブ・ロックを体感できると思います。
ただ、日本で評価が低い理由は、リアルタイムではなかったためと、英国オリジナル盤が全世界共通ではなく、各国バラバラの編集盤やシングルがリリースされていたために、オリジナルアルバムにこだわって聴く人がまずいなかっただろうと思われるからです。しかし、本国では評価が高いです。一例だと、このアルバムにはシングル曲が1曲も入っていないんです。当時のアルバムは「数曲のシングルヒットに、他のアーティストの有名曲をカバーし、水増しして発売」が主流でしたから、その点で非常に画期的だったようです。

 それはそれとして、セカモーって、このアルバムの構成、真似たんかなーって感じが今頃ちょっとした。なんとなくだけど。

「セカンドモーニング」にはシングル曲が入っているので、そのあたりの共通性は薄いかもしれませんが、感覚的に何かあるのかもしれませんね。

つんく♂さんのビートルズ好きって半端ない感じで、過去に3rdアルバム「A Hard Day's Night」を中心としたカバーアルバムをロンドンでレコーディングしリリースしています。総じて初期あたりが好きらしいのですが、特に3rdアルバムがお気に入りのようです。

細かい影響については、娘。の1stシングルは2曲目「All I've Got To Do」っぽいですし、娘。の「No.5」は編集盤の中に同じタイトルがあります(日本盤独自のタイトルだった気がします)。米国盤では「SECOND ALBUM」というのもありますね。
ただ、いかにもBeatlesっぽい曲は意外と少ない。カントリー娘。のシングル曲「シャイニング 愛しき貴方」が割とモロで、その他にはモーニング娘。の「でっかい宇宙に愛がある」がなんとなくそれっぽいくらいかな。アレンジャー的にはサイケ時代の1996〜7年あたりがネタにされやすいかなと思います。Berryz工房の「蝉」とか。

そういったメロディーラインやアレンジではなく、曲構成でビートルズらしさを感じさせる部分はいくつかあります。それはまたいつか(笑)。