V.A./「Hello! Project 2008 Summer ワンダフルハーツ公演 〜避暑地でデートいたしまSHOW〜」(その1)

行ってきました。
「面白かったか」「面白くなかったか」は人それぞれなんでしょうけど、私的には印象の薄いライブでした。

なんだろう...ライブ全般を通じてきめ細やかさが欠けつつありますね。悪く言うと手抜きライブ。

まず、音響が今までのハロプロの中でも最悪レベル。
こちらでも指摘していますが、ここは元々音が悪い会場ではあります。ただ今までは工夫などがあったのか、ハロプロではストレスがたまらない感じではありましたが、今回は音が酷かったですね。音が割れていたりマイクの不調であるメンバーの音声が聞こえなかったり。
久しぶりの会場だから...ってことでは無いはずです。というのも先月、UFPは別アーティストでここを使ってますので。
音が良いのがハロプロライブのウリなんですから、そこは頑張って欲しいなあ。

それと。 今年に入って*1つんく作詞作曲」が極端に減っていますが、ライブにそれが影響しています。まあ少なくなるのは別にどうでもいいことなんですが、他の作家の曲との選曲で多少不満が残りますね。

具体例をあげると、High-Kingの「記憶の迷路」とMilkyWayの「サンサンGOGO」の扱いに明暗が分かれました。どちらも好評な曲ですが、前者は披露されましたが後者は披露されず。
「記憶の迷路」が今回取り上げられたのは、新曲数の少なさもあるでしょうが、イベントでの反応もあるかもしれませんよね。「C\C(シンデレラ\コンプレックス)」もキャッチーではありますが、いわゆるシャッフルユニットのセオリーから抜けられないというか、曲構成・アレンジともアイドルポップスフォーマットからはみだしちゃうんですよね。そこを「記憶の迷路」が救ったというか、今年のつんく系楽曲では(音楽ガッタスのアルバムナンバーを除くと)ベストに近い出来映えです。結果、今日のライブの中で一番盛り上がったかもしれない。
一方、「サンサンGOGO」もイベントで盛り上がった曲です。当初の予定かもしれませんが、EDにライブシーンが挿入され、公式ダンスレッスンページもある重要曲だったりします。
「これを入れると久住小春関連で3曲は多すぎる」という意見もあるでしょうが、お子さんをライブに呼び戻すには、むしろ積極的にやって欲しいです。あまりここに書くべきではないので伏せますが、関係者もいらっしゃいましたし。

この違いは何?と考えた場合、つんく♂氏が絡んでいるかどうかの違いだけかもしれません。これは差別感...というより興味(を持つだけの余裕が)がないのかな...なんて思ってしまいます。自分の曲はファンの反応が気になるけど他人の曲なら...はどんなアーティストにもあると思いますが、ライブ選曲はまた別問題なんですよね。

それと... ハロコンショールーム的な性格の強いライブなので、ニューカマーを扱う姿勢は必要。なので今回期待していたのは真野恵里菜のソロコーナーです。無難に終わった感もありましたが、出来たら中間ではなく最初の方に持ってくるとかの工夫があると、もっとインパクトがあるかもしれませんね。
彼女は今回、他のメンバーと絡むシーンはほとんどなかったです。これも興味ないのかな?...それともギクシャク感があるのかな?...新人公演を通じてメジャーデビューする道もあったと思うのですが、その機会を奪われてますし。

それは、出演することすら想像できないSI☆NAにも言えますね。つんく♂さんが「認めない」のか「手が出せない」のかは知る由もありませんが、大人の事情みたいなのがライブに出てちゃあマズいでしょ(苦笑)。

これなら選曲・シナリオ等はつんく♂軍団ではなく、他の人にチャンスを与えて欲しいですね。なんだろう...A&R(wikipedia:A&R)からライブ企画までトータルに見られる人が欲しいです。そろそろ切実になりつつあるなあ。

最後に...というか、最後の合唱企画もなんだろう...合唱自体はハロコンでも童謡シリーズ時代にやっておりましたが、中間のハイライトならまだ許せますが、最後の曲だと辛気くさいです。明るく楽しく激しいハロプロであるべき。
聴いていると、NGP!とか新人公演のノリをハロプロに持ちこんじゃった感じですね。「チャレンジ企画」を最後に持ってくるのは全般的なレベルを下げてしまう印象をもってしまうので、私が社長ならNGです。

夏のハロコン...いや、夏でも冬でも祭り感がないとダメだと思うんです。その意味では祭り感に乏しかったです。
そういえばつんく♂さん居ましたかね?...ちょっと見当たらなかったですが...忙しいのかな。

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次回はエッグと真野恵里菜関連を中心に。

*1:CDリリースには半年以上のプロセスがかかると思われますので、昨年の今頃からというのが正確かもしれません。