SI☆NA

彼女達のブログを読んでいると、当初のちゃらちゃらした感じは抜けて、今はど根性ブログというか、自問自答の日々ですね。
本人達は東京でのステージは凄く辛いかもしれないけど、同時に凄く充実した日々を送っている...と思っています。青春っぽさも感じます(笑)。

エッグヲタでもある私から見ると、この状況はめっちゃうらやましいんですよ。

まず、外に向かってのチャンスがあるってこと。

他のユニットのファンには大変申し訳ないんだけど、ハロプロはある意味ブランド性が強いので、娘。ベリキュー、エッグメンが(それほど多くない)外の仕事をすると、周りはみんな気を使ってるように見えます。大御所のパーソナリティーの方々はそうじゃないけど、それよりも下のタレントやスタッフさんは相当気を使っちゃう。これじゃあ外の仕事がやりにくいでしょうし、これで将来独り立ち出来るのか?...という不安はある。

だけどSI☆NAはその部分での障壁が少ないかな...その部分がうらやましい。

それと、色んな曲を歌わせてもらえる。
ヲタの間では喧々囂々(けんけんごうごう)かもしれないが、外からみたらハロソンもアニソンもアイドルソングもあんまし変わんない。というかどうでもいいこと。まあレトロなロボットアニメは「変わった曲」と思われちゃうだろうけど、ここ15年くらいのアニソンだとJ-POPとの差はあまりない。ミリオンセラーもある一方、マニアだけしか知らない曲もある。ただ最終的に耳に残った曲が「良い曲」となるだけです。

新人公演は軌道に乗っているのでケチは付けたくはないですが、ハロソンオンリーだと、娘。やあややフォロワーしか生まれない気がするんですよね。ただPAエリアにつんく♂軍団が陣取っている限りは困難な要求ではある。

ハロプロを目指す女の子は、ほとんど「松浦亜弥さんみたいになりたい」「高橋愛さんに憧れています」の様なタイプだけど、なかなか「お前らロートルどもはぶっ潰す」というところまでは行かない。秋山ゆりかとか大瀬楓とか橋本愛奈といった、私が割と初期から興味を持っていた「ぶっ潰し」そうなヤツはNGP!へ行ってしまったので、今は小川紗季くらいか*1...「ぶっ潰す」ってのは表現を良くするとニュースタンダード化しそうなタイプの子ということです。

それを救うひとつの道はオリジナルソングなんですが、頼みの「音楽ガッタス」の(私の)期待値は、2月頃を100とすると、今は30あるかないかかもしれない。
その意味では、能登有沙を「ハピスタ」や「ドガドガ7」で目覚めさせてくれたのは感謝しています。彼女は真のニュータイプですかね?

話をSI☆NAに戻すと、こういった試行錯誤の先には必ず何らかのオリジナリティーが生まれるはず。
カバー戦略は「アニソンとかアイドルポップスとかの焼き直しじゃん」ってのは表面上の話で、彼女達は原体験を持っていない以上、そこに何らかのオリジナリティが必ず乗っかる。最初はそれが稚拙であっても、徐々に「これは...」っていう部分が出てくるはず。そこを感じ取る楽しみはありますね。
なので、個人的には音がずれたりなんて細かいことはどうでもいいです。

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私はUFSのやっていることに関しては比較的寛容な立ち位置ですが、気になることがあります。

地元の方々の意見を読むと、ハッキリ書く書かないは別として、もっとパーソナルな魅力を東京でも出せるチャンスを与えて欲しいという空気は感じます。例えば「○○はこんな子」という部分。アーティストって歌が上手いから売れるってことじゃないんですよね。トーク人間性も同じくらい大切。

ところがアニメの世界は多少異なります。アニメ歌手は悪く言うと「覆面歌手」的な要素が強いです。曲は知っているが「誰が歌っていたのか記憶にない」というものが一般的な流行歌と比較して多いと感じます。
歌唱力を求めれられる反面、そのアーティストにのめり込むことは意外に少ない気もします。ただ、その方面にも人気アーティストはおり、その方面にも理解力があるとか、その方面にも地に足の着いた活動をしているとか...そういう方々も確かにいます。UFSはその部分をかなり気にしている感がありますが、本来の意味でのパーソナリティーを犠牲にしちゃっているのは気になりますね。

トークは関西でやっているからいい...のであれば、それは間違いかもしれません。何故ならハピスタに訪れる客は彼女達を知りたいのです。

ライブが2時間枠としたら、最初の30分はラジオ公開録音にして、残りの1時間半を現状通りにするとか、いくらでも方法はありますよね。

*1:あとはMilkyWayかな。自己解放が出来ているというか(笑)。