SI☆NA他/「HAPPY! STYLE Communication Circuit 002 」(その4)

続き

楽曲分析系。

セットリストより、ちょこっとカテゴリ分け。間違ってたら指摘よろしく。

No. タイトル Vo レトロ系 マクロス ガンダム サンライズ その他 角川関係 idol 声優
01 残酷な天使のテーゼ
(新世紀エヴァンゲリオン高橋洋子)
☆岩嶋         月刊少年エース    
02 勇者王誕生!
(勇者王ガオガイガー遠藤正明)
☆須磨              
03 鋼鉄ジーグのうた
(鋼鉄ジーグ水木一郎他)
★阿部              
04 ゲッターロボ
(ゲッターロボささきいさお)
★中山              
05 行け!ザンボット3
(無敵超人 ザンボット3堀光一路他)
◇笹峰            
06 大空魔竜ガイキング
(大空魔竜ガイキングささきいさお他)
◇小倉              
07 たたかえ!ガ・キーン
(マグネロボ ガ・キーン水木一郎)
★阿部&中山              
08 moment
(機動戦士ガンダムSEED
Vivian or Kazuma)
◆坂田            
09 ゆずれない願い
(魔法騎士レイアース田村直美)
☆須磨              
10 未来派Lovers
(機動警察パトレイバー笠原弘子)
◇小倉          
No. タイトル Vo レトロ系 マクロス ガンダム サンライズ その他 角川関係 idol 声優
11 風のノーリプライ
(重戦機エルガイム鮎川麻弥)
◆石原              
12 創聖のアクエリオン
(創聖のアクエリオンAKINO)
▲廣田              
13 コスモスに君と
(伝説巨神イデオン戸田恵子)
☆岩嶋           (元)
14 行け! コン・バトラーV
(超電磁ロボ コン・バトラーV
水木一郎他)
◇笹峰            
15 ミチルのテーマ
(ゲッターロボ堀江美都子)
★阿部&中山              
16 嵐の中で輝いて
(機動戦士ガンダム第08MS小隊
米倉千尋)
☆須磨              
17 Realize
(機動戦士ガンダムSEED玉置成実)
◆市川           *1  
18 YOU GET TO BURNING
(機動戦艦ナデシコ松澤由実)
◆石原              
19 トップをねらえ!〜Fly High〜
(トップをねらえ!
日高のり子佐久間レイ)
▲廣田&月宮           (元)
20 アクティブ・ハート
(トップをねらえ!酒井法子)
▲月宮            
No. タイトル Vo レトロ系 マクロス ガンダム サンライズ その他 角川関係 idol 声優
21 メロスのように -LONELY WAY-
(蒼き流星SPTレイズナー
/AIRMAIL from NAGASAK)
★中山              
22 私の彼はパイロット
(超時空要塞マクロス飯島真理)
◇小倉           *2 *3
23 ランナー
(超時空要塞マクロス/藤原誠)
☆岩嶋              
24 約束はいらない
(天空のエスカフローネ坂本真綾)
▲廣田         月刊少年エース *4
25 エルガイム-Time for L-GAIM-
(重戦機エルガイム/MIO)
☆須磨              
26 マジンガーZ
(マジンガーZ水木一郎)
◇小倉              
27 おれはグレートマジンガー
(グレートマジンガー水木一郎他)
◇笹峰              
28 とべ!グレンダイザー
(UFOロボ グレンダイザー
ささきいさお他)
★阿部              
29 コン・バトラーVのテーマ
(超電磁ロボ コン・バトラーV
水木一郎他)
★中山            
30 合体!ゲッターロボ
(ゲッターロボささきいさお)
◇笹峰              
No. タイトル Vo レトロ系 マクロス ガンダム サンライズ その他 角川関係 idol 声優
31 エプロンだけは取らないで!
(こはるびより喜多村英梨)
▲廣田         月刊コミック電撃大王
電撃萌王
32 未来形アイドル
(VS騎士ラムネ&40炎
氷上恭子宮村優子)
★阿部&中山         月刊少年エース
33 水の星より愛をこめて
(機動戦士Zガンダム森口博子)
☆岩嶋            
34 Eternal Wind〜ほほえみは光る風の中〜
(機動戦士ガンダムF91森口博子)
◆石原            
35 Quiet Night C.E.73
(機動戦士ガンダムSEED DESTINY
田中理恵)
▲月宮          
36 Emotion
(機動戦士ガンダムSEED DESTINY
田中理恵)
▲月宮          
37 WHITE REFLECTION
(新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
TWO-MIX)
◆石原            
38 DAYS
(交響詩篇エウレカセブン
/FLOW&Seiji Kameda)
☆岩嶋&須磨         月刊少年エース    
39 Wing of Destiny
(ギャラクシーエンジェルII
絶対領域の扉〜
富田麻帆)
▲廣田         小説化? *5
40 天使の絵具
(超時空要塞マクロス
愛・おぼえていますか
飯島真理)
◇小倉          
41 檄!帝国華撃団
(サクラ大戦
横山智佐他&帝国歌劇団)
☆★SI☆NA            

☆:SI☆NA(岩嶋・須磨)
★:SI☆NA(阿部・中山)
◇:UFS研修生(笹峰・小倉)
◆:UFS研修生(石原・市川・坂田)
▲:助っ人組(廣田・月宮)
ドガドガ7」も気になるので「角川関係」も併記。漫画が連載されていた雑誌を中心に(原作・後日漫画化問わず)。小説化もされているようですが、追いきれないので分かる部分だけ。
idolはアイドル(歌手など)、声優は声優。idol&声優で「○△」なのは本業が歌手で声優もこなす(あるいはプロモーション的に声優をやっている)人。「△○」は本業が声優でアイドル的な曲を出したり、アイドル視されたことのある方。「(元)」はアイドル(女優・歌手)から声優に転向。

こうやって「○」を打っていくと、「レトロ系」(ガンダム以前)とそれ以外が数曲ずつ繰り返されている感じなのが分かります。確かに現場では気持ちも切り替わるし、意外と退屈せずに楽しめました。私は例のにぎやかな連中の真後ろで見ていたが「レトロ系」では歌っているヤツが多かったし、新しめの曲はアップテンポなのでノっていた感じではありましたね。なので少なくとも私の周辺は結構満足されていたかなとは思います。
巡回していると一部で「UFSはいい加減」とも取られる発言があるようですが、こうやって分類すると、しっかり考えてはいます。この状況でハロソンを入れると、それまでの曲の印象が吹っ飛びますので、逆効果です。

SI☆NAについて。
#1と#40はライブ自体のOP/ED的役割なので、それを除くと、岩嶋雅奈未がバラード/しっとり系(エンディング系)、須磨愛が激しい/勇ましい系(オープニング系)...といった役割がありますね。
阿部麻美中山菜々組はレトロ系が多い。企画系路線なんだろうか(苦笑)...まあ、全員が同じ物を目指す必要はないから、バランスを考えた選曲なんでしょうね。いわゆる「ツカミ担当」なんでしょう。実際#3〜4あたりでもうかなり掴んでましたしね。

UFS研修生は裏が取れている訳ではありませんが、「アップフロントエッグオーディション」の声優(あるいは女優)志望の合格者と思われます。
ハロプロエッグの新人(3名)が小学生でまとめてきたことから、よれより上の年代中心で、歌や声や演技で勝負するタイプはこちらからスタート...かもしれないですね。今までの下部組織組はデビューまで3年かかるとすると、その時には高校生〜大学生となるでしょうから、こちらの方が有利かもしれない。なので歌で勝負出来るかが鍵になりそうです。エッグ1期生はこの時期ではまだまだバックダンスレベルだったので、もうソロで歌えるってのは、相当恵まれてはいますね*6
その中で、アニメ歌手(?)経験のある笹峰葵は阿部・中山組の補佐的な存在に徹していたし、小倉唯もユーティリティープレイヤー的な存在で器用さがある。
それにも増して注目だったのが石原歌織。テクニカルな感じの曲が多いです。いわゆるアニメ系のトレンドに近いというか...今回だけに限ってみると彼女をプッシュする可能性も感じました。
市川利奈&坂田奈穂子は、リアル新人なのか、ソロはそれぞれ1曲のみで、割と歌いやすくてキャッチーなナンバーを披露。

助っ人の廣田詩夢・月宮うさぎ組はいわゆるアイドル/アイドル声優や「萌え」エッセンスを加味した曲を担当していました。彼女達の得意分野なんでしょう。そういった曲は主に後半に集中してます。
ハロプロの楽曲はアイドル史的には1990年以降のユニットアイドルのフォーマットが色濃いのですが、反面1980年代のソロアイドルとの音楽的共通点は少ない印象です。かといってこの萌え系とも接点は少ない。なので助っ人の起用なんでしょうね。ハロメンで(ハイテンポな打ち込み&甘いボーカル中心の)萌え系をこなせるのは...うーん...紺野あさ美道重さゆみ、そして期待のホープ(笑)吉川友くらいかな。久住小春嗣永桃子はやはりアイドル王道なんですよね。音楽的なジャンルが違います。
それと、現在第一線にいるアイドル声優の曲は今回一切扱っていませんね。これも大きな特徴です。ハロメンがAKBやPerfumeの曲は歌わないと同じように、生きた曲は歌わないということなんでしょう。まあ古めの曲ならOKかなとは思いますけどね。

以上、こんなところで。

今回は能登有沙が出演していませんでしたが、廣田・月宮組が代役だったのか?...と問われたらちょっと疑問。むしろ「◆」群のナンバーが前回の延長ですよね。前回のアイドルポップスに見切りをつけ、萌え志向な曲は廣田・月宮組に任せ、純粋なアニメソング中心で鍛える...という方向性なのかな。「レトロ系」はツカミで、「アニソン」という垣根を取っ払うと、いわゆるJ-POP系サウンドが目指すべき音楽なのかもしれませんね。

*1:ごめん主観で。

*2:本人の意思はともかく、充分アイドル視されておりました。

*3:声優はプロモーションの一環だったのかもしれませんね。

*4:これは異論を唱える人は多い気がするなあ(苦笑)。

*5:元々ミュージカル子役だった関係もありアニメ系の仕事も多くこなしているのですが、声優の経験はあったかな?

*6:エッグは既に完成されたものを壊せない、UFSはまだまだこれから...といった立場的な違いはありますが、運の違いもありますね。