THE ポッシボーの問題点について(その10)

さてさてさて。
文句ばかり言ってても格好悪いので、ちゃんと提言もしますよ(苦笑)。

と、その前に。

THE ポッシボーはエッグの選抜チーム的存在ですが、形式的に順調に行き過ぎていて、周辺のハロヲタさん達は「はいはいそうですか」と割と冷めちゃっていると思うんですね。で、このまま新人としての最高峰を目指しちゃうと、取り返しのつかないことになりかねない...っていうのが、これ書いている動機です。
これを書くまでに、ちょっと時間をかけてすぎている感がありますが、これは粘着とかではなく、草稿が感情的になってしまう嫌いがあって、それを理論的に再構築するのに手間がかかるからです(笑)。感情的になるとバッシングだと思われてしまいますので、伝えたいことが例え「変えて欲しい」という意味であったとしても、伝わり難くなる。

この文章自体も二度ほど大幅にリライトしています。アーティストを「家」ファンを「居住者」と例え、デビュー時のアーティストは大抵の場合「欠陥住宅」だから、その部分の修理や建て直しが必要...という内容で書いていましたが、中国の地震に配慮して、そのを大幅に書き換えています。

さて。
提言は以前の文章にさりげなく盛り込んではいます。
一番良い方法は、彼女達に『挫折感』を味わってもらうことです。

挫折感を味わったアーティストは全てヒットするとは言い切れませんが、ヒットしたアーティストは何らかの挫折を経験していると思うんです。その挫折はリアルタイムが望ましい。後追いは美化になるので効果は薄いかもしれない。

挫折感を味わって大成したアイドルユニットは、最近ではPerfumeがそうですね。
2003年だったかな。アミューズが当時売り出し中のBOYSTYLEやその先輩格のBuzy(COLOR)を中心として、自身の提携しているデビュー予備軍(スクールの優秀者?)を加えBEE-HIVEというプロジェクトを作りました。立ち上げライブは日本青年館で行いましたが、その予備軍の中にPerfume(ぱふゅ〜む)もおり、R&Bダンスユニット一色の中でのアイドルチックなステージは異彩を放っておりました。驚くべきことは、その時点で彼女達は上京しちゃったことです。事務所は調子に乗ったとしか思えません。というのも、その後、新宿の厚生年金会館などでも行いましたが、青年館も厚生年金も単独では埋まるはずも無く、自社の他アーティストのFC会員や地元民(?)などを招待し、なんとか体裁を整えた感じです。その当時合宿と称しライブカメラをレッスンルームに置くなどのプロモーションも展開しましたが、さほど話題にもならず、ユニットによってはやる気の無さも露呈してしまい、その後BEE-HIVEは自然消滅します。
問題は調子に乗って上京させられてしまったPerfumeメンバーです。この後、亀戸や秋葉原などで地道にイベントを繰り返し、ユニークなサウンドコンセプトが他のアーティストから話題となり、やがてブレイクしていく...というストーリーはご存知の方も多いと思いますが、亀戸イベ当時にはその未来を予言した人は一人もいなかったはず。ただ彼女達は自ら作ったチラシを配ったりしていて、もの凄くエンジョイしていましたね。

その他を例をイチイチ取り上げると面倒なので、大雑把に書くと、きらびやかに見えるavexアーティストも再生工場的なアーティストが結果的に伸びる傾向がありますね。

THE ポッシボーって挫折したことあります?
実はあったんです。
ホンダ。さんのブログではライブの客の入りに相当な危機感を持っておりましたが、それも一種の挫折感かもしれません。しかし表向きは「大成功」ってことになっている。だから世間的には挫折していないことになっています。

ちなみにSI☆NAは、東京に来て、東京メンと比較されて、自分達はまだまだなあ...と、相当凹んでると思うんですね。ハピスタ前にはアレだけ賑やかだったブログも、しばらくは停滞気味でした。でも会場にいた400名弱のお兄ちゃんたち(笑)は、嫌いなるどころか、そんなシチュエーションが三度の飯より大好きだと思うので、その悔しさをガツーンとぶつけてきて欲しいですね。
出来ればそれを「Dohhh UP!」にアップして欲しいな。まあ現実的にはヲタの惨状しか映っていない可能性も高そうですが...

間違えやすいのは「これだけ頑張っているのに」とか「努力」「根性」を『挫折』と勘違いすること。「壁」や「ステップアップ」「ハードル」ってのも状況によっては違うかもしれないです。

具体的には「失敗」「下手」「世間から認められない」「時代から取り残される」「空回り」「空振り」「干される」「誤解」「打ち切り」「頓挫・暗礁」「やり直し」等々ですね。

まあ、早いうちにやっておいた方が良いです。

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ただ、ええ格好しいキャラ(笑)の人がやってる会社なので、「挫折しろ!」は残念ながら無理な注文かもしれませんなあ(苦笑)。
別の角度から考えるか...うーむ...

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...そうだなあ...Perfumeの例で「コンセプト」という言葉を使いましたので、それで考えてみますね。

まず、ポッシボーのコンセプトって文章で表現できますか?
「まったり握手会でタカまれる」とか「増えたり減ったりする」とか「500人の精鋭がいる」とかではなく(苦笑)。
ヒントは第1回新人公演の会場で売っていたドキュメントDVDのポッシの紹介文句です。

と、いうところで、お時間となりました。
次回をお楽しみに(苦笑)。