THE ポッシボーの問題点について(その5)

トラバ系。

希さん

もっとも、その解釈のズレも当事者間ではきちんと認識されておられるようだけれども

そうですね。
ホンダ。さんも元(今も?)℃-uteヲタですので。

「現場にしか情報がない」ということでは、もうずいぶん昔の出来事になるけれど、稲葉貴子さんの古巣でおなじみのOPD(大阪パフォーマンスドール)のデビュー直後を思い出してしまった。当時のOPDは、うめだ花月シアター等での定期公演のないときは(グリコの看板でおなじみの)戎橋やなんばのロケット広場など、大阪のあちこちで「ゲリラライブ」活動を行っていたのだけれど、ゲリラなだけに「どこでやるか」がわからない状態。ゲリラライブの終了後にメンバーから告げられる「次の出現場所のヒント」だけが手がかりで、それを聞き逃した者はもうOPDの追っかけを継続できないという、脱落者続出の過酷なレースだった。ほんと、これからファンを増やそうという時期になんであんな無茶なことやってたんだろうな、と未だに思うけれど。

なるほど。そんなことをやっていたんですか...ただそれって何らかの大資本があるから出来ることなんですよね。OPDは吉本でしたっけ?...NGP!はアップフロントおよびその他の出資会社。資本があれば「話題作り」名目で無茶なことが出来る。ただそれが切羽詰った真剣勝負ではないので、外すことも多いのでしょうね。後ろ盾がゼロだったら逆にもっとしっかりやるはず。

表面上似たことが℃-uteにもありました。2005年の秋頃の各ユニット・ソロツアーのオープニングアクトとして出演したことがあったのですが、この際、どのアーティストのどの公演で行うのか全く知らされていませんでした。ヒントは「関東の会場らしい」程度。
実は私はその大半のライブ(7〜8公演程度)を観ることが出来たんです。腐れDDなので、関東の公演のみ押さえてたらそうなっちゃったんですね。バッグに「MURAKAMI」Tシャツを忍ばせといて、オープニングアクトを告げるアナウンスが鳴ったら、前後ろ逆に着て騒ぐという残念な感じでしたね。>当時の俺
ただ、本当に見たい当時の℃-uteファンさんは、空振りの連続だったようです。これだけだとOPDと変わらない感じですが、決定的な違いがあります。それは好きになってくれそうな人たちの前でライブが出来たことです。これで飛躍的に増えました。

そしてメジャーデビュー後にオリコンセールスで「℃-uteBerryz工房」になったのは、単純に好きになってくれた人たちがオッサン(と呼ばれる既存ハロヲタさんたち)だったことから。オッサンは金を持っている。さらにモーニング娘。と同じような境遇(勝者と敗者的関係の存在)があるので、共感できる部分も多い。オッサンに流れているASAYANの血が煮えたぎったのでしょう。
それでも、ファン総数は目算「ベリ:キュー」で「2:1」から「3:1」の間でした。そのBerryz工房ファンは10代も多い。金の使い方に大きな差があるんですね。ただその若い衆も年を重ねるとお金を持つようになる。そこでお互いが縮まってきつつあるのが現状です。

℃-uteのアルバムイベント@よみうりランドでは若い子が多くて驚きましたが、その中にはいわゆる「要員」と呼ばれる子も結構いたかもしれません。℃-uteファンが買い支え、余った参加券を友人・知人にあげ、見返りにチケットを交換して自分は前の席に...といった行為です。それがBerryz工房や他のユニットのファンならハロヲタ総数は変わりませんのでウザい手法ではありますが、リアル一般人ならば、予備軍になりえます。ここ読んでいる方にも「友達に誘われたのがきっかけ」って人は結構いるはずですよね。

あ、

あと、この話題の派生で「℃-uteはなぜ成功したのか」という議論が起こりそうな流れになっているけれど…

になっちゃいましたね。面目ない(苦笑)。

どういうわけかSI☆NAポッシボーと比べられることがあるけれど、SI☆NAの情報はどんな小さな会場のイベントでもハロプロ公式サイトからテキスト形式でWeb発信され、ファンサイト経由でも拡散されるので、興味を持てばいつでも現場デビューできるし、現場も新規を排除するような空気ではない。現段階ではSI☆NAポッシボーレベルに追いつくのも相当に時間がかかりそうだけれど、ハピスタなど東京の現場が増えてくれば、ある時点で一気に爆発する…かもしれない。

東京でも...ならばやはり「歌」かな。東京での現場数には限界がありますので、放っておいても広がる方法で「歌ってる姿」を広めていく必要がありますね。イベントの映像を積極的にDohhh! UPで流すとかですね。あとはスカパー!系か。
あと、ご当地名産のタイアップソングでいいので、オリジナルソングをリリースするといい経験になるかも。ストリートというか街のパワーがヒットに繋がるってイメージが、こちらにはあるんですね(笑)。>大阪
段階的には今秋〜来春インディーズデビューで、再来年メジャーデビューくらいでもいいかなと。来年は日本歌謡界最大イベントの「まのえりデビュー」が控えていそうですので(笑)。まあ関西キー局のアニメタイアップが事務所パワーで取れるのなら前倒しでも良いでしょうけどね。その場合はGIZAの様に、一般リスナーとアニメファンの2WAYで攻めることが出来ますので、賞レース無視でも土台は出来ると思います。