Berryz工房と℃-uteの区別がつかない(その5)

続き

希さん

ベリキューアキバ系ではないのは事実ですけど、平成ジャニと合わせてU-15ムーブメントが起きているというのは事実そうなんでしょうか? 起こしたいという思いはあるのかもしれませんが。歌謡曲回帰の波と同調できれば大きくなりそうですし、それはまさしくハロプロの主戦場なのですけど、♂さんが社長業にパワーを割かれていてその気になってくれるかどうかわからない、という不安があります。

ジャニーズを選んだ理由は単純で、視聴者は既存のシステムと比較した方がすんなりいけるでしょうから、出来る限りイメージの良いものと比較させた方が良いということですね。
それだけのイメージはこちらも出来上がっていますし。

アキバ系だとどうしても秋元ビジネスや「お○も屋」あたりと比較することになる。「お○も屋」にはハロプロ系の写真集やDVDは見当たりませんでしたが、一緒にされちゃうと向うに吸い取られるだけで、こちらはマイナスにしかなりませんよね。
また、マスコミは「アキバblog」あたりで予習してくるだろうから、ロクなものには仕上がらないと思います。

理想的な持っていき方ですが...女性ファンの中にはジャニーズファンと重なっているひとは結構いらっしゃると思いますが、大票田の男性ファンは重なりませんので、単なる「ムーブメント」「流行」という表現だと、無理があるかもしれません。
ただ、「女性アイドルの業界最大手にそういう傾向が進んでいます」という表現ならどうでしょうかね。若手男性歌手では「ジャニーズJr.」という育成システムが光GENJIあたりから花開いて現在に至りますが*1、「若手女性歌手もようやっとその傾向が出てきましたよ」っていう流れです。
どちらも既存ファン層に合わせビルドアップするという形ですね。視聴者はそういった手法を知っている筈ですので、スムーズに入っていけるかなとと思います。

ここでいう「視聴者」は大雑把な表現ですが、例えばおばさんも含まれます。「おばさんアイドル知らんだろw」と言う若い子も多いと思いますが、フォーリーブス新御三家世代はもう50歳ですしねえ...光GENJI世代も30代後半。ジャニーズにはそういうおばさんが若い頃の自分に戻れるっていうのもあるかもしれない。それはオッサンも一緒だけどね(苦笑)。ただそれをアキバ系に求めるのは無理がある。
余談ですけど、宇多田ヒカルも「藤圭子の娘」っていうバックグラウンドが無ければ、ワイドショーや女性誌はここまで扱ってくれなかったと思います。それだけで「母娘揃ってずば抜けた才能の持ち主」というイメージがパッと浮き上がるんですね。当時を知る世代には。
まずはバックグラウンドを正確に判りやすく伝えることが大切ですね。

そうなると、次は「サウンドイメージの差別化が重要」ということになりますが、ジャニーさんは同時期に複数のユニットをプッシュしないんですよね。独り立ちしそうになったら次...なんでしょう。だから差別の幅が少なくて済む。
だけどこちらは(今回は)それが半ば必須になってくるかもしれない。

ただ、エグゼクティブプロデューサーさんが上手くやってくれれば、それで良いんじゃないかなあ。
♂さんはサウンドプロデューサーですし、その発注に従っていい曲を作ってくれさえすれば、役割的には充分かと思います。

*1:「もっと前から」という意見もあるでしょうが、世間がシステマチックに感じ始めたのはこの頃かなあ...と思います。「ミュージックステーション」に法解釈の変更させてまで出演させたりしましたし。