NICE GIRL プロジェクト！(NGP!)を考える(その4)
続き。
巡回しているブログの関係もあるかもしれないが、NGP!に対する期待感があんまし伝わってこないので、CBSソニーの「七つ星」→「平成世直し隊」*1みたいに「ああ、こんな構想あったよねえｗ」レベルで終わる予感もしないでもない今日この頃。
それでもホンダ。さんが頑張っているので、勝手にトラックバックレス。
いままで頑張ってきたメンバーに“御祝儀”な体験をさせてあげたぃ。みたいなスタッフのキモチ。
その程度のモチベーションなら、メンバーの半数が高校受験ですので、今の時期は学業に専念させてあげた方がいいのでは？
(これは双方が指摘していることですよね？)
私的には「体験」というより「実験」に見えます。インディーズなら失敗しても無かったことに出来ますから構いませんが．．．ただメジャーデビュー寸前ですしね。その意味でちょっとリスキーな感がある。
だから、まだ“ポッシボーの方向性”について論じるには早すぎる。
いえいえ、むしろ遅いくらいですよ。
メジャーデビューが失敗したら、もう致命傷です。
現実的な話として、NGP!がコケたら、彼女たちの居場所はありますか？
相当悲惨な運命も覚悟しないと。
私的にはポッシは「つんく♂THEATER用のエッグ選抜チーム」との認識だったので、正直(TNX絡みでは)将来のことは全く想像してなかった。なので突如湧いて出たNGP!の大構想は正直呆れましたが驚かされましたが、もし冗談でなく本気で考えているのならば、彼女たちがNGP!の大黒柱になりますよね。
NGP!の企画書(？)にあるメンバー数なら、本当に300〜800人くらいのライブで養えるのかなあ？．．．そう考えると、上では「学業に専念」とは書きましたが、現実的にはそうはならない。この年代の子に勝負をさせるのならば学歴を捨てる覚悟も必要。そのあたりでも他に稼ぐタレントが豊富なUFAとは違う苦労が見え隠れしています。
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さて。
前回では「目標」について書いていませんでした。手段オンリーの話でしたね。その点はちょっと反省。なので、その部分を集中して書きます。
「どこに目標を置くの？」「何を目指しているの？」ってのが見えないと、ぶちゃけ応援(人によっては投資)しにくいですよね。
例えば、AKB48ファンは(今は知らないけど当初は)「デビューのための実戦の場」というコンセプトに惹かれて応援しようって気になったと思うんです。一方、Perfumeのブレイクはシンプルに「歌手ユニットとして大成させたい」的な盛り上がりがそうさせている。どちらも「アイドルファンド」あたりでは決して味わえないものがあると思います。
では、NGP!はどうなんでしょう？
もし誰かに「AKB48のようなタレント育成プロジェクトなの？ それともハロプロやPerfumeみたいに歌手として売り込むための集合体なの？」って問われると、なんて説明していいのか困ってしまう*2。単に「とりあえず箱だけ作りました」だけかもしれない。
つんく♂さんがよく「新人をプロデュースする時、この子達が武道館でライブしている画を想像する．．．」云々的なことを言っているのですが、ここで言うところの「武道館」は手段ではなく「目標」の指標なんです。ただ全員が全員「武道館」を目指すのではなく、それがZepp Tokyoでもいいし、渋谷公会堂でもいいのですが、私は残念ながらそういったイメージを(今の)ポッシボーからは想像できないんです。
(インディーズアイドルではない狭義の意味での)「地下アイドル」って「学生プロレス」的って表現を私はしていますが、ある意味「趣味のアイドル」であって、プロになることを諦めた人たちなんだと思います。「ポッシは地下だろｗ」って言っている人は、正にそれを直感的(無意識的)に言っているのだと思います。なのでまだ、つんく♂さん＆J.P.ROOM軍団は趣味の範疇から抜け出せていないのかと*3。
と考えると、山ちゃん「お前そろそろ本気出せや！」♂氏「ういっす！」みたいな感じで事が進んでいるだろうなあ．．．なんて想像もできます。
ただ私的にはTNXの主役はあくまでもつんく♂さんなんだと思います。現場から少し距離をおくと、ポッシキャナメンバーはつんく♂さんの「駒」であって、主役じゃないようにも見える。あの企画書(？)のせいかもしれない。
(振り返れば「ハローマゲドン」の時も「ハロメン＝駒」感が強かった。)
で、それに巻き込まれちゃったポッシメンは相当傷つくと思うんですよ。なのでもし万一ハロプロに出戻っても暖かく迎えてあげたいところです。
つーわけで、暖かい目で見てくれると助かります。
って、ひでー結び方だな。
