視覚的効果と聴覚的効果

ホンダ。さん。

読んでいて気になったのは2階の迷惑客とか、本題の握手会じゃなくって、こちらの方...

メンバーの名前の入ったTシャツ着て、嬉しそうにはしゃぐ観客。
けど、ホントにそれって、メンバーは嬉しいのかね?

これってオフィシャルメンバーTシャツのこと?...嬉しいと思いますよ。
ハロ系のオフィシャルブログはエッグ中心なんですが、ハロコンとかで「私のボードがあって嬉しいです!」って発言がちらほらありましたが、それもその延長かなと。

少なくとも、自分の“感性”には、ヲタTは“無い”モノだと感じる。 あまりにダサすぎ。

推しTっていらないのは、(ホンダ。さんが通っているTNX系は)声の通る現場だからこそ言える意見かも。

客のパフォーマンスは、ハロプロはオーバーアクションやペンライト主体だけれど、マイナー現場はMIXや口上*1といった声主体のものになる。
理由は会場の大きさ。それによってスタイルはかなり異なる*2TNX現場でみかけるMIXがハロプロ現場では聞こえない(聞こえてもかなりしょぼい)のは、ホール向けの客パフォーマンスではないから。また「○○食べたい!」「△△*3死ね!」といった例の仲間内コールも開演前の静寂の中だからこそ話題になるんじゃないかな。

以下は歴史を振り返ります。

今はファン独自デザインのTシャツやユニフォームやハッピや特攻服を着ている人より、オフィシャルのメンバーTシャツを着ている人が多いです。
オフィシャルのメンバーTシャツってそんなに古い歴史があるものでもなく、誕生日のスペシャル企画から始まって、確か「ハロ☆プロパーティ」の松浦亜弥キャプテン公演か、娘。の2005春から本格化し、さらにベリキューらに伝播していったと思います。
「え?、スポフェスがあるだろ?」かもしれないけれど、あちらはチーム応援が主眼であり、名前は背中に書いてあるので、メンバーから見て誰の応援なのかは判らない。それがライブではメンバー毎に色を変えるようにになり、背中→前方に名前も書かれるようになってくる。今は大体2ツアーに1回のペースでは販売しますよね。

前出のとおり、メンバーは耳よりも目で反応することが判っているので、ある時期からいわゆる「スケブ厨」なるものが台頭してきました。金に任せて最前付近に居座りスケッチブックで会話を試みる連中です。
前出の松浦亜弥キャプテン公演では運良く3列目になったことがあります。私もそのあるメンバーTシャツを着ておりましたが、そのあるメンバーは近くにいた自分推しのスケブ厨*4を無視し、私の方を結構よく見てくれました。まあ私一人だと電波入っているかもしれませんが、知人も同意見だったのです。ちなみにそれぞれ違うメンバーTシャツを着ておりました。
ちょうどこの前あたりから「スケブ厨ウザイ」的な話題はあったと思うので、その対策もあったのかなあ?...なんて思っています。

振り返れば、最初期の℃-ute現場はスケッチブック使う人多かったです。真夏の三越イベとかは半数以上のファンが使っている感じでした。
彼女達はBerryz工房から溢れてしまい、活躍の場は主にハロコンという状況。そこで当時まだ少ないファンはボードやスケッチブックを駆使することになる。まあここまではいいんだけど、それがメジャーデビューを控えたところでもまだやっている。℃-uteメンバーはやさしいのか、2006冬のハロコンで(俺の近くに座っていた℃-uteのあるメンバーヲタが)「ウィンクして」って書くと(彼の目の前で)本当にしちゃう子がいた。こいつらまだプロの自覚ねーなあ...と正直思いましたが、その後の「スケッチブック禁止」で双方の意識は変ったんだろうなとは思います。
(そう考えると前出のエッグブログの発言。ベリキューが一定の成果を上げると、ジャニーズユニットのように次の世代を考えるようになる。そこでエッグ中心の中学生ユニットを...なんて話になった場合、同じような状況になり、また歴史は繰り返すのかな...と。)

TNXの場合は、スケブもTシャツ姿も極少とは思いますが、それは自らがっつけるからその必要がないのと、DDというかイベント掛け持ちの人が多く、またイベント会場はオープンスペースが多いっていうのもありますね。

あとはファンの種類も違うかなとは思います。純粋に「○○ちゃん大好き」には変んないですが、こちらはよりサッカーのサポーターに近い感じですよね。昔なら「親衛隊」化しちゃったかもしれませんが、時代の流れで随分と助かっています(笑)。そうすると理解できるかな?...なんてね。
TNXというかNGP!も流れがその意識に傾かないと、将来は無いかもしれませんよ。

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視覚効果の話をすると、メンバーの衣装が微妙に違う点もそう。ポッシは予算の都合もあるかもしれないけど、視覚的な識別を衣装に求めなくていいってこともあるかもしれないね。
特攻服については面白い話があるのですが、それはまたの機会に(笑)。

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ついでに、以降の握手会云々の話も。

“握手でアピる”“メンバーにアピる” ってコト、ホントにアホなコトだよね?  そのコトに気がついてるのかな?
『彼女たちを応援すること』
の意味を、再度考え直した方が良い輩が居る。そんな気がしてならない。
なにも、ベリ℃に限った話ぢゃあない。 ポッシーキャナァでも同じコト。

私はポッシイベとかではプレゼントどころか、購入しても握手しない(馴れ合い系の握手会は好きではない)ので、意見は理解出来ますが、それはある程度、握手会に馴れているからこそ言える部分もあって、例えば遠方から来ているファンはこれを楽しみにしていることもある。
そのあたりは割り引いて考えたいとは思います。
ダメなのは一推し以外のメンバーの握手を拒否しちゃう人。私も一度だけ見たことがありますが、うーん...といった感じですね。
あと、粘ったり、手を離さなかったり...
握手する行為自体がフェアであれば、姿格好は特に気にならないです。

かしましさんの意見はストイックな感じがいいですね。

ちっちゃい子が来てくれるようになったのはやはり「きら☆ぴか」ですかねえ...時間差(地域差)もありますので徐々に浸透している感じでしょうか。加えて「しゅごキャラ」が追い打ちかけそうですね。
同世代(中高生)はベリキュー推しかもしれません。このあたりからかな(まだオフィシャルサイトが残っているんですねえ)。この時期(2004年夏あたり)から急にリアルキッズのブログが増えたんですよ。ゲキハロエッグメンバーの2/5がベリヲタですし。

ただ、こういう話題が出てくるってことは、ライブではあまり見かけないってことですよね。単純に金銭面の問題かな。ライブチケットに割高感があるからなんでしょうね。小学生以下なら親子で、中高生ならば友達と行きたいでしょうから、そうなるとハードルがより高くなる。なので結構なファンが潜伏しているはず。それが後藤真希@横浜では大噴火した感じです。
幼女や小中高校生優先イベントや、チケットの割引優先割当は将来のことも考えて積極的に展開して欲しいところですね。

*1:非常に乱暴な表現かもしれませんが、「抱いてHOM」や「香水」の間奏にあるラップもその一種かもしれませんね。

*2:ちなみに、「オリキュン」の「ヲタ芸部」のアレはアキバ系ノリ。アキバ系は比較的新しい現場だから、ハロプロノリがかなりインポートされている。ハロプロアキバ系以外はヲタ芸はあまり見かけないはず。

*3:「○○食べたい」と叫んだ人の通称。

*4:ハロパでは帽子も売っていたので一目でわかります。