NICE GIRL プロジェクト!(NGP!)を考える(その2)

続き
今回は「型にはめると失敗する」というお話。

NGP!って、いわゆる暖簾分けですよね。ただこのままご贔屓さんを連れて行って開業するにも限度がありますので、新たな顧客開拓は必須条件☆カナとは思います。
アイドルに限らず、歌手やユニットをデビューさせる場合、誰を対象とするのかはそれぞれだと思いますが、概ねこの4つに分かれそうですね。

  1. ある既存集団のファン層を対象にした戦略
    ハロプロに限らず、ジャニーズとかビーイングとか、割と個性的集団かつ固定層がいる場合には有効な方法です。当然ながら他社のアーティストでは不可能な戦略です。
  2. あるジャンルのファン層を対象にした戦略
    ハロプロではなく女性アイドル歌手ファン全般、あるいはジャニーズではなく男性アイドル歌手ファン全般、ビーイングではなく「歌姫」ファン層を狙った手法です。
  3. 音楽ファン全般に向けた戦略
    もうちょっと広く「J-POP」とか「邦楽」というジャンル全般に目を向けた手法です。
  4. 音楽以外のファン層に向けた戦略
    代表的なものは「ガンダムシリーズの主題歌」です。

A.について、ハロプロと分断されるような印象を与えてしまっている都合上、採りにくい策かもしれませんが、頼りにしないとやっていけないかもしれません。
B.は、アイドル界(笑)ならばもうちょっとファン層が広がる(A.も含む)かと思いきや、その逆で、大抵の場合A.から無視され、さらに純粋なB.オンリー(ハロプロ見ないけど他のアイドル歌手は大好き系)は実際は首都圏でも千人もいるかいないかという状況ですよね...なのでこの層で勝負すると2年と持たないかな。
C.はB.臭を消せばいいかというと、そうではなく、スタイルよりもいかにサクセスストリーを分かりやすく提示できるかといった、音楽性と異なる部分で勝負することも必要となってきます。この場合(主にタイアップ番組の)視聴者などの反応を見ながら進めていければ、成功する可能性は高そうですが、ただ消耗度が激しく、2年後にオリジナルメンバーが無傷な可能性はきわめて低いと思います。
D.は異なるマニア層にアプローチすることになりますので、する側のファンとされる側のファンに摩擦があった場合上手くいかないかも。ハロプロはアニメ戦略もありますが、子供向けなので、その摩擦を避けているフシがあります。

一応、A.〜C.あたりが執られる策なんでしょう。
ポッシは昨年夏に「打ち水っ娘」イベントに参加しましたが、そのときD.の戦略で行くものとばかり思っていました*1。しかし以後は大きく異なった(A.とB.だった)のでガッカリした記憶があります。
ただ人気声優を抱える事務所と提携したことで、D.の可能性も若干ながらあるとは思います。

とまあ...このあたりをおさえておくと、何か具体策が浮上した際に柔軟に対処できるかな...と。

問題はわりと型にはめようとしているところなんですよね。ポッシも当初全員「眼鏡っ娘」でしたし、愛称は基本変えないし(変っちゃった子もいますけどね)...
それよりも、その都度適当にアイディアを出して、「これいいね」「アレはダメ」みたいなものを繰り返しつつ細かく軌道修正した方がいいんじゃないかな?

ぶっちゃけ、NGP!はハロプロの練習台っぽい要素もありそうなので、失敗してもいいかなとは思ってます(笑)。ただ将来性のある子達ばかりなんで、傷つかない程度に失敗して返してくれたら幸いです。スゲードライなこと書くけどね。

以上。
多分もう続かないと思う。具体的なアイディアとか書いてもつまらなくなるだけなので...

*1:なので意図的に告知を控えたんです。ハロヲタ投入でイベントが台無しになりかねないので...