後藤真希/後藤真希LIVE TOUR 2007 G-EmotionII〜How to use SEXY〜@パシフィコ横浜国立大ホール(その3)

続き。
(その1その2)
レスれす。

hateringoさん(コメント)。

後藤真希に関してはハロプロ卒業を視野に入れての戦略ではないかと想像しています。
私がそう願望してる故の妄想でもあるのですが。

もし、席が半分も埋まらなかったら、そういった選択肢は浮上するでしょうね。いわゆる「ショック療法」的なものとして。
ただ、3階が若干空いていたものの、確実に4千人は超えたと思われますので、方向性について悩ましいところだと思います。

ハロプロの中心は中高生世代のメンバーですから、二十歳を超えキャリアとしてもベテランの域に入るメンバーにとっては、ハロプロという枠に違和感が生じることは避けられません。
芸能界でなくとも、社会人になろうかという年齢の女性に中学生と同じ規範を求めたら、息苦しくなるのは当然ですから。

そうですね。ネットを見渡すとバラエティ班的なベテランメンバーが、若いメンバーにちょっかいを出すなんてネタもあるようですから、彼女も風評被害なものを受けやすい対象ではあります。

つんく以外の男臭を排除してきたハロプロで男性ダンサーの起用は顕著な例ですが。あくまでハロプロ的なものを求めるファンはかなり振り落とされてきていると思います。

昼公演の後、私が携帯でレポを書いていると、隣りで同じようにレポを書いている人がいて、見てみたら「今回も...」でした。確かに内心これはどうなんだ?って思っている人もいるし、「ごっちん最高!」って終演後にロビーで叫びまくっている大集団もいる。ごく一部ですが男性ダンサーのオドリストもいるので、上手く順応している人も入れば、そうじゃない人もいる...っていう印象はあります。
ただ基本ファンですから、彼女が間違っていなければ、ある程度の幅があっても、ついてくるんじゃないかな。

そのうえでバースデーライブとして1日2公演で各4500人程度の客を集めた。今後の戦略にそうとうポジティブな材料ですね。
次はハロプロ外部へ今の後藤真希を宣伝していかなくてはなりません。

うん。外に出るのは良いことですね。

最近ごっちんはMTVに頻繁に出演しています。
MTVは大型イベント等も多く主催していますが、そこに集まる客の特徴は「雑食性」といわれています。
実際自分でイベントに行ってみてもそう思います。ロキノン系やavex系みたいに「これがかっこいいんだ」という戦略・主張がないですから。
おもしろそうなアーティストいろいろ並べてみてフラットに聞いてみる。ハロプロであってもフラットに評価してもらえる土壌があります。

へえ...「雑食性」とか「ロキノン系」とか、しばらく洋楽聞かない間に色んな言葉が出てくるもんですね。ちなみに「rock'in on」って「よい子の歌謡曲」っぽい感じですよね。嫌いじゃないので買っていましたが(私は洋楽ファンだったので「rock'in on JAPAN」は創刊号意外は未購入)、「ミュージックマガジン」や「フールズメイト」も買っていました。そーゆーのを「雑食性」って言うの☆カナ? それとも単なる変態さん(苦笑)?
閑話休題。MTVこそ主義主張の固まりっぽく見えていましたが、むしろ逆なんですか...なるほどねえ。

こういうアウェイなイベントにどんどん参加して、7年間アイドルとしてやってきたパフォーマンスを見せていけたらいい。
いいステージを見せれば「ゴマキすごいじゃん」と素直に評価してもらえるし、その評価は横の繋がりを通じて予想以上に広がっていきます。

ハロプロライブはカラオケですが、派手な(ギミックっぽい)演出を抑えた上での楽しいライブですから、その分楽しみやすいですね。

ごっちんの少し下の世代、彗星のごとく現れたトップアイドル後藤真希に憧れた世代が社会人・大学生となり自分の自由になる金を持ち始めた今こそチャンスです。
そのためにも楽曲提供能力を強化してもらいたいんですけどね。
掲示板ではテレビ出演至上主義みたいな主張が多いですが、テレビは受け流されるメディアですから後藤真希のような知名度の高いアイドルのファン獲得には不向き。
その点ではMTVに目をつけた興行重視アップフロントの戦略に期待したいところです。

CS放送はリピート回数も多いでしょうから、楽曲次第で...ってことなんでしょうね。
私が住んでいる東京都内は難視聴区域が多く、CATVでの視聴もマイナーではありませんから、MTVをはじめとした音楽チャンネルに触れ合う機会は多い。また地方でも娯楽のひとつとしてスカパー!は見られています。そういう意味では不利ではない。地上波デジタルが普及すれば、BSも、そして110度CSも...と欲張りになってきますしね。

それと、hateringoさんが触れていないのは、ラジオとインターネットと携帯プレイヤーですが、個人的にはそこにも注目したいです。
今回の話とは関係はありませんが、ラジオレギュラーのある地域では写真集の売上が高くなっている様です。
やっちゃいけないことなんでしょうがラジオ番組を「あぷろだ」経由でダウンロードすればiPodで聞くことも出来る。
また、YouTubeライクなDohhh UP!で、ライブの速報みたいなやつをやれば、ライブに行こうって気になるんじゃないかな? 今回の横浜とか、娘。@大宮とか。
それと、iPod touchばかりに注目が集まっていますが、nanoでも動画を見ることが出来ます。H264版のコンテンツがあると、それを持って街に出ることができますね。PSP版も作ればPSPでも見られますし。ゲームの持ち込みがOKな学校では(つーか、NGでも隠し持って来るよね)、それも情報の伝達手段になるんですよね。
そういうライフスタイルに逆らわない方がいいかもしれません。

ただ、女性がターゲットだと、ドラマタイアップで主題歌...の方が、カラオケで歌いやすいって言うのはある。まあ、ドラマタイアップに固執する必要はありませんが、何か仕掛けはあった方がいいですね。
テレビじゃなくても女性誌(ファッション誌系)という戦略もある。SEVENTEENやもう一つ上のカテゴリとか...ただあまりギャル系は狙わない方がいいかもしれません。

ただ...

後藤真希が先頭になってハロプロ後を提示することができたら、ハロプロ全体の活性化にも繋がると思います。
10年本を見て思ったのですが、モーニング娘。にもハロプロで芸能人としてのキャリアを終えるつもりのメンバーが多いんですよね。
もっと夢をもてといってもハロプロ後の道が見えていない現状では仕方のないことです。
これじゃハロプロの活性化は遠いですし、ましてやハロプロ底辺のエッグが夢や希望を持てるわけがありません。

ただ、ハロプロを辞めてからブレイクしたのでは、彼女を目指したい中高生はハロプロに見向きもしなくなります。さらに「ハロプロを捨てた」と思われると最悪です。ファン同志が相いれなくなる。双方を潰しあう消耗戦だけは避けたいところです。
なので、今のワンダ・エルダっていうクラス分けは、バランスをとるために必要なことなんでしょうね。そこで出せる自由度で充分かなとは思います。ワンダ=従来のハロプロ、エルダ=ハロプロなんだけど従来のスタイルにはこだわらない...みたいな感じで。

以降は女性ファンに的を絞っていきますが、ハロプロの女性ファンは「あやみき」「りかよし」といったペアで推す傾向もあります。後藤真希だと「ごまよし」なのかなあ...彼女は独立心が強い印象がありますが、そう見ていない方も多いとは思います。それは崩さない方がいいかもしれません。

実は美勇伝ライブも徐々にですが女性が増えている印象があります。後藤真希に憧れた女の子が...と全く同じ図式かもしれません。ただ石川梨華は今も昔も変わらないと思うんです。また後藤真希ファンの女性は派手派手でイケイケかというと、一般的な同世代の女性です。
その状況を見ていると、大人っぽい後藤真希でいて欲しいのか、(今回セットリストから省かれた)キュートな後藤真希でいて欲しいのか、どちらなのかがまだ私には分らないんですよ。

安室奈美恵さんの様なブレイクの仕方もあれば、松田聖子さんのようなブレイクの仕方もあります。同世代と一緒に歩いてくのならば、松田聖子スタイルの方が望ましいかもしれません。

私的には2WAYなスタイルでやっても良いかもしれないですね。春と秋で趣向を変えてみるとか。夏は先ほどの「夏フェス」系に参加してアウエーな状況で両パターンを試して反応を見るのも面白いですね。ミックスした感じになってもいい。アダルトなんだけどキュートな感じとかね。
avexビーングや、スターダストや研音もそうですが、アーティストを「駒」として考える傾向がありますよね。飛車は縦と横にしか動かないとか、斜めにしか動かない駒があるとか...ただそういう育て方をしていませんのでね。 舵取りは難しくもありますが、それが楽しみでもある。

ただ、エルダに対しては不満もある。
後藤真希だけではなく、安倍なつみ松浦亜弥もみんな一緒に大人化計画みたいな感じになっちゃってますが、これには違和感がある。
なっちやあややが持つユニークで魅惑的な世界観(イメージ)を壊す必要がどこにあるんですかね?
凄く勿体ない。
急激に大人にならない方がいいこともある。
モーニング娘。ブレイク後に昔のアイドル達がタレントとして復権しましたよね。これも実は大きな功績なんですが(笑)...そのタレント達の多くは昔のイメージをきちんと残している。そのあたりに学ぶべきことも多い。
また最近ブームとなっている、人気アイドル声優らも、30歳を超えても世界観を保持している。こちらに学ぶことも多いです。