アイドル声優のセールス手法に学ぶ

アイドル声優のセールス手法に学ぶ」は上でもう半分書いちゃったので、ついでに残りの部分を書いておきます。

昨日、平野綾写真集が(特に10代で)好調と書きましたが、これは単に安いからではありません。安くても興味が無かったら買わないでしょう。

10代では、お小遣い&小額のアルバイト料でやりくりします。CDのライバルは携帯電話使用料とコミックとライトノベルとDVD(映画や音楽DVDなど)となります。割高感のあるCDはそこで負けてしまいます。
その中でも安定しているのはコミックとライトノベルかなと思います。

ちなみに、今朝の「めざましテレビ」では音楽産業の購買層は10代メインから、30代以降にシフトしているという話題がありました。ただ10代はやがて20代30代になりますから、この世代をスルーすると、とんでもないしっぺ返しが待っています。

閑話休題
上記から、オリジナルの音楽を展開するよりもコミックやアニメなどに付随した音楽を展開した方が、より購買意欲をかきたてるのではないか?...という仮説が成り立ちます。で、現にそれで成功しているものがあります。
それはANIPLEXだったり、アイドル声優や歌姫のブレイク展開だったりします。
水樹奈々は次回はSSAですし、田村ゆかりの次回は武道館です。平野綾はまだ日本青年館クラスだと思いますが、まだ若いですし、あと5〜6年かけてじっくりセールスを展開すればそこまで辿り着けるチャンスがあります。
(ここで、先ほどの「永遠の17歳」論がでてくるわけです(笑)。)

アップフロントエッグオーディション」に「声優」という文字が躍っていることや、デ・ビュー誌に「きら☆ぴか」インタビューが併載されたことで、ハロプロもこれらを視野に入れはじめてはいます。但し現在はマニア向けではなく、子供向けですが。
ただ、5年後あるいは10年後に「あ、そういうことだったのか!」って感じることがあったら、つまりそういうことなのかもしれませんね。