オカマ力

こんにちは
こっちに食いついてくるとは思わなかったよ(笑)。

嗣永桃子の過剰に少女的な振る舞いを「かわいい」と思っている人の多くの男は
私には「ただの男」として嗣永桃子が「かわいい」と言っているようににしか見えないのだが。
それは私の見誤りなのですか?

例えばグラビアアイドルを見る時に「この子と付き合いたいなあ」ってのはアリですよね?
でも「この子と友達になってプリクラ交換とかしたいな♪」って思いながら見ることは稀だろうし「この子(みたい)になってみたいな♪」っていうのはまず無いですよね。
「グラビアアイドル=異性向けタレント=アイドル」が前提では、どうしてもこのあたりで止まってしまいます。

一方、女性ファンの場合は「友達になりたい」「彼女みたいになりたい」という感性は自然なもので、これらは「共感」や「憧れ」といった言葉で表現できますが、男性の場合は通常「共感」や「憧れ」はありえません。

でも、果たして本当にそうなんでしょうか?

「桃子と付き合いたい」と言う高校生もいれば、「佐紀ちゃんになって桃子ちゃんと一緒にお風呂に入りたい」と思う大の大人もいるだろうし、「桃子ちゃんになりたい」と思っているおっさんもいるかもしれない。
この行動はある意味、プラトニックな愛の変化形ですから、ヲタ界隈では「童貞力」と言われているかも。でも、傍から見たらこの手の妄想は、前田健さんや坂本ちゃんみたく、オカマチックに見えちゃうでしょうね。いやこの方々はリアルすぎるか...藤井隆さんはどうですかね?...なので私は「オカマ力(おかまりょく)」と表現した次第です。

これはいい面だけではなく、良くない面も持っています。
度が過ぎると、ライブに女装してきたり、STKといった奇行に走るかもしれませんし、最悪の場合マーク・チャップマンのようになってしまいます。

ただ、つんく♂さんが一枚も二枚も上手なのは、携帯メールで彼女達によくアドバイスするそうなんですが、まあそれは仕事の一貫とはいえ、「俺が君だったらこうする」という気持ちが先走るからこそ、意志の疎通が上手くいくのだと思います。
そういったものがファンに伝わってくるから、「じゃあ俺だったらこうする」と、それぞれの世界観を描いていく...それがある種の醍醐味だったりするのです。

このあたりの感性を理解しないと、先に進めないかもしれません。但し「こいつらみんなそうなんだw」的な決めつけはいけません。

ハロプロ以外にも、アイドル育成シミュレーションゲームの世界にも類似する部分はありますし、萌え系作品や、果ては18禁コミックやゲームを作る側にもそういった感性が求められる気がします。
意外に「萌え」を構成する一部分なのかもしれません。コメントにもありますね。