いろいろ系

ちょっとフリートーク気味な感じですが、興味ある方はどうぞ。

けどろんさん。

もうちょっとソフトで健全なものが見たいという人にとっては、昨年からのハロプロキッズのソロ写真集攻勢やゲキハロでの演劇への挑戦は、好ましい動きと捉えられているかもしれません。

ええ。
前にも書いたかもしれませんが、ハロプロキッズの子のビジュアルって昔の少女ヌード写真集で人気のあったモデルっぽい雰囲気があります。少女ヌードには児童ポルノと児童エロチカ(Wikipedia)がありますが、当然ながら後者の雰囲気です。
一方、あの店で見たものは残念ながら前者の雰囲気に近いです。結局「見たいのは何?」「何がしたいの?」って考えるとね...

ただ一方で、私の周囲にいるU-15系中心の人たちって、ネット上でより深い話をしてみると、今は女優系中心のアイドル趣味活動だけれど、'90年代初頭までの歌手系アイドルに関してはちゃんとフォローしていて、その中の歌う子役アイドル(小川範子とか)から女優系へシフトしていった…という人がほとんどだったんです。

その人たちからすると、モーニング娘。はやはり自分がかつて好きだった「アイドル歌手」とはやはり別物である…という認識であり、その妹分として世に出てきているBerryz工房℃-uteも、つい聞かず嫌いをしてしまう人の方が、まだまだ多そうだなという印象があります。勿論、既にハマっている方もおられるのですが。

けどろんさんたちの「アイドル歌手」がいつの時代のものなのかはわかりませんが、もし1980年代(特に前半)のアイドル歌手であったら厳しいかもしれません。
私は全く逆の嗜好を持っていて、私は1970年代のアイドルが大好きだったのですが、1980年代前半のアイドル歌手は音楽性が没個性的で今ひとつ面白味を感じませんでした。それが一段落した1990年代あたりからまた面白くなりましたね。乙女塾とか、森高とか、TPDとか...んで、ハロプロもその流れの延長線上にあります。
なので(1990年代に抵抗感を持たれた人の中には)アイドル声優に乗り換えた方も結構いらっしゃったのでは?と思います。声優事務所「ラムズ」の社長さんが「1980年代アイドル路線を狙っていきたい」旨の発言をされていますので、未だにそういったニーズはあるのでしょうね。

気持ちは分かるんだけど、あの事務所って昔からドラマに関しては企画や組むスタッフの選定のツメが甘くて、結果的にコケてその責任をタレント側になすりつけられて終わる…を繰り返してるからね。

「責任をタレント側になすりつけられて終わる」ということが具体的に誰の何を表しているのかは記憶にありませんが、「ツメが甘い」については、例えば「オスカープロモーションの○○ちゃんがCDデビューするんだけど、あそこはツメが...」ってのと一緒です。これはどうしても業界最高水準と比較して考えるから。
私は以前から「とにかく場数をこなして欲しい」と考えています。業界最高水準の俳優事務所であっても傑作もあれば駄作もある。しかし数をこなすことによって必ず傑作が生まれる。でも「スポンサーが見つかったから映画でも作ろうかなあ」的な軽いモチベーションであれば、「中の下」より上にはまず行かないと思います。
あとは業界内の縄張りや仁義的なものもありますので、仲の良い事務所あたりと提携しつつ、あるいは 大沢あかねさんの逆パターンで専門の事務所にお願いする...みたいな方法じゃないとしばらくは難しいでしょうね。
あるいはかつてサンミュージックが展開した「天才子役」アイドル戦略から活路を見出すか...

でも、Wikipediaを見るまでは、声優デビューの方が実は「ユニット名未定」→Springs結成より早かったというのはほんと知りませんでした。

天使のしっぽ」は小林晃子さんと千葉紗子さんという南少(南青山少女歌劇団)出身の声優が出演していることもあり、子役声優として平野綾(東京児童劇団)と長谷川静香(ナンショーキッズ)と清水芽衣(?)*1スペクラのU-15が出演していました。カッコ内だけ読むと別事務所のようにみえますが、3名ともスペクラです(何しろ沢山おりますので)。確かにこちらが先ですね。当時アニヲタの友人から教えてもらいCDも購入しました。
内容はいわゆるメイドモノみたいな感じだったかな。
こちらに書いてある「Poco Bonita Carnaval〜リズム・DE・ウキウキ〜」は観に行きましたが、この方面の曲歌ったかなあ...あんまり記憶に無い(苦笑)。確かここで「ユニット名未定」(後のSprings)のユニット結成を発表した(あるいはフジテレビから「ユニット名未定さんへ」のお花があった)のは記憶しているのだけれど。

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ついでにこちらも。

まあ、ハロプロがいかに日本の流行歌史に対する基礎教養のない(そしてこの先も身につける気などない)人たちに支えられているかという事の証明ですよね(笑)。

これって「ハロプロファンは歌謡曲に関する知識が浅い」ってことが言いたいのでしょうか?
ファンの年齢層は幅広いですから、十把一絡げな例えはちょっと失礼だと思いますよ。

悪いけどこれは昭和歌謡と言われても仕方ないです。具体的な表現だと...そうだなあ...つんく♂さんはTHEポッシボー写真集では「菊池桃子写真集をモチーフにした」とのことですが、楽曲的にもちょっとそのあたり(ラ・ムーとか)に再びハマり出したかなあ...って気分にさせられて、私的には萎え萎えです。

って私も完璧なそれを持ち合わせている訳ではありませんが。だから洋楽の流行歌にまで遡って語れるいぬいぬさん(id:helloblog)が羨ましいわけですが…いやもう、ほんと勉強になってます(^^;)。

私はブリティッシュポップロックファンなので、例えばハードロックやヘビメタとか、プログレとかディスコミュージックなどは一般人レベルです。それと1990年代以降のダンスミュージックには疎いです。
まあただハロプロファンの多くは何らかの洋楽にハマった人が多いので、それぞれに得意分野を持つ私みたいな人(笑)が数人集まるとネタ本が出来そうですね。
何故洋楽ファンがハロプロにハマったかというと、つんく♂さんは、アイドルポップスを再構築する際に、そのルーツが筒美京平さんだってのを理解している上で、さらにその先のルーツにまで遡っているフシが感じられるからなんです。
ところが松田聖子さんや中森明菜さん以降のアイドルポップスは歌謡曲の中でやりくりしている。それだと私が最近割と良く使う「近親相姦」化してしまう。
今流行っているJ-POPも、海外に目が向いていそうな曲をやっていそうで、実際は自身のJ-POPフォーマットに溺れてしまっている気がする(理論的じゃなくてあくまでも私の直感だけどね)。これだけだとハロプロは5年と保たなかったでしょうね。

つまり「昭和歌謡」云々っていうのは、そのあたりを直感的に気にし出しはじめて、警告を発しているのかもしれません。

ハロプロはライブ中心だから、あくまでも曲のバリエーションを増やしていく時期であれば、このようなノスタルジックな曲も楽しいけれど、この系統がラインナップ中心になるとファンは確実に減ります。過去にあった「フォークソング企画」が盛り上がらなかったのと同様に。

*1:調べたら「スペースクラフトジュニア部」とありますね。