地下アイドルについて

ハッチマンさんが地下の考察を深めているので、俺も考えちゃおう☆カナ
俺も地下に潜ろうっと(苦笑)。

現在の(ハロプロを除く)アイドル歌手の分野において、インディーズ(レーベル)→メジャー(レーベル)っていう流れは絶望的とゆいたいです。年齢的にもアイドルとしての旬を過ぎてしまい、またインディーズでいることに満足してしまうことなどからです。
ただインディーズからアニメ方面へ移行して成功した方は何人かいます。が、一般市民から見れば知らない世界ではありますよね。

ただマイナー(人気)→メジャー(人気)という道筋はあります。
1990年代には大きな流れが二つあって、まずは1989年末から1990年にデビューした90年組の人達。今でも第一線で活躍されているのは三浦理恵子永作博美和久井映見篠原涼子加藤貴子高橋由美子桜井幸子といったところです。歌謡番組撤退のあおりを受けて歌手としては一般ウケしませんでしたが、素材の良さもあって大切に育てられたんだろうなあ。
それと1993〜4年頃の子。浜崎あゆみ持田香織(当時:持田かおり)、大橋利恵、三宅亜依、望月菜々といったアイドルたちがavexで再生されて再デビューしました。この頃になるとJ-POPも歌えるアイドル歌手的な流れが自然に生まれていました。
(三つめの大きな流れは、アイドル歌手のイメージが声優にエクスポートされていった...という流れですが、これは今回は割愛します。)

このような二つの大きな流れは、アイドル歌手市場が沈んでしまっていた証拠でもあり、乙女塾系アイドルユニットが活動を停止してしまう1995年頃になると、古くから続く「(CM→)ドラマ・映画→CDデビュー」というアイドル女優ルート以外はアイドルポップスが成り立たなくなってしまいます。
プレアイドルという言葉は1991〜2年頃からあったと思いますが、当時は正にCDデビュー前夜の子達を指していました。が、1995年あたりではもう専業アイドル歌手ではメジャーレーベルでリリースが困難になってしまったことと、当時CD-ROMなどの影響からかCDの製造が安価になってきたことで、小規模な事務所のアイドル歌手がマニア向け市場に増加し、それらもプレアイドルと呼ぶようになり、「地下」「インディーズ」などと呼称を変えつつ現在に至ります。

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それをふまえて。Aiai Music Carnivalは(メジャーレーベルからリリースしている)マイナーなアイドル、インディーズアイドル、地方アイドルを紹介する番組ですが、放送局が深夜にAVを流しちゃうこともあって、総じて地下アイドル番組的イメージが強いですね。
現在の『地下アイドル』は『秋葉原や四谷周辺などを主な活動の場とする売れないアイドル歌手全般』となっちゃってます。これを広義としますが、狭義は『メジャーレーベルに所属していない歌手の内、過去のアイドルのカバーライブなどを主体とした活動をしている者』だと思います。わかりやすい例で表現すると「昔からビートルズが大好きで、それが高じてコピーバンドを作り、今ではプロとしてビートルズバーやライブハウスで定期的に演奏しています。」のアイドル版です。数年前のTBS「ニュース23」の地下アイドル特集(!)に登場した方もそんな感じだったです。プロレスに例えると学生プロレスからプロになっちゃった人がそれに近いですかね。
んで、つんく♂さん経由でTHE ポッシボーを眺めると、どうしても「やっぱり俺って昔のアイドルが大好きな人だから、この機会に遊びでそれっぽいの作ってみるかな。使える駒も増えてきたし、金も余ってるしwww」って見えちゃうので「やっぱポッシは『地下アイドル』だよなあ」っつーことになるのかもしれませんが、重要なのは当人達の意志なんです。

そう考えると、ポッシボーメンバーを現状で満足させていいのかどうか?...ということになりますが、ハロプロはSODと一緒で(笑)、デビュー時がピークではなく、その後人気が出ていくという流れがあります。よって、やがてこのメンバーでは石丸電気では出来なくなってしまう日が訪れます。そうすると二つの流れが出てくると思うんですよね。『メンバーを入れ替えながらやっていく』か『次のユニットを作る』かです。要はエッグという人材バンクを『人』単位に扱っている(グラビアアイドル→人気タレントに良くある手段で、下積みをさせて本人のタレント適性を判断するみたいな感じ)のか、『ユニット』単位に扱っている(℃-uteもこの手法に近い)のかなのですが、まあどちらに転んでも結果オーライならばOKだと思います。