時東ぁみ/「妹メガネっ娘♀・姉貴分メガネっ娘♀オーディション!!」(その2)

TNX関連続けます。

続き

ゆめりあさん。

まず彼女に対して「あざとい」っていう意味が今ひとつつかめないんだけど、どうなんでしょ?
私は彼女個人に関してはそうは感じません。ただ成功のベクトルをどちらに向けるかで「あざとい」感じには見えちゃうかもしれないですね。彼女の大雑把な評価ポイントは「CDセールスなどで石丸電気の売上アップに貢献したか」と「テレビタレントとして知名度がアップしたか」ですが、前者に限って言えば、むしろ試行錯誤感が強く、コメントにあるように成功とは言えない状況だとは思います。
その一方で後者が成功する可能性は充分にありえます。眼鏡っ娘萌え〜な方々からは「こんなの『眼鏡っ娘』じゃない」となりますが、成功した者勝ちの世界だから良いんじゃないですかね。

で、募集要項の…

つんく♂オススメのメガネをかけたい女の子

というのは大変ぁゃιぃのですけど…どぉなんでしょ?(激苦笑)

きっと、業界タイアップとかあるんでしょうねえ。つーわけでこの辺で(笑)。

いや、「この辺で」じゃあダメか(苦笑)。
ついでだから書いておきます。

ファッションに精神性が宿っていることで共感を生む...ってのはどんなジャンルでもありますよね。高校時代に松田優作に憧れていたり、ちょっと下でもツッパリだった世代が中年になり「ちょいワルオヤジ」に転身しつつあります。まあアレはスタイルから入るにせよ、ファッション=スピリットでつながりがあるからわかりやすいですよね。

そう考えると『眼鏡っ娘』も一緒なんです。ただ最初に眼鏡ありきではなく「真面目な子」とか「ちょっとサブカル好きな子」というスピリットがビジュアルに浮き出てきているだけの話で、その判りやすいキーワードが「眼鏡」なんです。
なぜそういう話が出来るかというと、嫁が元眼鏡っ娘だから(苦笑)。
んで、今は猫も杓子も同じファッションという時代ではありませんので、大抵の子は『スピリット=ファッションやメイク』ですから、ビジュアルを見るだけである程度の判断は可能です。いい時代だ(苦笑)。

で、話を整理しますと、「萌え」はスピリット先行で「フェチ*1」はビジュアル先行です。
「フェチ」な方々はまず「巨乳」とか「美脚」ありきで、その中で性格が自分とフィットしている子をチョイスしていきます。ライトなグラドルファンはこの傾向が強いと思います(マニアになると事務所推しなどのウエイトが高くなるのでその限りではなくなると思いますが)。結婚に例えると見合いや合コン的ですね。
その一方で「萌え」な方々は、ある限定された世界に集まる同志的な集団の中のから自分の好みにあった子をチョイスする傾向があります。代表的なものは女子高や富豪の超大邸宅とか(笑)。結婚に例えると幼なじみとか社内恋愛的ですね。今のハロプロはこちらです。ゆめりあさんから見るとハロヲタは視野が狭いと感じるかもしれませんが、そもそもそういう問題ではないんです。

つーことで、つんく♂さんが社内恋愛ではなく見合いで結婚したのは、ある種の正常なバランスが働いたものなのかもしれません。これはもうひとつの「萌え」の根本であるプラトニックな関係を保つ為なのだと思いますが...つーか、今回はそういう話じゃないな(苦笑)。

まあただ無理に「萌え」化するより、現状の「フェチ」にこだわるのも手ですね。一般的にはその方がウケるかもしれません。要はオカマキャラ的な売り方で押し通す方法もありだということです。ただ野田社長の「俺はグラビアの女の子に服を着せていくのが仕事」流に考えると、眼鏡にこだわり過ぎちゃうのは危険ですね。
なので私的には内面的なアドバンテージを磨いていって欲しいところです。ただ彼女は優等生キャラでも無口キャラでもない。なのでオタク化するしかないのかなあ...それは出来ますか?...って誰に言っているんだか(苦笑)。

ちなみにWikipediaでは、確か最初『眼鏡っ娘』だったタイトルが『眼鏡フェチ』になって、さらに最近『眼鏡キャラクター』になっちゃってます。やはりそういう部分で揺らいでいるのでしょうね。専門家筋でもこの有様だから、難しいジャンルではあります。

*1:ここでいうフェチは俗称としての嗜好性を示すものであり、本来の意味である「性的な欲求を伴うもの」だけに限定しておりません。