鈴木愛理に何を歌わせたいか(洋楽編)(その2)

続き

このコラムを書いていて気がついたことがひとつ。
iTSのリンクURLって、例えば日本と米国で同じアルバムの同じ曲があった場合、同じURLになるんです。なので同じ海外の方に曲を紹介する際に、それぞれの国のURLを羅列する必要は無さそうです。
ということは、ブツはどこかで一元(あるいは分散)管理されていて、表示するしないはデータベース上だけの問題なのかなあ...システム的にはそう思えてしまいます。なので海外進出って、著作権などの問題がクリア出きれば後は題名の英訳や宣伝コピーだけで、簡単かもしれないですね。

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ハッチマンさん。

洋楽に的を絞った理由ですが。

まず、iTSで検索するといろんな人がカヴァーしていることが判り、深く愛されている曲ほどカヴァーも多いことに気がつくと思います。これはカラオケ文化が発達しすぎた邦楽にはあまり無い傾向ですね。ハロコンではお互いのヒットチューンを楽しそうに歌っていますし、ジャニーズも「ブルドッグ」などのフォーリーブスの曲が登竜門的な感じになっていますが、それはごく当たり前の事で、それを世間ではカラオケ大会なんて表現していますが、その例えはちょっと格好悪い気もします。

それと、そのカヴァーで自分の色を出しているひともいれば、きっちりオリジナルに忠実に歌おうとする人もいる。これは好みが別れる部分ですのでどちらも否定しませんが、要は自由に歌っていいんだということを感じて欲しいんです。

もうひとつ、オリジナルの殆どはティーンズ歌手だと思います。それが大人になっても歌えるっていいですよね。そのあたりつんく♂さんも考えているかもしれません。例えばアレンジを安易に最新ヒットチューンっぽくせずに、あえてレトロっぽくしています。こうすることでアレンジが風化しなくて済みます*1。ただ、歌詞はちょっと大人びた感じもあれば、同世代のものもあったりして、将来的に歌えない曲がありそうです。ただそれは先ほど書いたように次の世代が歌えば良いですよね。小川紗季cとか岡井明日菜cとか関根cとかが。

ついでに話すと、男性の歌っている曲は選びませんでした。というのも元々女性が歌っている曲を男性が歌う場合、歌詞を変えてしまうことがありますし、それは容認されています。ビートルズでもガールグループのカヴァーはタイトルが変ってしまっている曲がありますね。なので「女心を男が歌う」なんてのは気持ち悪く感じるんじゃないかな。その逆(男→女)もしかりです。

とまあ、そんな感じですが、邦楽編なんて考えていなかったよ(苦笑)。
邦楽の場合はそのアーティストのイメージにがっちり固めてくるので、難しい部分はありますね(ex.「センチメンタル・ジャーニー」)。というのも洋楽が「カーレイディオで気持ちの良い曲を聴きたい」がメインなのに対し、邦楽の場合は(大分薄れてきたとはいえ)テレビ文化で、例えばナツメロ番組でも本人様御登場じゃないとダメで、これが語り継がれる名曲を少なくしている原因なのかもしれないですね。

そうだなあ...なるべく昔の曲を歌わせたいけど、アイドルにするか、フォークニューミュージックにするか、それともお色気ムンムン歌謡にするか、コミックソングにするか大雑把に決めたいかな。

『ひなびた温泉宿の個室露天風呂が似合うNo.1 U-15アイドル』の須藤茉麻cだったら藤圭子とか梶芽衣子とか歌わすんだけどねえ。『ディズニーのぬいぐるみさんに囲まれている姿が似合うNo.1 U-15アイドル』の愛理cだとどうなるかだよな。

梨沙子cだったら、昔のアイドル担当ディレクターならばちょっと子供の誘惑感を出したものを歌わせたい(ex.山口百恵中森明菜)のかもしんないけど、逆に超王道路線がいいですね。こういう路線は渡辺美奈代さん以降途絶えてますしね。ちなみに田中れいなcもその路線に近いかな。

めぐだったら「愛の水中花」だったろうなあ。ただ雅cは無理でしょ、だって恥ずかしがっちゃうから。でも「お仕事だからがんばんなきゃ」っていう心の揺らぎが画面に出てくると、結構きますよね♪

*1:アレンジスレの人気不人気はそのあたりの上手・下手も含んでいるのかなと感じます。