THE ポッシボー/販売戦略を振り返って

ハッチマンさん。
コメントで済まそうと思いましたが、長くなったのでこっちに書きます。
申し訳ない。

C/Wを表題曲というかいわゆるA面扱いにしたほうがいいと思う。

もし、つんくプロデュースに神通力があった時代(2000年頃)であれば、つんく♂プロデュースを前面に押し出すことはありだと思うし、目立つと思うんだけれども、秋葉原の脳内が肥えた連中に売ろうという気持ちがあるのであればそっちのほうがいいと思うなぁ。

脳内が肥えまくっている俺がやってきましたよ...って、そちらに書かないと意味のないセリフだな(苦笑)。
されはともかく、ロートルな俺ですらキャンディーズのデビュー時はまだ小学生でしたので、かつて「全キャン連」に入っていたハロヲタさんはほぼ皆無だと思います(いたらごめんね)。それでも「あなたに夢中」をO-EASTで観て涙が出そうになりましたよ。つーかノッていたのは、ほぼ俺だけだった様な(苦笑)。アイドルポップスの黎明期の曲だけど、いい曲だから新鮮な気持ちで接してくれたらいいですね。

そもそも秋元康みたいな人がそういうことをやっているのであれば理解できるけれども、つんくは現役の歌手なのだから自分の作った皿がCD型握手券になるという感覚に拒否感とか反発を持って欲しいんだよな。

今回の握手会戦略について。
愛の種」のCDショップや有線回りみたく「俺も昔こうやって売ってきたんだ。ここから何かを学んで欲しい」的なコンセプトがあるのかもかもしれないけれども、そういったものは一切見えてこないし(見えてくる必要があるのかも含めて見えてこない)、彼女達は「○○枚売れればメジャーデビュー」といった背水の陣でここに居るわけでもなく、(秋元康氏っぽく表現すると)放課後の延長線上なのかもしれません。
なので「可愛く演出すればみんなバター*1してくれるwww」って思い込んじゃっていたらまずいかも。そういう子は現状より辛い状況が出ると間違いなくこの業界から消えると思います。だって今が一番楽しいよね?

つんく(もっと言えばハロー!プロジェクト)という名前だけで本来のU-15ヲタには拒絶感あるはずなので勿体無いと思う。

確かにそういう人はいます。8月に行われた「うち水っ娘大集合」レポでもそういうのは見かけました。「もう二度と来るな」みたいなのを。ただどちらかと言えばU15というより、アキバ系ヲタさんなのかな。
(でもヲタ芸って、ハロプロよりアキバ系現場の方が盛んのような気がしてならないんだけどなあ...)
ただ、ハロプロだから嫌ではなく、自分達のフィールドに来てくれないから興味がもてない(話題についていけない)ってことかもしれないですね。
最近コアなアニメイベントに顔を出しまくっている富田麻帆ちゃんは野田社長率いるサンズ所属ですけど、ライブを見たところ事務所が嫌いだから応援しないっていう雰囲気は感じなかったです。ただカレッツァのシャツを着てくる人は見当たらなかったので、相互乗り入れ的な方は実際は然程いないのかもしれないですね。

ポッシボー秋葉原で活動している以上、『今秋葉原で人気沸騰』感を出したいですよね。ハロヲタは人口が多い方なので、秋葉原の小さな箱だと℃-uteイベ参加者数(1日分)の1/6程度が借り出されればテレビ的には大ブームが演出可能です。まあ傍から見たらアキバ系ヲタもハロヲタも一緒ですので(笑)。で、既にこの条件はクリアしていますが、リアルな意味で秋葉原に浸透しているか?と言われれば、そうではないと感じるかもしれません。

ただ「アキバ系ヲタが総て『メイド喫茶』にハマっているか?」と聞かれれば、そうではないのと一緒で、最初から切り捨ててもいいのかもしれないです。久住小春は子供向けアニメだからOKな部分があって、これが深夜アニメだと「終わったなwww」って感じる方も少なくないと思います。ハロプロはそういった部分で「媚びないからイイ!」って感じている方もいらっしゃると思うので、難しい部分ではありますね。そういう連中と話し合わないでしょうから。

ただこれだけメンバーに多様性があるのですから、そういうタイプの支持層もあって損は無いかなとは思いますけどね。どっちなんだと言われちゃいそうだけどね(笑)。

まあ、そういうことが予測できたので、アキバ系ヲタメインの「うち水っ娘大集合」ではハロプロ臭を極力押さえる為に、こちらからはなるべく告知しないようにしたのですが...まさかプロデューサーがそのマーケットに興味を示さない人だとは思わなかったです(大泣)。

*1:握手会で何度も握手を繰り返すこと。比較的古くからあるアイドルファン用語なので、ハロプロファン界隈では馴染みは薄いかも。