地下アイドル

最近私の周辺でも良く聞かれるようになった「地下アイドル」という言葉、元々は当時インディーズレーベルのアイドルたちを「プレアイドル」と呼んでいた頃に、永らくそのジャンルを引っ張ってきた「アルテミスプロモーション」の社長、野間真氏が好んで使用していたことにより、マイナーアイドルシーンで徐々に知られるようになったのが最初期だと思います。
発祥時期はわかりませんが、2000年前後だろうと思われます。それほど古い言葉ではありません。
(「プレアイドル」も発祥が1990年代初頭で、それが専業化するのが1990年代の中盤〜後半ですから、それほど古いジャンルではないと思います。)

当事者の定義はこんな感じです。

 まず、ここで「地下アイドル」とはいったいなんぞや、ということに触れておかなければなりません。ここでいうアイドルとは歌を歌っているアイドル、昔から使われているアイドルの定義に近いものです。そして 「 地下」とは彼女たちの歌っている場所、すなわちライブハウスや小ホールを指します。地下にあるライブハウスが多いから、というのもありますし、地上波に対して「地下メディア」という意味合いも兼ねているのでしょう。つまり、「地下アイドル」とはテレビでは歌わない、歌うことができない、でもライブハウスなどで歌っている女の子たちを総称する表現、ということができます。

当時の私の認識は「ちっちゃいライブハウスは地下が多く、そこを好んで使用していたから」だったので、まあ当ってるのかな!?
でも当時は「プレアイドル」の方がまだまだ通用する言葉だったと思います。

その後この言葉がメジャー化した経緯は知りませんが、現在この言葉によってスポットライトを浴びているのは主にアキバ系アイドル。なのでハロプロファンもこの言葉を普通に使用するようになってきましたね。但し多くの場合は蔑称としてですが。