U-15いろいろ

高橋愛のソロ曲のCD化希望なハッチマンさんへ。

死ぬほど長いよ(笑)。

「BOMB!」はアイドル冬の時代でもアイドル歌手を諦めずに扱っていたので、その敬意を表してハロプロの誰かで一度特集を組めば良いのにねえ...という想いはあるのですが...つーか、いくら私が想っていても意味ないですけどね(笑)。
まあでも今の読者はそういう歴史を知らないでしょうから、難しい側面もありますね。そう言えば「BOMB!」が歌わないアイドルをメインにしたのっていつからなんだろう?...「雛型あきこ」の頃かなあ...でもあの子は後にCDデビューするからなあ。そうすると、(俺が買わなくなった頃に出始めた)浜崎あゆみサンミュージック時代あたりかもしれませんね。一時期は高値で取引されていた様ですが、今はどうなんだろうねえ?

U-15ヲタには、ハローは著しく評判が芳しくない旨の話を聞いたことがありますけど、℃-uteに対するチャンネルを増やすことにもなりますしね。

「著しく評判が芳しくない」については、まずは縄張りの問題なのかもしれません。
ハロヲタって人数だけはやたらと多いので(笑)、せっかくコツコツと溜めたノウハウや世界観が吹き飛ばされるのはちょっとねえ...って危機感もあるでしょうし。

その彼等が大好きなU-15の活躍の場は概ね「CMや雑誌のモデル」や「ドラマや教育番組の子役」なので、こちらから見るとひたすら可愛い子や綺麗な子がもてはやされる傾向がありますよね。ピュアピュアとかに目を通すと「ハロー!よりも美少女じゃんwww」なんて子が結構います...でも、綺麗だからといって、必ずしも将来を約束されているわけじゃあないんですよね。
一方、歌手でも役者でも16歳から伸びてくる子って、意外にU-15ファンからそれほど注目を浴びていなかった子だったりするんじゃないかなあ。私は意外にそういう子の方が好きだったりするので、その方面の知人に「この子が伸びるよ」と言うたび「エー!」って言われがちなんですけど、その後の活躍をみると、やっぱり嬉しいですよね。
(実は「BOMB!」の今月号の表紙の子がその一人だったりします(苦笑)。)

ただ、前にもちょっと書いたかもしれませんが、歌手はルックス的に『心地よいキャッチーさ』を兼ね備えている顔の子じゃないと売れません。『3分で勝負できる顔』じゃないとダメです。U-15に良くあるステレオタイプの美少女って直ぐに顔を忘れますよね。同様に「胸が大きいことは覚えているんだけど顔が思い出せないwww」なんてグラビアアイドルも多いです。
なので、ハロプロファンとU-15ファンの求めるものはかなり違います。

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さらに。

メジャー的な存在になれば利害関係も大きく絡みますけど、今は逆に他の媒体に出ても問題ないわけで。

℃-uteはまだまだメジャーの域には達してませんが、アップフロントはメジャーなので、そこが厄介だったりします(笑)。
よく「UFAは所属タレントの面倒見が良い」という評判がありますけど、その他にも「波風立てるような仕事の取り方はしない」ということもありますよね。これは良いことなんだけど歯がゆい部分でもある(苦笑)。

U-15の主な仕事は前述しましたが、意外なほど大手もそこに参入しています。
とりあえずローティーンファッション誌のモデルとしてキャリアをスタートした子が、16歳以上になってもタレント活動に結び付けることが出来そうな事務所をピックアップします。

順番はお薦め順。

レプロエンタテインメントの「レプロジェイクラス
音事協系事務所。
「BOMB!」今月号表紙の新垣結衣の所属事務所です。
彼女が以前在籍していたU-15(キッズ)カテゴリは「ジェイクラス」と呼ばれており、質の高さではここが文句無しのトップクラスです。
現役「おはガール」が2名おります。「天てれ」出演者もおりますので、子供にとっても憧れの事務所でしょうね。
美少女タイプやキャッチーな顔の子などのバランスが良いので、U-15ファンでこの事務所のファンは多いと思います。「ここから誰がブレイクしそうかなあw」って考えつつ(将来の)答えと照らし合わせるとアイドルヲタ能力が相当鍛えられると思います。
一応ここは最終的には女優を目指す事務所で、人生ゲームの「ストップ!決算日!」みたいなものはやがて訪れるでしょうが、そこまでに悔いが残らないように頑張ってほしいですね。
オフィシャルサイトも(FLASHなどの)余計なギミック無しのシンプルなもので、色使いも清潔感にあふれ、非常に好感が持てます。これだけでも娘を丁寧にしてくれそうだって気になりますよね。
読者モデル出身であろうが、生え抜きであろうが実力のある子をプッシュしてくれるところもいいですね。

2006.07.12現在のハロプロのU-15のレベルはこの位置です。レプロと同率首位的な感じかな。ハロプロファンとU-15ファン双方からブーイングが出そうですが(笑)。

スペースクラフト
音制連系事務所。
サイトリニューアル中でわからんちんかもしれないですが(トピックス見た方がいいかも)、モデルや劇団などのセクションがあり、女優やアニメ方面(声優・歌手)といったその子にあわせたステップアップができることが最大の強みです。モデル方面のステップアップ組の代表格は栗山千明で、劇団系のステップアップ組の代表格は(先日「HEY!HEY!HEY!」にも出演した)現声優の平野綾です。
それとアップフロントに負けず劣らず粘り強い印象もあります。それと所属タレントのファンに対する接し方も良い印象があります。結構好きな事務所のひとつですね。
一時期は「nicola」誌のモデルも多かったのですが、現在は「ラブベリー」誌のモデルが多いですね。岩田さゆりもそう。
Nansho Kids(ナンショーキッズ)→ハロプロキッズや、南青山少女歌劇団ハロプロエッグの演劇集団化(笑)など参考にしている部分も多少あるのかもしれませんなあ。>某事務所
とにかく先取り感はめちゃくちゃ早いです。ハロプロがキッズオーディションをやっていた頃、Nansho Kidsは既にこんなことをやっておりました。こんなことも。最盛期にオリコン8位までいったBON-BON BLANCOも(一人を除いて)Nansho Kids出身ユニットです。
今でも地道にやっていれば、ハロプロと並んでキッズアイドルシーンを盛上げることが出来たのかもしれません。

イトーカンパニー
音事協系事務所。
プロフィールの下の方に何名かモデルもやっている子がいます。現在は「nicola」と「ラブベリー」なのかな。
Jr.のオフショット」なるページもあります。
ここもいい事務所ですね。結構いい仕事が来ます。

もし自分に娘がいて、この世界を真剣に目指したいのなら、娘に薦めるのはこのあたりまで(つーか、そういうお薦め順だったのね(笑)。)。
まだまだ続きます。

タンバリンアーティスツ
ここは純粋なモデル事務所で、学研との繋がりがとても強く、ほぼ「ピチレモン」モデルです。
最大手の読者数を誇る雑誌の全国規模のオーディションで勝ち残った面々のキャッチーさはハロプロ並に高く、ルックスはバラエティーに富んでいて*1、さらに所属モデルが伸び伸びとやっている感が強くて、お気に入りの事務所のひとつなんですが、タレントとしての実績がこれからな事務所なので、今後の力量が問われるところではありますね。それがクリア出来れば間違いなく、ここも候補に入ります。

プロダクション尾木
音事協系事務所。
ついでに(笑)。
UFWに関わっていることもあり、(資本提携は無いにせよ)アップフロントとは割とつながりの深い事務所ですが、ここにも将来有望なU-15の子がいます。それは「天てれ」でメロン記念日と共演したこともある美少女の中の美少女、篠原愛実なのですが、この子もアップフロント同様ファッション誌モデルの仕事をしてないんだよなあ。 でもそんなことお構いなしで責任持ってきちんと育て上げるでしょうね。
つーか、社長が「UFWから歌手デビューさせるかw」みたいな話になったら、どさくさに紛れてハロプロ入りとか希望(笑)。
サイトの作りは凝っていて可愛いですが、シンプルなページも欲しいところですね。

先駆舎
吉本興業と関係の深い会社。
nicolaモデル多し。
関西在住の美少女が自慢(笑)。岡本玲ってひたすらかわゆい。
まあ放っておいても事務所パワーでそこそこ活躍するのではないかと。
もし私が関西在住者ならここも候補に入りますね。

松竹芸能
音事協系事務所。
キッズ部門あり。
モデルもいますよ。nicolaの尾崎彩香ちゃん大好き(苦笑)。

アミューズ
音制連系事務所。
音楽に関する実績は素晴らしいのですが、ローティーンファッション誌出身タレントをグラビアアイドル化したり、ハロプロみたいなプロジェクトを作っては頓挫させたりと、こと女子に関してはなかなかの試行錯誤感が味わえます。
(スターダスト化する途中なのかもしれません。)
ただその隙に上野樹里村川絵梨といった純朴さや懐かしさを感じさせる女優さんが順調に育っていますね。
(まあ富田靖子から脈打つ得意形ではあるのですが...)
アミューズモデルス」(URL)というモデル部門あり。このあたりの子を上手く次のステージへ繋げさせることが今後の課題でしょうね。
いい事務所なんですけどねえ。ちょっと今は預けられないや。

ムーン・ザ・チャイルド
音事協系事務所。
モデル志向の強いタレント事務所といったところでしょうか。
プロフィールは有名どころだろうが駆け出しの子であろうが「カタログ」の中に全員入っています。
なので誰をネクストブレイクとしてプッシュしているのかがわかんないです。
ジュニアモデル」「新人紹介」といったページもありますが、もっともっと素材のいい子が沢山いるような気がします。

ヴィジョンファクトリー
avex系列。
元SPEEDメンバーの事務所でHINOIチームなども所属。現在は「ラブベリー」誌のモデルも多いですね。ここは私の好きな素材の子もおりますが、残念ながらここも将来像(彼女達が大人になったらどうするの?)があまり見えてこないです。
勿体無いよなあ。

スターダストプロモーション
音制連系事務所。
ここも結構ローティンファッション誌にモデルを供給しています。男性モデルも多し。
色んな部署があるようですが、ここここあたりなのかな?...というかなんか整理出来ていない感じ。
桜っ子クラブさくら組」の時代はアップフロントらと一緒に頑張っていた感もありますけど、それは遠い過去の話...
この事務所の強みは有望な子の見極め方が素早いことです。全国へアンテナを張り巡らしているようです。他社からの移籍組もいます。
例外もいらっしゃるでしょうが基本的には二枚目(美男美女)志向の強い事務所なので、シビアな答えを求められる傾向が強いです。それは多分に子役レベルからそうなのかもしれないです。なのでこの事務所の子のファンになると相当辛いかも。
ただ、音楽を目指そうという子だったらもうちょっと伸び伸び感はありますね。まあスタダ特有の窮屈過ぎるアーティストイメージが邪魔をしてアイドルだと売れないでしょうけど。

研音
音事協系事務所。
昔は研ナオコ浅野ゆう子中森明菜などの歌手メインの事務所だったのですが役者中心に路線変更し、今に至ります。
スターダストよりもさらにシビアで、最近では移籍獲得に熱心なご様子。今回、移籍組のひとり榮倉奈々が主役のドラマがスタートしますが、共演の加藤ローサも今月1日付で研音に移籍しています(苦笑)。その一方で、現在ローティーンファッション誌でめぼしい活躍をしている子はいません。どちらかといえば受け皿な存在に特化しつつあります。
アーティストに優れたアイドルポップスマインドを持っている方が数名いらっしゃるのに、自社のタイアップ戦略&移籍戦略に縛られていて可愛そ過ぎます(苦笑)。

(研音と同様に、ボックスコーポレーションとかスウィートパワーとかトップコートあたり(の大人志向の強い事務所)も、スカウトがやり難くなっている現状では、そういう流れになりつつあるのかなあ...そんな気もしてきます...)

オスカープロモーション
ここはモデルはモデル、タレントはタレントという傾向があります(というか単に目が行き届かないのかも)。
オーディション系掲示板の「国民的美少女オーディション」のスレッドをみると「私、ここの所属なんだけど改めて国美を受けますw」的なネタなのか実話なのかわからん話題が何度となく登場します。
(これは他社の事務所直営スクール生でもあることなので、色眼鏡で見るべき話でもありませんが...)
それと、社長の好みが単一的なのか、人数が多すぎるのか、この子はイケる!!!と思った子が簡単に埋もれてしまう事務所でもありますね。

以上。

アップフロントも、もしハロプロが存在しなかったら、スターダストあるいは研音を目指しつつも、アミューズみたいになっちゃっていた気がします。いや、根っからの音楽バカ一代が集まっている素敵な事務所だからそういうことすらありえないか(苦笑)。

ただ現状でも女の子を沢山抱えると歌手オンリーでは辛いですから、何がしかの方面に手を広げることが必要ではありますね。なのでこのあたりの会社の動向を見ておくと、今後の動向がある程度占えるかもしれない...いや、常識的に考えると占えるんだろうけど、実は私にもさっぱりわかりません(笑)。いつもハワイにいるY会長の気まぐれひとつなのかもしれないですよねえ(苦笑)。

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ここまで読んでお気づきになられたかもしれませんが、子役劇団系やモデルエージェント事務所は省略しています。ここまでおさえると立派なU-15ファンですが、移籍される(買われていく)方でもあるので、そうすると地方の事務所はどうだとか、タレントスクールはどうだとか、話がどんどん広がっちゃいます。なので中級者以上向けかな。
また、ウチはリアルキッズの女の子も読んでいますので、お兄ちゃん向けの活動がメインな事務所も除いています。つーか、「ハロプロキッズもお兄ちゃん向けだろwww」って言われれば返す言葉が直ぐには出てこない(笑)ので、メジャーな仕事がいかにこなせるかが今後のカギではありますね。

U-15ファンの悩みは、その子がブレイクするか?ということですよね。
モデル→俳優系の事務所の場合は、ピンの活動がメインということもあり、お呼びでないほとんどの子はやがて消えちゃいます。でもその中でも捨てるには勿体無いって子もいるんですよね。
移籍組の多い大手事務所はそういう意味で効率よくピックアップしていきたい、また中小の事務所は将来有望な子をあえて移籍させることでステップアップをさせてあげたいといった、双方の思惑が一致した結果だと思います。ある意味スポーツ選手ライクになってきましたねえ。

将来ブレイクするU-15の子を見分ける方法は意外に簡単です。ユニークな存在であること、(世間に対する)消耗度が低いこと、今がピークでないこと、安定感が高いこと、吸収性に富んでいること、性格的にいい子であることです。
あとはその仕事の内容やターゲット層の年齢性別を加味していけば、欲しいアイドルは見つかると思います。

ハロプロをはじめとするアイドル歌手の場合、歌手がすなわち目標なので、絞り込む(切り捨てる)ことはもう既にオーディションで行ってますから、後はどこにピークを持ってくるかだけなんですよね。そういう意味では(タレントエージェント事務所系タレントファンより)気は楽です。
Berryz工房がチャートアクションと比較してメディア露出度が低いと感じるのはそのあたりの読みがあるのかもしれません。℃-uteはさらにそれが徹底してますね。

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さてさて、やっと本題(笑)...

そして、神がかり的になかさきちゃんの写真がカワイイ。いや、元々カワイイんですけど、こういう他所様のフィールド(勿論完全アウェイというわけではないにしても)に進出した場合、村上と鈴木のアドバンテージは吹き飛びます。ついでに写真写りが悪い矢島も除外しておいて問題なし(泣

村上&鈴木は、歌手として必要なユニークさを持っていますので心配はしてないです。

で、懸案事項の中島早貴ですが(笑)。
彼女特有のオジサマキラーな光線を出しまくっているのか、彼女が一番可愛く写る場面が多くなってきましたよね。でも、それってマニア的には悩みの種です。
彼女は一見して天然にみえますが、とても研究熱心な子です。なので色んな小技を駆使しつつ、典型的なU-15ファン向けアイドルになってしまう危険性が高いです。
理想としては、今後もあまり消耗度が高くないまま高校生〜大学生以上になり、その時に今の『幼さ』溢れる可愛いらしさや、可能であれば理想形に近いあの『幼児体型』ぶりをもキープしてくれれば最高です。俺が(笑)。

*1:オーディションの選考は編集部員が直接参加しているようなので、バラエティさはそこで発揮されているようです。