バッシングと批判の違いについて(その4)

ゆめりあさんからご返事を頂きました。

ヲタ芸きんもーっ☆」に象徴されるような茶化した書き方だったので、よくあるキモヲタへのバッシングネタかと思いましたが、同僚さんの罵詈雑言は単なるバッシングだけではなさそうです。

前述の同僚もヲタ芸をやっている人から何回も体をぶつけられたにも関わらず謝罪は一切無かったと言っていますので、それはマズイのではないかと。

なんでそれを先に書かないのかなあ。こういった具体的な状況があるのとないのでは批判とバッシングくらいの差がありますからねえ。要は不快害虫を目撃したというレベルではなく、その虫に刺されちゃったのですか。
以下は批判モードで対処いたします。

なるほど、確かにそれはマズいとは思います。本来ならば謝るべきだと思います。

が。
現実的な話をすると、現場は黙っていても謝ってくれる様な状況下ではありません。
例えば女性や子供ならば隣も遠慮すると思いますし、ちょっとでも触れようものなら直ぐに謝ってくれるはすです。
ただし、同僚さんの様な30歳代の男性は決して少数派ではないので、ファミリー客(つまりお父さん)以外はほぼ100%ファンだと認定されてしまい「遠慮がなくなる」という現実があります。お隣がそういったライブに行き慣れているのか、初心者なのかということは見た目では判断するのは困難です。動かずじっと双眼鏡で見続ける「熱心なファン」も相当数いらっしゃいますので、難しいところです。
周りの配慮が常に出来ているファンは、その場の空気を読んで終演後に一声かけてくれたりしますが、そうではないファンの方が圧倒的に多いです。気持ちのほとんどはアーティストの世界に入っているわけですから。

これはハロプロだからとか、アイドルだからということではないです。そういった熱狂性の高いライブはどこも大抵そんなものです。
そういった場合の現実的な対応は「当たって痛いんだけど」と言いつつ行動を自制させるか、友人と席を入れ替わってより安全な方に移るか、ヒドい場合は係員に相談することです。ただ係員が仲裁に入る現場は見たことはありません。ほとんどはその前段階で解決出来る筈です。

ちなみにオールスタンディングのロック系のライブだと、常に「モッシュ」という「おしくらまんじゅう状態」になりますので、ぶつかるもへったくれも無い状況になります。眼鏡なんかして行くと壊されます。そのような状況で文句を言うとそれは喧嘩の始まりになるだけです。
一方、ハロプロライブはそのような暴れるためのライブではありません(ハロヲタが使う「暴れる」とはそういった暴力的な意味ではありません)。ただ紆余曲折があってここまできています。

今後、モーニング娘。はアニメやミュージカル戦略で再び女子小学生にターゲットを絞りつつありますので、この問題はいままで以上にクローズアップされて行くことになりそうです。