メロン記念日、稲葉貴子/ミュージカル「Girl's Knight」@東京芸術劇場

行ってきました。

いやあ、評判通りの出来映えで、スゲー楽しめましたよ。
メロン記念日は2月にはレビューに挑戦し、そして今月はこの難しいミュージカルをこなしたのですから、本当大したものです。

まず、評判の良さから「行ってみても良いかも。」と思っている方へ。
会場入口近くに当日券売り場があります。今日も2階は多少空席がありましたので、ダメもとで行ってみましょう。
で、ストーリー等はネタバレになるので書きませんが、はじめてご覧になる方は事前に「娘。楽宴」さんにあるレポートをご覧になることをお薦めします。
(劇中歌の盛り上がり方などが書いてあります。)
他の方の指摘のとおり、劇中劇(あの例の衣装での劇)やバイト先でのライブシーンがあるため多少難解なストーリー展開なのですが、それを解決する方法として、出来れば開演前までにパンフレットを購入しておくことをおすすめします。そして表紙裏の「STORY」と人物相関図をざっと読んでおくと、かなり楽に追うことが出来ますよ。

ちなみに土曜日の昼の部はハロプロ関係者は誰も来ておりませんでした。
(どちらかというと他の出演者の関係者と、クライアントさんらしき方々のみ。)
そうかあ...昨日だったら℃-uteメンが来ていたのか...orz

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作品自体はとても面白く、私の周辺でも「もうちょっと続けた方がいいんじゃない?」という意見を聞きましたが、その際、ここを直したらもっと面白くなると感じました。

バイト先のライブシーン、その店の雰囲気を出す演出の一つとして、我々ヲタ客が(着席のまま)盛り上がるのですが、事前に(私が単に失念しただけかもしれないけど)把握出来なかったので、ハロヲタ客以外(概ね2〜3割は他の出演者目当て客)が「何でここで盛り上がるのか?」とキョトンとした雰囲気でした。『店名』など事前にもうちょっと具体的な説明があればよかったかな。

劇中歌(永井ルイ氏が担当)ではミュージカル風の歌唱でしたが、持ち歌の時はいつものポピュラーミュージックのトーンで歌うので、ちょっとしたギャップを感じました。まあこれは仕方ないかな。

それと、最後の「チャンス of LOVE」がやや脈略がなかったような気がします。出来ればきちんとした形での「新曲」を用意すべきだったでしょうね。>つんく♂さん(苦笑)

劇中劇「Girl's Knight」を独立してやってみてはどうか?という意見もある様ですが、私はこのままでも良いと思います。でもそういうイメージで来た人は難解度が増し、私の様にあくまでも劇中劇と割り切っていた方との満足度が異なっているかもしれないですね。

以上ですが、内容としては(作品・演技ともに)100点満点中90点以上は出せる出来だったと思います。
対人だけではなく、対スクリーンとシンクロさせた演技は相当に難しいものだと思いますが、この点ハロプロはある意味得意分野でしょうから、それが最大限活かされた作品とも言えると思います。
ある意味メロン記念日としての方向性がこれで見えてきましたね。というか彼女たちの充実感が凄いね。

やはり今年はエルダー強化年ですね。ありがたいことです。