喫煙報道について

今回の事件は、大変不適切な例えで申し訳ありませんが、「再三に渡り整備点検漏れを指摘されていた航空会社がついに大惨事を招く」というシナリオに近い。

まず、オフィシャルのお詫びについて、いまだにつながりにくいのでコピペします。

『W 加護亜依』についてのお知らせとお詫び

いつも『Hello!Project』を応援していただきありがとうございます。
本日は『W 加護亜依』について皆様へ大事なお知らせがあります。
平成18年2月10日(金)発売の写真週刊誌「FRIDAY」誌面に『加護亜依』が「レストランでたばこを吸っていた」と報道されています。
この事について、所属事務所に事実関係を確認いたしましたところ「加護亜依」の当日の行動は、ほぼ報道されている通りでした。
如何なる状況であれ、未成年者の喫煙は法に触れることであり、決して許されることではありません。
加護亜依はエンターテイメントの世界でタレントとして活動している以上、全く自覚のない行動といえます。
所属事務所はこの事を重く受け止め、マネージメント管理、指導に不足があったと猛省するとともに、加護亜依は本日より謹慎処分となります。
今後二度とこのような不祥事を起こさぬよう、本人・両親・スタッフを交え十分な話し合いを行うとの報告を受けました。
加護亜依」ならびに「ハロー!プロジェクト」を応援してくださる皆様を裏切ることとなり、本当に申し訳ございません。

この事を受け、所属事務所と協議の上、誠に残念ではございますが、2月11日(土)に行われる予定でした『パシフィックヘブン』でのイベントは中止とさせていただくことになりました。
楽しみにしていただいていた皆様には大変ご迷惑をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。

取り急ぎ、ご報告並びにお詫びを申し上げます。

平成18年2月10日
ハロー!プロジェクト

事実を認めたことには感謝します。でないとさらに情報を掴み出そうとしますからね。

報道についてはブックマークをご覧下さい

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まず、事務所に対しこちらからのお願いは。

  • 出来れば一緒に飲んでいた友人の身元を出来る限り明らかにして欲しいこと。
  • 再発防止に努めて欲しいこと。

この2点だけです。

ヲタ的には喫煙問題もキツイだろうが、今後ジワジワと交友関係の噂が蔓延してくる筈。
友人(特に男性)の身元を完全に明らかにすることは不可能でしょうが、それに伴う憶測や噂は絶えないでしょうから、ある程度は明らかにするべきです。それが更に不幸を呼ぶとしてもです。それで終わったらそれまでのことですので。

再発防止策については、こうやったらまず100%安心ってのを考えてみました。

  • ハロプロ全体ではなく、会社全体で喫煙行為について考える。20歳未満のメンバーの前で平気で吸っているメンバーやスタッフがいたら猛省すべき。
  • 自分の身分や業務内容に関わる話は公共の場で控える。一般的に例えばエレベーターやトイレやロビー・喫煙スペースなどで自社の話をしないことは当然なのだが、それはタレントでも同様のこと。
  • この際、地方出身者は門限を設定した全寮制にしてみてはどうか?
    場所を特定できる短所もあるだろうが、警備をしっかりすればよいと思う。
  • 休日・平日問わず、プライベートにもマネージャーが同行すること。
  • いわゆるSTK対策を徹底させる。
    ここには書かないけど、STKやその予備軍の心理面を突いた効果的な方法は何か?...を考えるといい。STKもライブに通うし、推しもいる。
  • 交友関係も把握し、場合によっては整理(精算)した方がいい。
  • 問題解決には専任のカウンセラーが対処。
  • 売上とか会社の仕組みをちゃんと説明して、どれだけのスタッフが働いてこうなっているんだってのを、きちんと説明してあげてください(苦笑)。

つーか、これ読むと、まるで人間扱いしていないよね。
でも昔1980年代中盤あたりまでは、そんな感じだった筈。
経験則なのかもね。

アイドル(産業)と言うのは基本的に消去法のシステム*1で、不良品は除去されるシステムです*2
ただ、よく耳にするところの「アイドル(タレント)は商品だ」の「商品」てのは、TVやパソコンなどの備品・消耗品というより、交通システムにおける車輌や船舶・航空機に近いものだと思っていただければと思います。
整備が行き届かなかった車輌は廃車。運行中にトラブルが発生すると乗客も含めて犠牲になる。
それを運転するのがマネージャーの仕事だと思います。

また、乗客の中には迷惑客もいるし、ハイジャック犯もいるかもしれない。
ただシステムがしっかりしていて、透明性があれば、あるいは乗客のモラルがしっかりしていれば迷惑客もいなくなるだろうし、ハイジャック犯も防げる筈。

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以下は加護ちゃんの環境に関して。

歌番組やドラマはスタッフがこの年代の取り扱いを熟知しているだろうから、ある意味安心ですが、バラエティはスタッフのモラルも低下...いやスタッフやタレントがハロプロ仕様に合わせてくれないので、そのあたりも注意した方がいいでしょうね。

それと彼女の場合はCD/DVDリリースの中止、コンサートの払い戻し、TV番組の差し替えどころでは済まないんですよね。

多分に謹慎期間を明らかにしていないのは「小学館プロダクション」の絡みもあるのかなあとも思っています(邪推かもしれませんが)。
キャラ&メル」は現在「おはスタ」の1コーナーに過ぎないけど、今後の展開次第では...という青写真があったとしたら、それが白紙になるかもしれないのは、とても痛いことです。

今のアイドルとハロプロは違うことはみなさんも意識していると思いますが、むしろ昔(概ね1970年代)のアイドルに今のハロプロは近いと思います。
特に今のファン(特に子供たち)からするとアイドルというより「キャラクター商品」に近い感覚なのかもしれないんですよね*3

なのでそれを一番体現していた彼女が被ったダメージは計り知れないほど大きいんです。

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以上。

ただ、色々書いたけど復帰はそれほど遅くはならないと予想してます。あくまでも本人の意志や、世間の空気次第ですが、きちんと謝る勇気さえあれば、情状酌量の余地はあるのではないかと。
でもそれはライブなど対ヲタとの話で、対一般視聴者向けにはもう二度と「キャラ&メル」のようなキャラクターが見られない可能性は高く、それが個人的には一番悲しいです。

一応、冷静さを装っているんだけど、俺もダブルユー(の相方の方の)ヲタのハシクレだからさあ、リアルに泣きそうな気分なんだよ。
心の中では「もう一度、一昨日の姿のまま戻って欲しい。」という気持ちで一杯なんだよね。

ただそうすると、必ずいつかは誰かが犠牲になる。
その葛藤が頭の中をグルグル渦巻いています。

それと、多分にそろそろ戦犯探しが始まっていると思うけど、狭い世界だからあまり時間をおかずに見つかると思うけど、程々にしてください。デマ・誤認とかが一番怖いので。
(よく判らない人は「STK」の四番目の意味を読んでみてください。)
つーか、石川梨華ファンと並んでオンリー度が高そうな加護ちゃんヲタを敵に回すと後が怖いと思うんだけど。凄い勇気のある奴だと思うよ。

*1:今回のエッグオーディションで「絞らない」と発言しておりましたが、その逆の方法がつまり「娘。オーディション」ですよね?

*2:ごくまれに発生するエラーを珍重するシステムでもある。

*3:そう考えるとピンク・レディー天地真理もそうだったかも。