今年のハロプロシーンを占う(その1)

年末年始は公私共にバタバタしましておりましたが、やっと落ち着きました。
やっと分析が出来る(笑)。

つーわけで今年のハロプロシーンの見所を占ってみます。

まずは、正月公演の「エルダークラブ」と「ワンダフルハーツ」のエッグ以外の感想をまとめようと思ったのですが、どうしても引っかかることがあったので、そのことについて書きたいと思います。

今年のハロコンはご存知の通り「エルダークラブ」と「ワンダフルハーツ」に分かれています。
ライブを観る前は「エルダークラブ=ベテラン」、「ワンダフルハーツ=若手」という感じでざっくり別れているだけなのかなあ程度にしか考えていなかったです。人数面から言うとアンバランスなので、ダブルユー美勇伝は「エルダークラブ」に加えても良いんじゃない?...と疑問を持ちながら観覧しましたが...なるほど、納得できました。

ファンの盛り上がり方に大きな違いがあるんですね。

それは「ワンダフルハーツ」のオリジナルユニットコーナーに顕著でした。例えばBerryz工房の最新曲「ギャグ100回分愛してください」では、キッズファンは必死に振り真似の確認をしている一方、その他のファンは休憩中といった具合で、Bメロで飛んでる人も歓声もまばらといった状況。期待の「のにゅ!のにゅ!」もパワー不足。
一方、モーニング娘。も比較的最近の曲を集めたことで、その他のファンは付いていけなさそうな雰囲気が漂い、美勇伝ダブルユーに至っては単に冷ややかな印象を受けました。
でも「エルダークラブ」を観た方は「エルダーはそんなことは無かったんだけど」と感じるでしょうね。

盛り上がり方の違いを、簡潔にまとめてみます。

エルダークラブ
全員でのパフォーマンスも、シャッフルでも、個々のユニットやソロでも差別することなく盛り上がる。
良いパフォーマンスには惜しみない声援を送る(贈る)。
オーディエンスの中心はあくまでも各ユニット・ソロのオンリーファンだろうが、良い意味でのハロプロDDでもある。「ハロプロ愛」とでも言おうか。
よって会場の一体感が伝わってくる。

ワンダフルハーツ
全員でのパフォーマンスやシャッフルではやたらと盛り上がるが、個々のユニット・ソロではトーンダウンの傾向がある。
お目当てのユニットやメンバーは成長期だったり正念場だったりするので、他については無関心とは言えないまでも興味は薄そうな印象。あるいは興味はあってもそこまで手が回らないのかもしれない。
DD度も高いがあくまでも「モーニング娘。」「キッズ」「娘。OG」といった範囲内のもので、なんでもOKな「ハロプロDD」は少数派の様にも感ずる。
よって会場の一体感はあまり伝わってこない。

どちらにも参加していない方が一読すると「エルダークラブ」の方が良さそうに感じるかもしれません。確かに「エルダークラブ」の方が満たされた気持ちにはなりました。ただ「ワンダフルハーツ」だって個々のライブの素晴らしさはみなが知るところ...なんですよね。
これはファンのポジション(モチベーションではない)の違いが顕著に現れただけなんでしょう。アイドルファンとしてはどちらの姿も間違いではありません。

逆に考えると、このノリの違いを予測しつつ分割したのだとすると、これはライブスタッフの勝利ですね。
ここで得たものはとても大きいんじゃないかと。

ただ一つ課題があるとしたら、美勇伝ダブルユーはユニットの成長時期的には「ワンダフルハーツ」なのですが、パフォーマンスレベル的な相性は「エルダークラブ」に属する中間的な存在であるということ。また「エルダークラブ」の後藤真希もここ最近消化不良気味でもっと伸びてくれることを期待したいアーティスト。なのでこの3組の個性は逆に埋没気味でした。
そう考えると今年の「ハロ☆プロパーティ〜」は、そのどちらにも当てはまらないクラスのハロコンと考えるべきなんでしょうね。

それと同時にこの異なる3つのクラスを、どうプロモーションしていくのか?も、非常に気になるところです。

3つのクラスの今後の活動予測については、特にまとめません(笑)ワンダフルハーツ」のみ後日書きますが、これを端的に表現すると、ライバルが「外にいる(エルダークラブ)」か「中にいる(ワンダフルハーツ)」かの違いが明白になるであろうと予測しています。
まあただ具体的にどう動くかは予測のつきにくい部分も多々ありますし...まあ徐々に差別化が図られていくのだろうと感じます。

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次回は、今年からいよいよ始まるであろう「キッズのXデー」についてです。