女の子達の目標について(その2)

MWAVEさん、どうも

基本的には認識は一致しているようですね。
ガールポップ」方面からみた視点もさすがだと思います。

ハロプロファン向けに補足的に書きますが、「ガールポップ」の狭義は確かにソニーミュージックがアイドル部門を閉鎖した後に仕掛けたものであって、TVKの番組に出ていた子達が正にそれだったと思います(相馬裕子奥井亜紀・加藤いずみあたりが代表格だったかなあ...)。
彼女達はアイドル歴はないが年齢も若くルックスもそこそこ良かったし、シンガーソングライター(以下SSW)としての実力もあった者もいたと思いますが、「SSW界のアイドル的存在」として単発で売れば、売れる子もいたかもしれませんが、束で仕掛ける手法が「意図的にアイドル性を加味した女性シンガー」と映ってしまったのか、ムーブメントは成功したとは言い難かったですね。

で、その名残がこの雑誌
今では、アイドル性の高い歌手のコンテンツを気軽に買える貴重な雑誌としての役割を担うに留まっています。

で、最近では、その方法を,木村カエラさんや中島美嘉さんやBoAさんや浜崎あゆみさんあたりが引き継いでいるんじゃないでしょうか。

そうですね。
ただこの手法はソニレコから発展したものではなく、バンドブーム時のムーブメントをセッションシンガーのプロモーション手法に利用し成功したビーイングがそれで、ZARDがその代表格ですね。
ただKEYWEST CLUBの様なアイドルに片足...じゃなかった両足突っ込んでいるアーティストは売れませんでしたから、アイドル臭をいかに隠すか等のノウハウはここで蓄積された思って差し支えないでしょう。
(このセッションシンガーにゴーストユニットを絡めてヒットさせるという手法は、洋楽では1960年代末期のバブルガムポップスの繁栄期によく行われました。)

その後、更にそのノウハウをavexが利用します(笑)。浜崎あゆみELTなどはその代表例でしょう。

両者ともアイドルキャリアを持つ者を積極的に採用するところが特徴で、ZARD浜崎あゆみELT華原朋美も全て水着を経験しています。制服向上委員会の初期メンバーだった望月奈々もナナナント(笑)avexからデビューしてましたよね。やはりJ-POPはルックス重視だということなんでしょう。
また、メロディラインはプロの手に任せ、歌手に歌詞を担当させることでアーティストとして仕立て上げられたことが特徴。もともとシンガーソングライターを志していたわけではないのに、その様に仕立てられたわけですから、歌詞などのパクリ疑惑に常に晒されているという「副作用」も特徴のひとつ。

個人的には、女優系だって最初はビジュアルのよさとか水着グラビアとかでファンを集めるのはOKなのに、それを歌手がやってはいけないっていうのはおかしいと思います。E.L.T.の持田香織さんと沢尻エリカさんで何が違うんだって感じ。

確かに何も違いません...
...が、ただ違いがあるとすれば...私は「アイドル」キーワードを書き直した者ですが...女優系は「4」→「1」という流れが解りやすく緩やかなのに対し、歌手系は「4」をパスしていきなり「1」を狙ってくることに違いがあるのでしょうね。
(ちなみに、前述のビーイングavexの例は「4」経験者達。但し一度落伍しているので「4」→「1」というスムーズな流れではない。)

当初のハロプロは「1」オンリーだったかもしれませんが、藤本美貴モーニング娘。加入を以って、流れはやや「4」→「1」に傾いています。ただまだまだキッズカテゴリーの歴史が浅い為「1」として広く認識されている子はまだいませんが、期待はしたいところですね。
また後藤真希らの再ブレイクの為にもその発想が欲しいところ。今までは「4」だったという発想。いや充分に「1」だからいいだろって気もしますが、そうじゃない、まだまだ上はあるっていうモチベーションが欲しいですね。