田村ゆかり/Cutie Cutie Concert* 2005

本来はここに書くべきではないのですが、ライブの制作がアップフロントプランニングであること、また「はてなダイアリー」を彼女本人がチェックしているらしいので、一応こちらの視点で書いときます。

まず、一応本人が読んでいるかも知れませんので(笑)、感想を書いときます。
ゆかりんは歌が上手いのには定評があるのですが、それは申し分なし。さらに今回はダンスも良かったですよ。手振りもそうですが、ステップがアイドル王道ステップで凄く良かったですね。本人曰くファンの多くは「後ろがヒモ状態」を妄想しながら観戦しているとのことですが、私は下半身にひたすら萌えました(苦笑)。

一方、上半身に関しては、前回まではいかにも手振りでしたが、今回は身体と手の一体感がありましたね。(そのコーラスワークから多分に尊敬しているであろう思われる)三浦理恵子さんにまた一歩近づいた感じですね。最初手を小さく回しながら大きく回す振りとかは凄く好きですよ。正統派アイドルライブとしては文句のない出来です。

ゆかりんが驚かれた謎の席ですが、あれは確か車椅子の方の席の筈。ハロプロでは普通にあのポジションが用意されているのですが、声優関係ではレアケースなのかなあ?

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次にハロコンとの違いなどを。
(※:あなたがお読みのこのblogはハロプロファンのblogです(笑)。ピンク色なのは気のせいです(苦笑)。)

会場内で係員がチラシを配りますよね。モギリの後あたりで。驚いたのはその後に係員の真後ろに有志が「コール表」を配っていたこと。
ライブ数の限られる声優ライブでは、ライブで披露される可能性の高い曲の歌詞下に声援方法が記載された「コール表」を配っている光景をよく見かけるのですが、入口で配っているのにはさすがに驚きました(苦笑)。

内容は、アルバム発表会と自称しているバンドライブではなく、多分に本人が望んでいるであろうカラオケライブでした。
多分に声優ファンはバンドライブ至上主義...って訳じゃないけど、カラオケライブ=イベントっぽく感じられるかもしれないので、そのあたりは物足りなく感じちゃってるかもしれないですね。でも彼女の良さが引き出せるのはやっぱり正統派アイドルポップス系ナンバー主体のライブなので、私はこの方が相応しいと思っています。最初と最後はその系統の曲で上手くまとめてましたしね。

オープニングの登場シーンでは天上に吊り下げられたゴンドラに乗って、歌いながらステージに降り立ちました。素晴らしいです。前々回は中盤で(ちょっと前のごっちん紺にあった様な)ブランコに乗るシーンがありましたが、それはこちらでも既にやっている...って某blog(笑)で書いたせいかどうかはわかりませんが、スケールアップして登場しましたね。流石にこれは(こちらでは)やってません。

また、途中で曲の間にイリュージョンを入れていました。箱に入った彼女を空中に吊り下げて爆破。しかし彼女は1階の通路から登場。籠に入ったぬいぐるみの「うさぎ」を投げながら客席を巡回し再度ステージに上がります。客席を使ったパフォーマンスは(UFPでは)ソニンの1stライブや(声優コンでは)水樹奈々でも行っていますが、ハロプロではやっていた記憶はないです。
(多分に夏のハロコンで近いことを考えていたと思うんだけど...苦笑。)

舞台構成はハロプロではよく見かける2階建てのスタンダードな構成。中央にはスクリーンがあり、カメラも複数台設置、でも会場向けというよりもDVD撮影を意識したカメラワークでした。

で、スクリーンに煽りテロップ(「くっすみ、くっすみ」みたいなやつです(笑))がバンとでてくるのは娘。ライブと同じです。
あとMCでのヲタ晒しプレイもありました。ハロプロではアンコール時にファンを映すことがありますが、より積極的ですねえ。

ハロプロで無かったのはもうひとつ。ハロプロでも水分補給時でファンのコールがありますが、「ゆかり」(「ゆかりん」かな)コールで、照明さんがコールに合わせてパッシングしておりました。これはジャンルの違いではなく単なるアドリブでしょうけど(笑)。

また、ファンの結束力は声優紺ならではのものがあります。アイドル声優ハロプロも根元は一緒なのでPPPH等は類似していますが、それぞれ独自に進化しています。

  • イントロの「Oi!Oi!」は同じだが、ジャンプしながら叫ぶ。
  • BメロでPPPHが入れにくい曲調の場合(ロック系の楽曲など)、イントロと同様の動作をする。ジャンプ回数は声優コンの方がはるかに多い。
  • Bメロからサビに移る直前など、曲の展開が変わる瞬間にジャンプする(曲がある)。これは河合奈保子の「スマイル・フォー・ミー」で見かけたことがあるので、いわゆる王道かな。
  • 「Let's Go!」という叫びがあった(これは元々そーゆー曲なのかもしれないけど)。これも王道。
  • サビの「フワフワフワフワ」はマワリながら。
    こちらの楽曲の例えるとこんな感じになりますね。
Yeah!めっちゃホリディ
            (太字箇所で「Fu!Fu!」(ジャンプ))
ウキウキな夏希望
        *1

(ちょっと苦しいねえ。1980年代以前のアイドルポップスではありがちなんだけど、つんく♂さんの作品はサビの贅肉を落とす傾向があるので、あてはまる曲は少ないんですよねえ。)

  • サビの後半部分はサイリウムを下から上に振る。ちょっと暗めに展開するサビに多い。 これも例えると。
誰かの為じゃなく
(サイリウムを下から上にゆっくりあげる)
自分の恋を
(サイリウムを下から上にゆっくりあげる)
ALL MY LIFE
(サイリウムを下から上にゆっくりあげて止める)

それとハロプロでも「もう一回」ってコールが浸透してきたけど、これは声優コン経由でしょうね。

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その他の注目点。

月の雫ぷろじぇくと
声優コンはソロが主体ですから、サイリウムの色を「そのアーティストの好きな色」や「イメージ色」で統一して応援することが一般的ですが、これはそれを「曲のイメージ」でやってみようという企画。一応あーだこーだって言う割にはきちんと体裁が整うってのは声優ヲタもハロヲタも一緒ですなあ。
ただ、それをアンコール曲にもってきたことが演出的にニクイですね。さすがはUFP、抜け目ない(苦笑)。(同じUFP制作の)水樹奈々@武道館でもアンコール企画で主催者側主導で仕掛け彼女は泣きませんでしたが、しかし、ゆかりんは泣いちゃいましたね。これはぬくもりの違いかな。

田村ゆかり *Cutie Cutie Concert*2005 開催にあたっての皆様へのお知らせ(オフィシャルサイト)

今年の春のツアーで会場の壁、天井、椅子などが壊されるという、前代未聞の事件が起こってしまい、「恐らく田村ゆかり名義のコンサートは二度と出来ないだろうな」と落ち込んでいたFCスタッフとしては、「よくぞ…、よくぞここまで漕ぎ着けたモノだなぁ」と感慨もひとしおです。

まあ↑はハロプロでは通り過ぎたことでしょうから、いいとして...

さて、お願いがもう一つ。
毎回お願いしているにもかかわらず、未だ「FC優先枠で入手したチケット転売」が後を絶ちません。
ファンクラブではあらゆるネットオークションをチェックして「明らかに営利目的」と思われる出品者を調査し、コンタクトをとって、ファンクラブより退会して頂いております。 コンタクトを取って毎回思う事は、出品者の方がFCからの連絡に驚かれる事です。 恐らく「本当に調査している」とは思ってらっしゃらないのでは無いかと察しますが、MellowPrettyは本当に調査しています。
ちなみに夏に行われたFCイベントでのチケット転売は再出品も含めてのべ36枚、出品者数はのべ18名、そのうち調査で身元が判明し退会になった方が14名となっております。
出品者の中には専門の業者の方もいらっしゃいますが、純粋に田村ゆかりファンの方もいらして、退会を拒まれる事もしばしばあります。
コンサート等の催しにはスケジュールの都合上、参加できなくなってしまう事があるというのはFCとしても理解しております。
ただ、そのチケットを転売する時、希望落札価格を記入せず、青天井でオークションに出品される事は、その席が良席であればあるほど「営利目的」とみなされますので、是非気を付けてください。

については、ハロプロでもそのうち(あるいは既に)あるかもしれませんね。

*1:太字箇所でサイリウムを頭上でくるくるし自身もマワリながら)「フワフワフワフワ」)

  • サビの最後のキメの直前に「タンタタン」というリズムがあった場合(挿入できそうな場合)、そこで叫んでジャンプする。
    これもこちらサイドに例えるとこんな感じ。
胸がキュルルン△△桃色のファンタジー
         (太字箇所で「Fu!Fu!Fu!」(ジャンプ