安倍なつみ、カントリー娘。/「安倍なつみコンサートツアー2005秋 〜24カラット〜」@大宮ソニックシティ(本編)

さて本編。

ハロプロ全体を見渡した場合、今年からライブの構成や出演者の妙、そしてセットリストの巧みさで、死に体に近かったライブの質を一気に向上させることに成功して、ライブの楽しさをもう一度思い出させたことが(今のところ今年一番の)ホットなトピックだったと思います。 ただその中でも安倍なつみは残念なこともあって、ある意味蚊帳の外的な扱いになってしまったのですが、ようやくその仲間入りを果たせましたね。
彼女自身ライブの空気感は実に安定したものですので、あとはダンスパフォーマンスがオフになりがちなことと、過去のナンバーにどう向き合っていくか、それとステージ全体で彼女をどう支えていくか...が課題だったのですが、その3つとも満足できる結果となりました。

昨日の後藤真希ライブでもふれましたけど、今秋のステージはさらに、ステージ全体の見直しというか、金をかける部分を変えて来たという印象がかなり確信を持って解って来たことですね。
特に良かったのがライティングの巧みさ。「だって生きてかなくちゃ」におけるカントリー娘。の肩についているオレンジのテールファー(みたいなもの)がライティングによって浮き出たり、「夢ならば」における安倍さんの白地のドレスが(ステージ全体と一緒に)色んな色に染まっていくのは素敵ですね。その他にもバックの照明がコントではビルの夜景の様に表現されていたりと、細かいところで計算がなされている印象です。
これはソロコンサートだから...とか、激しい曲よりミディアム・バラード系が多いから...ということは理由にはならないと思います。これはカラオケライブであることでより計算された演出が可能になっていることと、スクリーンを無くしたことが大きいですね。事情によりスクリーンが使用できないからという発想ではなく、演出上スクリーンは邪魔になると考えた方が良さそうな気がします。
1階にいると、この話はあまり理解出来ないかもしれません。

衣装は全般的に凄く良かったです。「OLの事情」あたりの衣装がなんか榊原郁恵っぽかったし、カントリー娘。の「シャイニング愛しき貴方」の衣装はキャンディーズっぽかった。これは間違いなく狙ってますよね?

セットリストは冴えまくってましたね。凄くいいと思いますよ。
構成上の唯一の不満は「さくら満開」。いやあのなんだかなあって批判集中の「LOVEラブリーなっち!」の件じゃないよ(笑)。私的にはカントリー娘。も出て来て優美に踊る演出が欲しかったかな。要は「静」としての動きが欲しかったってことですね。

それと、カントリー娘。は凄いね。メチャクチャ踊れるし、メチャクチャ歌うま(笑)。
夜の部でのMCでみうなが話した夢の様に階段を上り続けているってのは正夢だと思うよ。いい結果がでることを俺も望んでいるので、このまま突き進んで欲しいね。
それと、「だって生きてかなくちゃ」の里田まいの衣装、おへそのあたりをくり抜いたものがあったのですが、あれエロくていいですね(笑)。

ダブルユーも単独コンサートを熱望する動きがみられますが、カントリー娘。ファンも頑張って欲しいですね。