近況系(2009.11.26)

今日、めざましテレビをつけていたら、AKBのCDイベントの模様が流れてました。
私は準備でバタバタしていたので、見たのは断続的に数十秒程度なんですが、なんか「女性ファンが2割いる」ってのをやってましたねえ。

℃-uteのCDイベントに行くと、もっと女性率が高いような気がします。女性限定イベントもやっていますしね。

(この手の番組やイベントと並行的に行われている)2chネガティブキャンペーン的なスレッドでよくみかける「○○はオッサンヲタばかり」ってのは、主にコンサートなど高額なイベントを狙ったもので、これがCDキャンペーンなど低料金になると、中高生が一気に増えます。中には見るだけなら無料ってのもありますしね。
今お金を持っているオッサンたちも、中学生の頃は、ザ・ベストテンをカセットテープに録ったり、FM雑誌片手にエアチェックしたり、一方、オバサンも休み時間にアイドルの物真似をやって楽しんでいたりと、安価に楽しんでいたでしょ。
それと一緒で、既存+新たな媒体+安価なイベントを通じて、広く薄く色んなアイドルやアーティストに対し楽しんでいるのが、今の若い衆の現状じゃないかな?
なので、この手の印象操作に引っかからずに、自分の意志で好き嫌いを判断してくださいね。

私的にはむしろ、この素材を何に使うんだろう?...って方が気になります。

この手の芸能コーナーは報道ではなくプロモーション。見た目ニュースショーだから報道的に見えますが...

むしろ、雑誌のPR記事と似た性質のものかな?...と思っています。
一見して記事に見えるけど実はPRだってのはよくあることで、それを別刷りして無料配布するケースもある。例えばコンピューター系の雑誌の記事をビジネス系の見本市などで配布したり、ファッションやグッズ系雑誌のブランド小特集をそのブランドのショップで配布したりというケースは見かけます。そういう記事にはネガティブな要素は一切ない。だってそれはクライアントがお願いしているものだから。そしてアピールポイントが明確。

今回のケースは、客層についてのアピールだから、新たなクライアントへのアピール材料として使用するんでしょうかね。女性ファンも多いので広告効果ありますよ...みたいな。

それに加え、慢性的な広告不振のせいか、急性的な不況のせいかは知りませんが、このプロジェクトの制作委員会の幹事である広告代理店のコストカットに利用されている気がしないでもない。
研修生で安く抑えられるからその分お安く出来ますよ...みたいな。でもその広告費には活動費(含む販促費用)がちゃっかり入っている...みたいな。

ただ、これだと広告モデルを供給している既存の芸能事務所の立場はどうなんでしょ?
新規事務所契約者も頭打ち状態だったような。
そのあたりもウォッチしていきたいところです。