キャラソンと真野恵里菜(その3)

中好評連載の第三弾です。

さてさて、新曲はどんな感じだったっけ?

真野恵里菜LOVE&PEACE=パラダイス
(→YouTube)
(→YouTube)
それなりの歌唱力がついてきたのは嬉しいけど、うーん、なんだか桜井智みたいな声になってきたな。舌足らずな感じがまだ残っているのが救いだけどね。
ただキャラソンというよりもタイアップの匂いがします。小田茜っぽいと言うか...

一方、いままでのC/Wに目を向けると...

真野恵里菜ジャスミンティ
(→YouTube)

真野恵里菜/水色想い
(→YouTube)

この2曲はニューミュージック路線。
この路線は将来のイメージチェンジをするときのトリガーになる系統だと思うので、大切なんだけど、今は表にあまり出てこないだろう路線。
飯島真理さんみたいなイメージを意識しているのかな...?

真野恵里菜/ハッピーバースデイ・ママ
(→YouTube)
これはオールディーズ路線。
そうそう、サビで「いつの日か(FuFu!)いつの日か(FuFu!)」と飛びながらクラップしたい人は、このあたりが参考になります(1:26や3:02あたり)。これが復活したのはうれしい限り(苦笑)。
それと、ライブの最後の曲も良かったですね。それもこの路線だったかな。
基本的にライブを盛り上げるタイプの路線です。細野晴臣チックな「ナキムシ・ヨワムシ」もそうですね。

さらに、シングルのタイトル曲はというと...

真野恵里菜乙女の祈り
(→YouTube)
昔のアイドルのデビュー曲ってこんな感じだったなあ...と思い出させるような曲。

真野恵里菜/はじめての経験
(→YouTube)
これはかなりピュアなキャラソン志向。

真野恵里菜/世界はサマー・パーティ
(→YouTube)
これもキャラソン志向...と言いたいところだけど、オールディーズ路線も絡まっている。
歌詞が懲りすぎていてちょっと焦点がぼやけている気もしなくも無い。

とまあ、現状は(あくまでもアイドルポップスの範疇での)オールディーズ路線と、ニューミュージック路線。

この二系統が強くて、キャラソン志向の楽曲が薄いのが弱点かなと。

2年目は勝負なんだから、そろそろキャラクター性を前面に出して欲しいところ。
そうすれば、もっともっと良さを引き出せるはず。

ってのが言いたかったことなんですが...もしかしたら続きます。
どうしたらいいの?ってのはまだ書いてないので。