能登有沙&ハピスタメンへ

ハピスタメン&のっちへ。
これ読みなさい(上から目線)。

声優グランプリweb学校編

10年ぐらいでやっと新人というような世界。これって、本当に職人技だなって思います。

だよなあ。
なので、今上手く行かなくても辞めないようにね。

能登ちゃんの目標は聞いたことありませんが、「歌って踊れる人気声優」が目標ならば、そうだなあ...声優系アーティストのひとつの目標であるO-EAST(定員約1300人)での単独ライブをクリアするために望ましい(あるいはクリアすべき)条件は、こんな感じです。
(彼女が今ライブをやったら、多分にご祝儀で参加されるハロヲタさんは多数いそうですけど、その数は無視し、一から客を集めるにはどうすべきか?...という視点です。)

  • 歌手としてメジャーレーベルと契約し、オリジナルアルバムをリリースしていること
  • キャラソンやゲームの主題歌など持ち歌が15〜30曲程度以上あること
    (有名サウンドリエーターチームの曲が半数程度あればなお望ましい)
    (「この曲を聴きたい!」というのが5〜6曲あるといい)
  • 何かひとつでもいいので人気キャラクターの声を当てていること
    (主役があればなお望ましい)

ファン・マニア向け作品の声優をやっていれば、キャラソンは逆に避けては通れない部分ですから、その積み重ねでクリアは可能かなと思います。ただこれだけでは、いつまでたっても合同コンサートの域は脱しません。
コンサート(ツアー)は多くのケースで「オリジナルアルバム」をリリースするタイミングになっています。これはアイドルでも声優アーティストでも変わらない部分。
最初の作品からこのレベルのソロコンサートが出来るまでに、平野綾さんで7年、田村ゆかりさんで6年、水樹奈々さんで4年*1程度かかっています。大体5〜8年程度かかります。能登ちゃんの場合は24〜27歳あたりがひとつの目安となりそうです。

それまでには、オリジナル作品が出せるくらいの期待度・人気度があるかどうか。これが一番大切なところ。それまでは歌手としても「こいつすげえ」って思わせる何かが欲しいところです。アニメファンは基本在宅での活動が主ですから、ニコ動で「神曲」と言われるような曲にめぐり合えばいいですね。

そして、歌手願望の強さ。遊びの子を応援するか? いつ辞めるか分からない子を応援するか?...ってのもアイドルも声優系も変わらない部分。

そういうプロセス抜きで、いきなり「ガンダム」「マクロス」といったクラシカルなシリーズのメインキャラクターに抜擢されることや、「アイドル歌手がOP/EDを歌ってます」的なノリでは、「芸能人の踏み台」と誤解されますので、それだといつまで経っても外様のままかもしれない、そんな世界です。なので、今は殆どのメンバーがゲームでの端役からスタートしていますが、それが本筋かなと。

ただ、今の能登ちゃんの声質だと、守ってあげたいヒロインは無理かもしれない。どちらかというと脇役で主役をかき回したり、ツンデレちゃんだったりと、脇役で良い味出しながら、歌で勝負って感じかな。そういうタイプでも上手く行くケースはある。

      • -

とまあ、ここまで書くと、ファンを呼びこむプロセスってのは、アイドルでよくある「仕掛け」的なものとは真逆のものかもしれないです。ただ、逆にそういう育て方をするアイドル歌手がいても良いわけで、ハロは、今のところその中間的な状況ですが、ファンシーンが膨らんでくると、声優のようなプロセスで大成する子が出てくる可能性はありますね。というか、ジャニーズは既にそれだけのキャパシティーがあるとも言えます。

*1:バースデーライブを除き、O-EAST級の会場でやり始めたのは、大体このくらいの時期。