吉川友

多様化の波にもまれ(朝日新聞)

魚拓をとろうと思ったら、もう既に先客がいらっしゃいましたね。

感想は「頑張れ!」に尽きますが、気になる点をいくつか。

 日経エンタテインメントによると、女性アイドルの「平均寿命」はバブル全盛期の88年には4・3年だったが、10年後には2・9年に縮まった。背景には、アイドルの大量生産、大量消費がある。
 かつての山口百恵松田聖子のような「正統派」よりも、吉川さんのような予備軍や、モー娘のように入れ替え自由な「ユニット」、娯楽番組で人気の「バラドル」、ネット社会が舞台の「ネットアイドル」など、アイドルの領域は多様化する。その分、門戸は広がったが、飽きられるのも早い。

このコラム書いている朝日新聞記者さんを流石だと思ったのは、アイドルの寿命に着目した点。
「2.9年」ですか。
ただ、ベリキュー好きの方々からみたらピンと来ない数字かもしれないですよね。「お前ら一体何年選手だよw」って。
日経エンタ」記事のアイドルの中には、そもそもハロプロ軍団は含まれていないかもしれないし、あるいは含まれていても、グラビアモデル児童劇団やジュニアモデルなどの方が圧倒的人数だと思うので、そちらの数字に引っ張られているのかなと。

先日、TBSでダウンタウンの浜田さんが司会でU-15メインで何十人か集めて、将来の夢を語るみたいな番組を奇跡的にゴールデンタイムでやってましたが、もしあなたが運良くその番組を見ていたら、あの子達の話だと思ってもいい。
出てきた子は各事務所の一推しっぽい感じなのか、めっちゃ美少女ばかりで、我が軍(笑)は一見すると「やべぇ、負けてるなw」と思いがちですが、彼女達の主戦場はCMモデルとかでしょうから、今可愛くないとそこにはいられません。ただ必ず定年が訪れるので、その後が正に正念場になる世界ではある。なので「気持ち良く見られたか?」と言われると、かわいそうで見ていられないってのが正直な感想。だってダンスレッスンとかしている子達に「これからは演歌でしょ!」って言ってもねえ。ただダンスレッスンなんてみんなしているから、人と違ったウリが無いと生き残るなんて無理でしょ!っていう現実を突きつける点では、逆に親切な番組だったのかもしれない。
閑話休題

 吉川さんの周りにも、自分の能力の限界を感じて去っていった少女が少なくない。

エッグでは数人レベルですし、特に彼女は3期生以降なので、他社の子ですかねえ?
茨城とはいえ、関東にいれば(ネットで知り合ったなんて子も含めれば)友人の一人や二人いるかと思われますし。ここはちょっと良くわからない文章だな。

あきらめかけた頃、芸能事務所から予備軍に誘われた。

彼女と里田まいみうなの共通点はモーニング娘。オーデに落選したものの、何らかの方法で救われていること。それがカントリー娘。だったり、エッグだったりです。
(以前に何度か書いてますが)他のオーディションならば「審査員特別賞」に値するものなのかな。オーディションのグランンプリってのは、大抵の場合、副賞で映画主演とかがついているから、それに合った子が選ばれます。逆に考えると「審査員特別賞」ってのは事務所がそういうしがらみ関係なく欲しい子ってことになるわけです。あとはその子の努力と運次第。

これから目指す子達に言いたいのは、合格者は横一線じゃないってこと。学校の入試と一緒で、トップ通過もいれば補欠合格っぽい子もいる。
ただ、トップ通過者とおぼしき子達には初期から仕事があったけれど、ところがその補欠合格っぽい子がみるみるうちに可愛くなって、ファンが一気に増えてくるなんてケースも結構ある。名前は出さないけど、ここ読んでるエッグマニアならわかりますよね?

 期待に胸を膨らませる一方で、「ミルキーウェイが終わったら、その次に何かあるのか分からない。不安です」と語る。

MilkyWayだけ考えたら、その後には燃え尽き感だけしか残らないかもしれない。でも、ハロメンの面々をみたらみんなキャリア長いので、そんな2年や3年で答えを求めないようにね。
今のキャリアを活かし、もし声優や女優を目指すのなら、次の業界内オーディション(配役オーディション)を目指して頑張って欲しいところです。