道重さゆみ(その2)

話の真意は理解できますが、あまり興味の無い人にとっては、逆に高橋愛ファンへの個人攻撃っぽくも読めますよ。
もうそろそろ、そのくらいにした方がよいのでは?

 「あなたのおっしゃることは分かります」「あなたの気持ちも理解できます」と言い合い、機嫌を損ねかねないことや批判にあたりそうな発言は注意深く避け、本気でぶつかり合うことをせずひたすら気配りに終始し、お互いにお愛想笑いを浮かべあいながら、狭い世間の村落共同体的平和を維持することは、まことに、日本的なあまりに日本的な光景であり、私には、そのような空気は淀んでいるし、息が詰まると感じられるのだ。

俺は大人だからね。
なんてな。
マジレスすると、私はモヒカン族(ってまだ展開しているのですかねえ)風味の議論を心がけていて、問題分析には興味がありますが、そこに「そんなことを書くお前が(お前も)悪い」的なエッセンスが付加してしまうと、どちらかに荷担することになりそうで、とてもやりにくくなります。なので、そういった日本的にみえる前置きをしつつ「第三者的な考えとしては...」とか「持論(自論)としては...」という(当事者たちにとって)ちょっと外れてしまう話からまず接点を見出そうとします。が、接点以前に結論出ちゃった感が強いですね(苦笑)。

例えばこういう話はどうでしょうね...ウチでちょっと前に扱った話題ですが。

エッグの○○ちゃんに歌唱力があることが発覚する。そして程なく「○○ちゃんじゃなく、なんで△△みたいなヤツが娘。メンバーなの?」というテーマのスレッドが作られる。

新人公演がホール級の会場で出来るようになった以上、今後もそういう書き込みは増えてきそうです。当面のXデーはSI☆NAのライブ映像配信ですかね。

もともと娘。オーデ(妹分オーデやカントリー娘。オーデ含む)は、キッズやエッグ以前から存在し、ハロプロ...というよりアップフロント全般の若手女性タレントの総合オーディション的性格も兼ねていたと思われます。例えば4名合格ならば、歌が上手い子2名、ビジュアルや素質重視2名みたいな感じで。また不合格者の次点とおぼしき子をカントリー娘追加オーデで合格させたりもしました。里田まいみうなさん、そしてエッグの吉川友もその流れにあります。
度重なる娘。オーデの失敗の一方、キッズからエッグオーデの流れが順調に行っているので、今後は適材適所的な配置がされる予感も強くなってきましたが、その中で、その役割を終えてしまったルート上に存在するメンバーは、厳しい目で見られやすくはなっています。

...とりあえず総論はここまで。以降は対象となった個々のメンバーに対しての分析が続くかなと。

 逆に問えば、現在の(あるいは歴代全員の)モーニング娘。の中で、誰が将来に対する明確なビジョンを持っているのだろうか、わたしには分からない。それが心配だというなら、私はモーニング娘。全員が心配だと言いたい。

娘。に関しては前記のとおりですが、それはワンダ全員にもいえることです。悪く言えばお人形さん集団ですから、実際にプランを立てている人がダメなら全員がダメになる。エルダ分離によってそれが分かりやすくなるので、かなりハイリスクではありますね。ただそれ相当のプランがあってのことなんでしょう。お手並み拝見です。

これもすでに書いたこととおそらく重複するが、この発言の真意は「道重はグラビアやバラエティに才能がある、だからそっちで頑張るべきで、ミュージカルでセリフを欲しがるべきではない」と聞こえる。その意見(提言?)については、私は何も言うことはない。しかし、「ミュージカルでセリフがなかったこと」に彼女がショックを受けたのは事実としても、そして、悔しさや不甲斐なさで泣いたとしても、それは責められるべきことなのだろうか。私には分からない。

「みんなで同じ役割を目指しても意味が無い」的な発言は、初期の娘。時代につんく♂さんが何度か発しておりました。「ボーカルユニットでもバンドと同じような役割がある」みたいな感じだったかな。またその一方で「長所を伸ばすよりも欠点を補った方が平均点は上がる」なんてありがたい言葉もありました。さて、今回はどちらなんでしょうか?

一般的には後者が美談なのかもしれませんが、後者はスタッフの仕事であり(例えばメイクアップ技術)、本人の意志は前者であって欲しいと思います。ただ嫌味なことを言った演劇スタッフさんは後者を本人に期待したのかもしれませんね。要は学校的なものなのかなと。「学校的」というのは修了すれば出来てあたりまえという意味です。ハロプロにも「ダンス必須」という学校的な要素はありますが、(発声・演技などを含めた)声質については学校的な要素はありません。何故そうなのかは解りますよね?

つーか、それ以前に道重ちゃんは学校っぽくないですしね。

道重さゆみは外見も言動も個性的で、タレント性が高いメンバーだと思いますが、私的にはやはり歌手として、彼女にしか歌えない何かがあるとは思っています。

有史以来の「紺野あさ美は歌唱力が...」という定説が「歌ドキッ!」OA後にコロっと好評価に変わったことは記憶に新しいところです。私的にはFCでOPV集みたいな企画がありましたが、あれの「パパに似ている彼」で既にガーンときてました。もともとこの手の声が好きなので。
でも、つんく♂さんは割と苦手なタイプなんですよね。二人とも。つんく♂さんは「萌え」=「レトロ調」と勘違いしている感もありますし、「萌え」(アキバ系)=「マイノリティ」と考えているフシもある。私的には障壁になっているのはそこじゃないかなと思います。これは他のコンポーザーの力を借りた方がいいかなと。具体的な方向性はまとめている最中です。私は(花音ちゃんが仮想ライブのセットリストを考えてニヤニヤしているのと同じくらい)この手の話が好きなので。

もしも現在のモーニング娘。の中で、自身について明確なビジョンを持つ事が出来ていないメンバーが一人でもいるとしたら、
 「一人でも」どころか、私には大勢いるように思えるし、それは程度問題に過ぎないとも思う。新垣里沙は苦渋に満ちた真顔で「わたしには何かが足りない。でもそれが何かが分からない」と語っていた。それは端的に明確なヴィジョンを持ちえていないことの告白でもあろう。しかし、新垣里沙は問題に気づいている分マシであって、問題に気づいてすらいないメンバーもいるのかもしれない。

それ中心で語るのならば、もう少しお付き合いしても構いませんよ。
というか、それなら話の輪に入ってもいいと思う人は多いかなと。
新垣里沙も「彼女ならこれ!」って曲を与えられていないメンバーですよね。

ネタ投下ですが、名古屋会場につんく♂さんがチェックしにきましたよね。そのあとポケモーのツアー日記の書き込みが凄かったですし、さゆみんから「日記書かない人」認定されちゃっている亀井ちゃんまで恥ずかしそうに書いていました。私的にはこりゃ何かあったな(笑)と思っています。