ベリキュー!総括系
両角さん。
何度も言いますが、僕が一番やりたいスタイルの番組だったのでとても楽しかったです。
自分としては完成度および満足度は60%ぐらいだったんではないかなと思っておりまして、まだまだこれから100%の面白さに向って突き進もうとしている矢先だったので残念無念です。
でも、ハロプロ関連番組の理想ってどんな感じなんだろう・・・。
(1)彼女達のキャラを理解し、それを活かせるような演出を心がける。
僕は単純にバラエティーが好みなんですが、メンバーによっては不得意な人もいる。だから今回は歌もやろうと思ったし、スポーツなどや色々違う企画もやっていこうと思ったわけなんです。
しかし、ベリキューメンバーに限ったことではありませんが、ハロプロには性格が全く違ったタイプの子ばかりが揃っているので把握するのが非常に難かしいんです。事務所の人や、ファンの人が直接番組作った方が良いんではないかって、いっつも思ってしまうんですよね。(笑)
まあ、しかしハロプロには、歌関連もバラエティー関連もどっちもできないって女の子は全くいないのがスゴイ。なんとか彼女達一人一人の個性をうまく番組に適応させてあげたいところだったんですが、実際どうだったでしょうか??
コンセプト的には満足です。「残念無念」さは同感です。
本当にありがたい番組でした。
(2)彼女達の現場をファンに伝える。
これは、コンサート関連や新曲関連などの現場のことです。
毎回制作議論が絶えない話題ですね。(笑)
ほんとうは、レコーディングやダンスレッスン、PV撮影の現場映像が流されている内に、何度も何度も曲が流れて、知らず知らずの内に視聴者の頭に刻み込まれていっていた『ASAYAN』の時の感じが理想だろうと思います。レッスンがつらくってつらくって泣きじゃくってる彼女達を見てると感情移入もしてしまいますから。
が、しかし、これはなかなか完璧にはお伝えできなくなっているのが現状です。
それは、ASAYANの時の彼女達は言わば『素人』で、現在の彼女達は『アイドル』もしくは『アーティスト』であるからと考える人が多いからです。
間違ってはないと思います。
プロは、完成された作品を世に魅せるのがあたりまえなんですからね。
その過程(特にマイナスな出来事など)をわざわざ全て見せることないですもん。
長いことファンをやってる人は理解されていると思いますが、ASAYANの密着映像と、ベリキュー!のメイキング映像は全然異質なものになっております。
どちらが良いとは言い切れませんが、皆様はどう思っていらっしゃるのでしょう。
私はASAYANは好きでしたし、リアルタイムに見たことのない今の若い衆にとっては新鮮に映るでしょうね。ただその一方で「目標に向かってゴールする」感が強すぎる嫌いがありました。大抵のアーティストの場合、デビュー自体を「目標」にしてしまい。そこで燃え尽きてしまってましたね。モーニング娘。はその点ではデビュー後もメインボーカル争奪戦だの、オリコンチャートに絡めた企画だのが目白押しで、視聴者を飽きさせませんでした。ただそれ以外のアーティストコンセプトがどうしても霞んでしまうために、他局での扱いに苦慮してしまいますが...まあ企画がタコと片付けるのは簡単ですけどね。
そういった過剰な演出ではない、シンプルな「頑張っている」感なら、是非お願いしたいところです。世の中には女の子が泣いているのを見るのが好きってひともいます(含む俺)やっぱ感情移入しちゃいますよね。
それと、モーニング娘。のコンセプトは、独り立ち→卒業ですよね。とはいえ当初はそんなことは微塵も考えてないなかったでしょうが...脱退ではない卒業は、いつしかそんな感じで祭事と化しました。そのためにはメンバーは補充しなければいけません。そのメンバーは素人ですから、過程を見せないこと自体が、彼女たちのコンセプトの半分も伝えていないことになります。
逆に考えると見せなくていいってことは、そういった特殊性からの決別なのかもしれませんが...