藤本美貴、つんく♂/「奇跡体験!アンビリバボー仰天超絶インパクト人間&世界天才キッズSP!!」

昨日の番組でごめんね。
横に嫁がいるので、録画したものをざっと(それでも歌披露部分はきっちり)見ただけ。なので、藤本センパイの話は出来ません。申し訳ない。

多国籍天才キッズバンドの演奏は楽しかったですね。曲は「いとしのエリー」と(アンコール披露として)「帰ってほしいの(I Want You Back)」だったかな。

いとしのエリー」は凄く良かったですね。
何が良かったというと、メロディーラインが米国ポップス調にアレンジされていたこと。というか彼女オリジナルのメロディーラインのように聴こえることですね。レイ・チャールズ版のメロディーラインとも違う感じでした。
このプロジェクトに関わったつんく♂さんは、歌いかたを細かく指導することで有名ですが、それは日本人に洋楽独特のグルーブ感というか、アドリブ感を教えるためのものだったと思います。だけどこの子(外国人)には不要かな。そんなレベルでした。

ただ、そのアドリブ感にもきちんとした教科書があって、「帰ってほしいの」はオリジナル(ジャクソン5)そのものをトレースしているようにも感じました。これでも十分テクニカルで、知らないと感動するかもしれないくらいに素晴らしい出来ではありましたが...だけど「いとしのエリー」の方が数段楽しかったです。

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キッズおよびティーンのユニットって、アーティスト(特にメンバー)の個性より、「お上手ね」的なものが先立つ傾向がある。考え方として、テクニカルな要素を膨らませてアーティスト化するケースと、逆にカジュアルに表現するやり方がある。初見では前者に軍配が上がるかもしれませんが、長く付き合うには後者。ただ後者には一般層よりも先に音楽マニアの気をひきつける何かがないといけない...と考えると正にPerfumeBEE-HIVE時代、ぱふゅ*1は後者、それ以外のユニットは前者だったので、明暗分かれた感じです。

この特集では、その両者が同居しているところが面白い。

Berryz工房も正に後者で、音楽マニア向けのオカズが満載ではありますが、彼らが飛びつく前に既にメンバー推しのファンでキャパシティ的にはもう間に合ってしまったこともあり、なかなか世間にアピールし辛いのが難点ではあります。

*1:BEE-HIVE時代には私は彼女達をそう呼んでいましたが、今のファンはどう呼んでいるんだろう...