橋本愛奈、いくっち、ピーチ/トライフル@新宿スペース・ゼロ

行ってきました。
目的は橋本愛奈が「34丁目の奇跡」からどれだけ変ったかをチェックするためです。それがほとんど全て。理由は好きだから(笑)。でも「好きだ」とだけ言っていると、それは大好きな子を後々苦しめることになるかもしれないので、ちょっとキツイことも書いちゃいます。まあ、いつものことだけどね(苦笑)。

話を書くとネタバレになっちゃうので、状況説明等を中心に。

TNX系イベントでも発券していたそうで、客席の前方はTNX系ヲタさんが殆どでした。比率的にはTNX:ジャニ他で2:1といった感じです。
ただ聞く話によると、初日(昨日)はジャニーズファンがとても多かったとの事。日によって割当の違いがあるのかもしれませんね。なので反応の違いも楽しめるかもしれません。

内容はコメディ。小劇場っぽい暗さは無い感じですね。

出演者の感想を。役柄的に楽な方から順に。

ピーチは芝居には慣れていないこともあり、声量や演技自体はやや厳しいものがありましたが、性格が極端な役であり、声を出すよりポーズなどで笑わせる役なので、随分と助けられた感じです。私の周りは女性ばかりでしたが評判は上々です。「ピーチ」という名前から、アイドルではなく性格俳優的なものを目指している女の子として映ったのかもしれません。眼鏡っ子なのでそれもアリかなと。

終演後のトークショーで、いくっち本人はギャルっぽく演じたそうですが、普通の女の子役を自然に演じています。演技の自然さは、舞台というよりドラマの延長線上といった感じです。彼女はマイク周辺で演じていたので、その分では得をした感じです。

橋本愛奈はキャラクターとして「おこりっぽい女の子」以外の人格的肉付けが薄く、舞台の中でのツッコミ担当的な役回りです。ほとんど終始出ずっぱりで、主役と絡むことも多い。本当の意味での脇役。本来ならば子役人生ン年の子がやるような役です。それだけ期待されているって証拠ですね。
演技全般は「34丁目の奇跡」の頃と変らない感じです。進歩が無いのではなく、「34丁目の奇跡」の時に充分に基礎を身に付けたことが活きているのかなとは思います。
ただ欠点を言えば、コメディだからか役者さん達はかなり早口。舞台役者は声量が損なわれることは無いでしょうが、舞台専業ではない女の子にはやや辛い部分があります。キャラがFIXされているいくっち・ピーチは自分の「間」が作れますが、ツッコミ担当の橋本はどうしても他の早口な役者さんに合わせてしまいがち。さらに集音マイクはステージ前方のみなのか、ステージ前後の動きが激しい橋本は、後方だと聴き取りにくくなる。舞台設備を見直すのは難しそうなので、出来れば自分の「間」できちんと話すように心がけて欲しいかなとは思います。それが出来れば舞台役者としては合格なんじゃないかな?
他のメンバーも、もし録音とかされていたら聞きなおしてチェックするくらいの事があるといいね。

以上、自分の求められていた役をこなすという意味では、それぞれが良い感じでした。

ちなみに、喫茶店のメニュー風の素敵なパンフレットを見せていただきましたが、橋本愛奈の経歴に「34丁目の奇跡」がないのがとても痛い。今までの彼女の仕事で一番メジャーな作品なのに...ジャニヲタさんは演劇慣れしているだろうから、そういう情報突っ込んどくと名前覚えてもらえるのにねえ...

トークショー終了(21:05分頃)まもなく、いくっちのバレンタインイベントが始まりましたが、かなり隠れたところでやっていたのでヲタが気が付かなかったのか、あるいは秋葉原からの移動組なのか、最初はスカスカでしたが、イベント終了近くになって相当数の列が出来きました。バターOKなので延べ100名近い感じにはなった模様。気になる演技中の入場は殆どなく、その点はOKでした。ふう。

出口付近はTNXヲタさんの溜まり場となっておりましたが、同じ出待ちでもジャニーズファンの皆さんは邪魔にならないところで、整然と待っている。やっぱ歴史が違うね。
私はそういうのには興味がないので、とっとと現場から退散。ゆたか。さん&シェナーさんと食事&熱い会話を展開しつつ帰宅。
(現状のTNXヲタ事情や、今後の活動の情報交換等。それと、初日にシェナーさんがジャニーズ関係者(親戚?)と間違われてヲタに取り囲まれてしまった話など(笑)。)