Berryz工房/「劇団ゲキハロ第3回公演『リバース! 〜私の体どこですか?』」@池袋サンシャイン劇場(その6)

続き
今回も勝手にトラックバック系。

愛理ちゃんのお兄ちゃん、はっちまんさん経由で、「日刊Berryz『2nd』」さんを読みましたが、ひとつ上のコラムの流れもあり、会場に行かずにこれだけ読んでいる人にとっては「思わず立った人=非常識なヲタ」という印象を下手に与えてしまう危険性もあるので、ちょっとどういう状況だったかを説明しますね。

ちなみに私は立ってはいません。

まず、ミニライブコーナーの衣装は、芝居のエンディングの衣装と一緒です。これは「寝る子はキュート」と同様ですが、内容が大きく異なります。
エンディングは部活祭のシーンで「いつも応援してもらっているお礼に私たちがみんなを応援したい」というシチュエーションに合わせ「チアリーダー」の格好をしているのですが、この衣装、実は2007.04.01のSSAライブの衣装と同じ柄です(多分に同じもの?)。「愛の種」だったか「モーニングコーヒー」だったかの裏ジャケットの柄みたいなヤツです。つまり衣装が(新曲に併せた)ライブ仕様になっています。

そのエンディング後に暗転し、全ての役者が舞台で挨拶し、その後ミニライブがあるのですが*1、通常は挨拶でハケてからほど無く再登場し、落ち着いた口調で「まずは新曲聴いてください」といったMCがある。

しかし千秋楽は直ぐには登場せず、約1分ほどじらされてから、オケの「チッチッチッ」って音があって(今までやらなかった)「スッペシャル ジェネレ〜ション」が突然始まった。そしてイントロに合わせて勢いよく登場。

なので、立ち上がった人たちは、ある意味条件反射的にも見えました。
私も5〜10列目で観たので後ろのことは覚えていませんが、立ったのは2〜3割程度かな。ただスタッフに制止される前に数割の方は場の空気を読んで直ぐに座りました。注意された方はそんなにはいません。時間にして30秒あるかないかだと思います。

ライブ通っていれば判ると思いますが、それぞれの曲に存在意義みたいなものがありますよね。さあ盛り上がって下さい光線を出している曲ってのがある。
例えば「寝る子はキュート」のミニライブの初っ端に「まっさらブルージーンズ」が予告無しで流れてきたらどうします? 「リボンの騎士」で「Go Girl〜恋のヴィクトリー〜」だったら?...なので「スッペシャル ジェネレ〜ション」をやったこと自体がある種の確信犯だと思いますし、直ぐに係員が止めに入ったのも計算ずくでしょうね。

ここまでが直接的要因。

間接的な要因としては、DVD撮影が千秋楽では無かったこと。
DVD撮影は場所をとるので千秋楽では座席の確保を最優先としたのでしょう。オークションで高騰されてもかなわないでしょうし。
そんな感じで、千秋楽は一見さんよりも、支えてくれているファンの為の公演としてのウエイトが高くなります。実際いままでにないアドリブが結構ありましたしね。だから千秋楽にDVD撮影を入れないのかもしれないし、DVD撮影を入れないことで、その雰囲気が熟成されっちゃった感もあります。
撮影用カメラは着席を見越してのセッティングでしょうから「『スッペシャル ジェネレ〜ション』で全員総立ち→数人のスタッフでは賄いきれず→ステージ撮影不可能」も見越しての前日のDVD撮影かもしれません。この状況から、どちらに転んでもいいようにはなっていたと思われます。

以上のことから、私は怒りではなく、ちょっとかわいそうな気がしました。
「釣られた!」って言葉の方がしっくりくると思いますよ。

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以下は過去の話も含めて。

そういえば娘。の「リボンの騎士」千秋楽は追加公演で、さらにFC枠でほぼ埋まってしまうという「ファンクラブ貸切公演」に近いものでした。「リボンの騎士」はミニライブではなくレビュー形式で、さらにアレンジも大人しめのものに変えられていたこともあり、立ち上がることはありませんでしたが、小川麻琴の卒業式としてサイリウム点灯がありましたよね。あれが一般人が半数近く占めている公演で出来ますか?...そのための「追加公演→FC貸切公演化」だったのでしょうね。

また、「リボンの騎士」の前までの娘。ミューカルのミニライブはスタンディング容認でした。
一番最初は日生劇場でしたっけ?...子供が沢山観に来てくれたのですが、皆が立つと観にくいので、スタッフが子供たちを最前列より前に誘導していましたが、それが後の「親子席」(当時はリアル親子席)を作るきっかけになったと思います。 ただその後の青山劇場も明治座もスタンディング容認です。

これがいつからそういうルールになったんでしたっけ?
それともマナーなのかな?...まあ、それでもいいんですが、アイドルライブでなくともライブをスタンディングで観ることは往々にしてありますので、マナーだけじゃ対処しきれません。

まあそれでも、ちょっと考えれば済むことがあります。
立ってはいけない公演には、ファミリー席が設定されていないってことかな*2
これならシンプルで判りやすいですね。

それと、立っちゃうとステージが観にくい会場もある。ジャンプ禁止の会場もある。

別に演劇だから立ってはいけないってのではなく、周りのお客さんの迷惑になるからやめましょう...だね。

*1:ここで芝居は終了しています。ミニライブ後に再度挨拶があったのはDVD撮影があった千秋楽前日より。

*2:メロン記念日ライブもファミリー席設定なしですが、こちらはお子様いませんしね。ハロプロでは例外に入ります。