ハロプロキッズと他社のU-15との違い(その3)

続き
何か自己解決したのようなので、こっちで始めた話の後始末を。

ハッチマンさん(コメント)。

魅力を語る上で、なになに賞を取ったとか1000人のモデルの中から選んだとかを強調するのが意味不明だったりするんですよね。本来のスペクラファンの人とかキャナのファンの人ってこんなんばかりなのかしら?そういう人は少ないと思うんですけど、案外排他的なんですかねぇ?

スペースクラフトはU-15の組織がいくつかあって、大雑把に子役(声優含む)と雑誌やCMモデルに分かれると思います。またモデルも「読者モデル→所属」と自社オーディション出身者でも微妙に違ったりもするかもしれない。なので各々の出所については押さえておきたいってことはあるでしょうね。
これは、℃-uteにおいて有原栞菜はエッグ出身で他はキッズ出身というのと同じ感覚です。
アップフロントはまだ単純ですが、「ハロプロに在籍しないアップフロントエッグ研修生が、ハロプロエッグと一緒に活動する」なんていうことが今後ありえますよね。いやもう既にあるのかもしれませんが...

ちなみに、歌手より女優・タレントにより顕著なことではありますが、大まかに義務教育修了時と、高卒あるいは短大・大学卒という2つのポイントがあり、その前と後ではその子に求めるものが相当異なると思います。つんく♂コメントにもある通り、音楽ガッタスを義務教育修了の子をチョイスしているのは、ある意味、歌手以外の活動も視野に入れている証拠なのかもしれません。

また、過去歴については、歌手におけるCDやDVDや写真集のディスコグラフィーと同列と考えるべきです。歌手のTV出演はプロモーションも兼ねた副次的なものと捉えがちですが、子役やモデルはそうではありません。
例えば「ちゃお.TV」で福田花音が自身のレポのナレーターもやっていますが、松浦亜弥は人気アイドルだからナレーターをやれる...というのとは全く異なるものです。そういったことの評価はきちんとやってあげないといけません。

もう少し時間が進めば、エッグファンもそうなり、歌手を目指すエッグのファンと、(舞台)女優を目指すエッグのファンで、多少の温度差は感じてくるかもしれませんね。

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僕は矢島舞美が好きなんです。」さん

流れない理由というのは「愛着」の一言で片がつく話じゃないかと思っています。「ハロヲタ」といわれるように広い意味で「ハロ推し」なだけなんじゃないでしょうか。長いこと見てきて愛着があるから離れない、愛着がなくなったから離れる、あっちこっちに愛着があるからあっちこっちいく(笑)程度の話で、その他の理由なるものは「後付け」にすぎないような気がします。

私が取り上げたマーケティング理論は、どんなものでも大体「先駆者に学ぶ」的なもので、ビジネスは時代によってトレンドがありますので、その暗中模索感から開放する効果を狙ってのものです。いわゆる経営者・起業家向けセミナーのネタみたいなもの。
なので当事者達から見たら「後付け」感バリバリ教室に読めちゃうかもしれませんが...ただ、自分たちのやっていることは間違いじゃないってことの裏付けとして利用することも出来るので、そうしている部分もあります。
ただこの理論はハロプロをベースとしている訳ではないので、合っている部分とそうではない部分があり、『お金を持っている現場』系向けでもあります。私的には若年層の掘り起こしの方により興味があるので、これだけでは満足はできません。そのあたりはセブンアンドワイ系のレポートを読んでいただけるとご理解いただけるかな。

意外と「メジャーレーベルからCDを出しているか」なんてつまらないところだったりして(笑)。

インディーズは、どちらかと言うと正式発売前のトライアルキャンペーンみたいなものなんでしょうね。

ちょっと戻って。

観客との距離が近すぎるアイドル(というより「プレアイドル」という廃れた言葉が個人的にはしっくりきます)には境界が曖昧になったがゆえの「ちっちゃくまとまってる」感覚があって、そういうのは昔に経験しているから今は特に必要ではないかな、という気分です。

プレアイドル」って当初の「デビュー予備軍」と後の「地下アイドル」の両方の意味があります。私的には「デビュー予備軍」で使用したいところなんですが、現在は後者の意味合いが強いので、私的にはちょっと扱いにくい言葉です。

先に後者の話をしますが、「地下アイドル」はどちらかというと同好会的というか、プロレスで言うと学生プロレス的な印象があります。メジャーとの交流もありませんし、完全にその世界オンリーだと思います。引用した箇所はそういう意味だと捉えています。
ちなみに、℃-uteTHE ポッシボーキャナァーリ倶楽部のインディーズ戦略を「地下」と呼んでいる(いた)人は結構いますが、これは戦略的にインディーズから、やがてメジャーに...という育成スタイルでしょうから、これは「地下」ではないんですよね。

次に前者、「プレアイドル」イベントは当初、デビュー前の予備軍たちを紹介するイベントでしたが、徐々に「そこに留まった方が心地良い」と感ずるファンやそれを相手にしたビジネスが、彼女達を「地下」に追い込んだとも言えます。
で、「新人公演」は100%「プレアイドル」イベントです。確か「歌姫伝説」ってCoCoメンがゲストだったような...同様にこちらもそのような役割の子がいました(第1回)。なのでエッグ達に「心地よい」雰囲気を作っちゃうとマズいですよね。これは「場を荒らせ!」とかではなく(笑)、「ここに残ってちゃマズいんだ」っていう気持ちにさせないとダメ。まあ小学生は物理的に中学生になるまでは残るでしょうが、その後の話です。

それと、「観客との距離が近すぎる」ことは良くない部分もありますが「観客との距離が程よく近い」あれば悪いことではありません。
逆にハワイに行かなければまともに握手すら出来ない方が異常です。でも今の娘。メンバーはそういうところで育てられている。しかし、新人握手会やCDイベントで握手する彼女達はベリキューより遥かに活き活きしているように見える(笑)。一部で「愛の種みたいなことやったらどう?」ってのは直感的ではありますが、意外と正論かもしれません。