安倍なつみ、福田花音/ミュージカル「白蛇伝〜White Lovers〜」@ル テアトル銀座

行って来ました。
勤務先から3駅で辿り着けることもあり、平日の一番空いているであろう日を狙って取りましたが、客の入りは8割強といったところですね。

あんましだらだらと書くのもあれなのでシンプルにまとめます。

悪い点
後に書くと読まないだろうから先に書きます(笑)。
まず、歌の際に伴奏(カラオケ)がONになりすぎていて、歌が聴こえない人が結構いました。
それともキーが合っていないのかな?...これ生演奏じゃないから、キー調節とか困難ですよねえ...ACIDとか使えばいいのにね(笑)。
脚本について、休憩時間を抜くと正味2時間半程度ですが、これまともにやると4時間くらいかかりそうな勢い。なので前半部分にストーリーを詰め込み過ぎの嫌いがあります。テーマはハクソティが愛に目覚めるところにあるのですから、その部分に絞って膨らませるのがいいですね。後半は話の方向性が絞られた後ですのでこれはリラックスして楽しめました。
詰め込みの原因は曲の多さの裏返しかもしれません。ミュージカルでセリフと曲のバランスについて私はそれほど多く観ておりませんのでコレといったことは言えませんが、前半はセリフ:曲が印象的に8:2くらいにも感じられました。

微妙な点
役者は歌舞伎系、宝塚系、ミュージカルのベテラン系、そしてハロプロ2名+子役事務所系3名というバランスで、個々にはとても素晴らしい演技でしたが、それぞれのバックグラウンド特有の癖というか間合いがあるので、そういう面を観察するのも楽しいですね。なんだろう...サッカーの日本代表みたいなもんですかね。各チームで戦術が異なることから、こういったシチュエーションでは個人技で打開しようとする...ような雰囲気でした。ただ宝塚役者の適応力は物凄いものがありますね。

良い点
曲自体は良かったです。
安倍なつみは素晴らしい。負けてはいなかったね。歌唱スタイルが宝塚は舞台を意識した声の出し方をするのに対して、ハロプロは歌謡曲の声の出し方をする。もしこの作品を松田聖子がやっても同じだろうと思います。そういう意味では、それを意識して書いてくれたであろう広瀬香美との相性は抜群ですね。実際にライブステージでも歌って欲しいかも。というか楽曲提供もお願いしたいところです...よね(笑)。
出番も多く、イメージも壊れないし、曲も合っていることから安倍なつみファン的には楽しめる内容かもと思いました。

福田花音
パンフレットを購入したところ。1ページを使って紹介されていました。凄いね。それよりもパンフレットの「Contact」(ファンレター送り先)がFC部宛になっていたのは驚きました。
(FCの入会案内に記載されているメンバー以外は扱わないんじゃなかったの(笑)? > FC部の中の人たち)
小学校6年生とはいえ、まだ成長の段階まで進んでいないことから、他の子と同じ子供子供した雰囲気が強く残っていますね。でも顔はほんの少し背伸びした雰囲気もあり、アンバランスさがたまらんちん。
ただ、演技は可もなく不可もなくといったところですね。34丁目の奇跡を100としたらまだ120程度の出来かな。声は大きくていいのですが、早口で聞き取れない部分があります。他の子役の中にはそれを防ぐ術を持ってる子がいそう。参考にしたいところですね。
ロビンお姉さんと比較するとまだ60%くらいの出来かな。愛奈お姉さんやロビンお姉さんを追い越せるように頑張ろうね。