「病的痩身モデル」について

アイドルグラビア日記メモ」さん経由で。

【正論】和田秀樹 病的痩身モデルはやす少女誌の罪-コラむニュース:イザ!(産経新聞)

これ読んで、例えば新潮社がこの手の記事を書けるのかなあ...が第一印象。
でも結局書けそうかもな...が第二印象(笑)。

この手の話は私も何度か(別のブログで)書いたかもしれないですね。ウチの奥さん女王様は外資系企業に勤務している関係で、海外の文化に触れる機会が多いのですが、世界的に見ると、モデルが痩せていなければならないという美意識は古いのではないか?とよく聞かされました...という話。

それと、この記事では(思想上?)取り上げていないけど、日本の流行は世界に配信されていることをもっと自覚すべきかもしれないね。
海外では日本女性は総じて痩せすぎで魅力に乏しいという意見も多い。
また他のアジア諸国がそれに倣って安易に流行を取り入れてしまい、社会問題化する危険性もあるので、ローカルな問題と思ってもらうと取り返しのつかないことになりそうですね。

で、前出の新潮社が書けそうな理由についてですが。
新潮社ではローティーンファッション誌「nicola」を発行しているのですが、この雑誌のモデルは高校1年の3月で卒業します。これは単に下の世代がつっかえないようにすることが一番の理由なんだろうけど、別の見方も出来そうですよね。
この年代のモデル(小6〜高1)は個人差こそあるにせよ、概ね成長期で、身長が一気に伸び、それに肉付きが伴わず、よって無理なくスレンダーな美少女タイプになりやすいんです。ただそんな彼女達も高校生になると、昔なら出産可能な年代に達し丸みをおびてきます。この雑誌のターゲットは小学校高学年から中学生ですから、そうなるとジュニアモデルとしての使い道は極端に限定されます。

産経新聞が取り上げているのは確かにSEVENTEEN誌でしょうね。ここは概ね15〜20歳前後のモデルで構成されていると思います。
ただこの年代のモデルでも、無理なダイエットをしているのかそうでないのかは判りかねる部分はあります。まあそれはアンケート記事的なものを読むとなんとなく元々痩せ体系なのかダイエット組なのかは判断できるのですが...まあ皆さん努力してそうな雰囲気は漂っています。

もちろん、この手のファッション誌の存在だけがこの病の原因ではないが、世間の価値観が和らげば、かなり減らし得るのは確かなことだ。

一時期ファッション誌の動向をチェックするために、女性が多く出入りしている掲示板をいくつか覗いたりしたのですが、「モデルの○×ちゃんの友達から聞いたんだけど、あの子ダイエットのし過ぎで生理が止まったんだってさ!」的な噂を割と見かけました。同世代の間でも自分や周辺との体型差をみて「あんなの普通ありえない」と感じているのでしょう。そういうバランス感覚を上手く保っている現状では、まだ大丈夫な気もします。

しかしその一方で、その体型に憧れを持つ子(その多くはモデル予備軍)もおります。さらに前出の通り海外に飛び火すればその裏側は一切排除されるでしょう。そこが恐いですよね。

但し...

また特定の体形の女性への差別というのなら、標準体重を超えるモデルを使わないのも差別でないのか?

いや、標準的な体重でここまで綺麗に魅せられる...っていうものがあればそれで充分かと。
(ここが産経らしい言い分なのかな。極端な米国志向というか...)
米国では差別の撤廃などが過度に働いているのか、グラビアアイドルの登竜門的な番組も男女が一緒に出てきたりします(URL)。でもこれ日本じゃ流行らんだろうなあ。

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さて、おまちかねの手前味噌コーナー(苦笑)*1

ウチの奥さん女王様は娘。の体型については誉めてますね。「自然で健康的な体型だから好感が持てる」と。そういう意味でも海外(米国)のパクリ風J-POPじゃないユニークなサウンドなんだし、体系的にも違和感ないですから、米国以外の海外なら確実にウケるんだろうけどね。

また、Berryz工房℃-uteメンバーは仮想内縁の妻の須藤茉麻を除き総じて痩せ気味体型ですけど、これも前出の通り「にょきにょき」期だからなんだよね。「ぷにぷに系の旗手」鈴木愛理も「にょきにょき」期を過ぎればまた「ぷにぷに」が戻ってくるのではないかと。でもあと2年くらい我慢かなって気もしますが。
(そう考えると熊井友理奈はどうなんだろう...私的には可愛さもツンツンさも保持してるから気にしてないけどね。気にしないのが一番だな。)

*1:本来の意味は自画自賛と同様なので、単なる一ファンの評価じゃ手前味噌とは言わないんだけどね。