「産業アイドル」のおさらい(その2)

コメントで済まそうと思いましたが、長くなっちゃうのでここで。

id:JuliusCaesarさん(コメント)

問題って具体的に何でしょう?
何をもって公平ではないのですか?

まず、それ以前に「産業アイドル」=「書斎派アイドル」ではありません。
(そんなこと書いちゃうとゆめりあさんから「これだからモーヲタは!」って怒られそうだな(笑)。)

具体的にはテレビや映画に登場する「アイドル女優」の多くは「産業アイドル」ではありません。
ただ、ドラマにいきなり主役に抜擢されたが実力が伴わず「結局、大手事務所だから主役なんだよねw」って子は、とかく話題性で売りがちです。そのあたりで判断するとどうなのか?...です。つまりジャンルではなく個人の売り方(育て方)の問題なんですよ。

要は芸能人であるのなら人を魅了する何らかの技が欲しいですよね。駆け出しの頃に「彼女は性格がいいから是非」とかいう売り方は一般視聴者やリスナーには伝わりにくいです。よく新人タレントの自己紹介で「私は面白い性格で」みたいなものがありますが、それも余計な雑音になる。「その時に必要なものは何か?」の答えはシンプルですよね。「産業アイドル」とみなされるタイプの子はそのあたりが疎か(事務所まかせ)になっているかなあ...という気がします。
その一方で、今の段階では「グラビアアイドル」あるいは「新人タレント」あるいは「U-15」としか認識されていない駆け出しの子でも、その裏では事務所内できちんとレッスンを受けている子もいます。そういった子たちの発表の場もあります。ただこの段階では(どの事務所も)売れる売れないを前提にしつつ動いている訳ではないという印象。それやっちゃうとその子はやる気にならないでしょうから。一方、何もしていない事務所もあるでしょう。そして最近では移籍ブームらしいのですが、そのあたりのプロセスが疎かになってしまっている子も見受けられそうです。このあたりの評価はアイドルファンの方が詳しいかな。

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それと、もうひとつ。
私は書斎派って言葉をなるべく使わない様にしています。地理的・金銭的・年齢的・立場的な制約、あるいはハンディキャップを持たれている方で、現場にいく事がままならない方に対して大変失礼だからです。

ハロプロは(私が語るまでもなく)近年地域格差が著しいと思います。まあイリーガルな方法をもってそれを埋めることも出来るでしょうが(笑)...なので「ハロプロは現場系が勝ち組w」みたいな風潮があるとすれば非常に残念です。
ただしこれはファンサイドでは解決しきれない問題で、事務所サイドにも相当な責任があります。
テレビ朝日系「銭金」での名ゼリフ「現場に行けばわかります」だったかな。全国ネットの番組で訴えるのは凄く大切なんだろうけど、ヲタはそれが精一杯。
ただそれを事務所が手助けして「現場に来て下さい」っていうメッセージを発するだけではダメで、出来れば一歩進んで「現場に来なくても色んなところで楽しめますよ」の方が理想です。逆の立場で考えると「なるほど。確かに楽しいね。じゃあ一度は生で見てみようかな。」じゃないと多くの人を先に進めさせることが出来ないと思います。

そういった意味で実際に動いているプロジェクトがありますが、それは一体何でしょう?
またそれは成功すると思いますか?