モーニング娘。、美勇伝、辻希美/「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」@新宿コマ劇場(その3)

続き。
(その1)
(その2)

ところで、男性が出演していたのは何故だろう?

「おぉ!! 懐かしの宝塚」 写真館(サロンド ヤスコ)

コマの公演ですから男性も出演しております

なるほど。

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フィナーレ(レビュー)については、「Early Takarazuka」の「4.5. パノラマとしてのレビュー」を参照。

その昔の宝塚や松竹歌劇団は男性客が多かった筈だから、本来レビューはそのニーズに答えるものだったと思う。いやストリップじゃないから脱がないけど、育ちのいい娘さんの健康的なお色気を堪能するものだったのでは?...そう考えると美勇伝の踊りは割とベーシックなものだと思います。

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それと、宝塚関連の記事を漁っていたら「スポニチOSAKA 宝塚歌劇支局」にこんな記事が(2006.08.19付)...

サンリオピューロランドで上映「くるみ割り人形」大盛況…歌劇団協力の外部公演(スポーツニッポン大阪)

モーニング娘。主演、新宿コマ劇場リボンの騎士」には男性ファンでいっぱい!!

宝塚歌劇団が協力した外部の公演が、この夏休みに2つ公演されている。東京・新宿コマ劇場のミュージカル「リボンの騎士」と多摩センターのサンリオピューロランド内にあるメルヘンシアターで上演されている「くるみ割り人形」がそれだ。前者が木村信司の演出、後者が小池修一郎の演出。今回は予定を変更して現代宝塚を代表する2人の演出家の新作の模様を紹介しよう。

 「リボンの騎士」は手塚治虫原作の人気マンガのミュージカル化で、モーニング娘。のメンバーが主演、マルシアと専科の箙かおるが特別出演している。

 衣装や城の装置など宝塚顔負けの豪華さで、甲斐正人が作曲した音楽も本格的なもので、ミュージカルとしての体裁は整っている。

 しかし、モーニング娘。のメンバーにきちんとした芝居をさせようとしたことに無理があり、サファイア姫を演じた高橋愛は熱演だったものの、一夜漬けで男役をさせること自体無謀だった。

 作り自体もやや古めかしく、全体にテンポが悪い。もっと斬新な演出の工夫がほしかった。

 場内は宝塚とは逆に若い男性ファンでいっぱい。女子トイレが今回に限り男性用に変貌していたのにはびっくりさせられた。公演は27日まで。

普段から宝塚を見慣れている記者の視点だから、そのあたりを頭に入れて読んだ方がいいね。全体的に現在の宝塚を100として書いている印象。まあ私も他の(現存の)アイドルを評価する際はハロプロを100と考えるので致し方ないところだな(笑)。

「古めかしく」は産經新聞の木村信司氏へのインタビューを読めば理解出来るのかもしれない。
テンポが悪く感じられるのは、本来のターゲットである子供を置いていかない様にするための工夫とも言える。
「斬新な演出の工夫」も宝塚のレベルではじめて可能になるもの。木村氏なりに各メンバーの活かし方を考えて演出している印象が強かったので、あとは好みの問題かと。

それと、この記事では同時期にスタートしたサンリオピューロランドの企画を紹介しておりますが、あちらは着ぐるみで表情のマイナスポイントは考慮できないし、ダンサーもプロだと思われます。アドリブも不可でしょうし。なのでこれと比較されてもねえ(苦笑)。
ただ気になるのは...

こちらも家族連れで連日満員の大盛況だ。向こう2年間上演されるという。ピューロランドの入園料のみで見ることができる。

なるほど...コストパフォーマンスの差は大きいよな。