同性のアイドルを好きになる理由(その6)

続き

MWAVEさん。

安室さんの現在の人気を支えているのは、昔のアムラー世代でしょう。

なるほど。言われてみれば確かにそうでしょうね。
やっぱり支持してくれる層って、スランプになると消えてしまうように見えるけど、でもちゃんと支えてくれているんですよね。森昌子@池袋サンシャイン噴水広場の映像でも、それを痛感しましたので。

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そう考えると、気になるのは安倍なつみなのですが...

先週発売された写真集「E'cru」は「書籍週間ランキング」(ブックファースト)の総合ベスト10(06.06.05〜06.06.11)では2位でした。

これだけでは、どんな層が購入したのか判断できませんので、例の如くYahoo! BOOKS(セブンアンドワイ)の男女別の売上を覗いて見ましょう。
総合では3位。
男女別では男性1位ですが、女性は20位以内には入っていません。まあこれは仕方のないことですけど(笑)、

ただ「アイドル写真集」カテゴリでは男性1位、女性2位となっています。
女性の方を何週かに渡って拝見していると、ジャニーズや韓流はともかく、被写体が女性であってもファッションモデルやスタイルの良さをアピールしている類のものが売れるという傾向がつかめてきました。が、その一方で、安倍なつみと同系統だと思われる深田恭子宮崎あおいも常連に名を連ねていることが注目されるべきところです。
ヲタならともかく一般女性が写真集を買う目的って、ここから何かを学び取るってことかなあ...って想像(妄想)してきた部分は多々あるのですけど、この場合は何でしょうねえ?...一見して3名とも同性から妬まれたり誤解を受けたりするタイプにもみえますが、逆に考えるとかなり多数の方がそういったことを経験されていて、その中で頑張っている同タイプのタレントを自然に応援しているという流れが見えてきそうな気もしますね。

それと...「アイドル写真集」カテゴリーでは、ハロプロだと大抵男女の好みが均等化しそうですね。ファッションモデルの様に女性をターゲットにしたものでもなく、またU-15の写真集の様に男性上位で女性圏外といったあからさまな差がつくこともなく、男性で5位だと、大概女性でも5位あたりにくる...という仮説も成り立ちそうですが、これはもうちょっと深く追わないといけなさそうです。

ちなみに購入者世代別では20歳未満17位、20代で1位、30代で2位、40代で3位、50歳以上はランク外です。まああと10年もしたら50歳以上でもランクインするでしょうね(ははは)。

また購入者地域別では首都圏と北海道・東北と中部で1位、近畿では10位、中国・四国では2位で、九州・沖縄では何とランク外です。九州・沖縄では有害図書扱いなんでしょうか(苦笑)。いや通販だからそんなことはありえないですよねえ。女性に対する好みを考えると近畿ではやや人気薄なタイプで、九州・沖縄では眼中にないということになりそうですね。これも注目点だなあ。
(この傾向は例えば、全国ツアーで、個人別のグッズ(ウチワ・Tシャツなど)の会場別メンバー別の売上比率を発表すると、劇的に面白いことがわかりそうですね。まあ公表なんてありえないでしょうけど(笑)。)
でもそう考えると、合格者が未だに不明な「ハロプロ関西オーディション」をもうちょっと本腰入れて欲しかったのと、その九州版なども本気で考えた方が良さそうな気もします。ただどちらも芸能スクールが幅を利かせている地域で、プロなんだか素人なんだかわからんギラギラした子がいっぱいいますから、困難は必至なんですけどね(笑)。