実態のあるアーティストと実態のないアーティスト(その1)

イタリア人は日本のアイドルが好きっ

中野にある中古CDショップのブログです。
アニメとアイドルが得意分野で、海外からのお客さんも多い。私もたまにお世話になってます。
購入商品がディープなのが凄いけど(笑)、でも、やっぱ純粋にこういうのは良いね。

実態のあるアーティストと実態のないアーティスト(その2)

エレンさん@モーニング娘。学会

のリンク先をざっと読みましたが、うーん...単にバーチャルアイドル的なものを求めている訳ではないんだよね。それだったら伊達杏子は今ごろドームツアーが出来ているはずだから。

オタクっていうのはクリエイティブで、何事においてもディープで、だから一般人よりも音楽に精通していたり、レベルは様々だろうけど実際に音楽を作る楽しみを持っている人は沢山いる。
それは、模型と一緒かもしれないけど、模倣だけではなくオリジナルも存在するがゆえの楽しさもある。

だから、オタクならではの作る楽しみを知っているがゆえのブームなのかもしれないよね。

そうではない非ヲタなクリエイターの卵としても、いままでインディーズ活動だったり、あるいはコンペにシコシコ出すだけだったけど、初音ミクがキーワードになったお陰で、そういう商業主義的な部分抜きにして(犠牲にして)も楽しんでもらえる(知ってもらえる)喜びってのもあるんだと思う。純粋に。

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それとは別に、アニソン文化の独自性ってのもある。歌手より曲が重要...とまでは断言はできないが(個人差があるので)、歌っている人の容姿は問わないと思うんです。その延長線上に初音ミクがあっても、受け入られやすいかな?と思うんですよ。

ただそこにはアーティストへの共感的なものは存在しないとは思う。
でもファン同士で楽しさを共有することは出来るし、その共有性が「本人の不在」を超える時がある。