モーニング娘。/「直感2 〜逃した魚は大きいぞ!〜」を聴いた

あんな素敵なお誕生会の後でこれはひどすぎです。泣いちゃいます。
(昨日のライブ、たった数曲で結構な汗をかいていたメンバーが多かったので、体調の面も心配なんですよね〜。うつす前にとっとと直して欲しいです(笑)。>某氏)

というわけで昨日、噂の新曲を聴きました。
色々な予定があったため「ハロモニ。」よりもライブ(昼の部)の方が先だったりします(笑)。ただ、知人は「ハロモニ。」を見てから来たとのことで、「何かちょっと軽い感じがしたw」という印象だったとのこと。

しかし、私のライブでの第一印象はやや重たい印象でした。これはステージが相変わらず狭いのと(笑)、サビを2回繰り返すことのしつこさや、それと何か半音下がっているような気がしたからなんですが...

で、自宅に帰り、テレビの音声を聴いたところ...もう一回作り直したというより、同一マスターをミックス段階で再構築した様な仕上がりだったんですねえ。
それは今風のリミックスではなくって、いわゆる(つんく♂さんの大好きな)The Beatles風に言うところの「別ミックス」っぽい感触。
いや、そもそも別歌詞だし、中の人たちはプログラミングを組み直しただろうから、明らかに「別テイク」なんですが、音の統一性があるのでそう聴こえてしまう。
これはつんく♂さんが大好きな「A Hard Day's Night」のUS向けミックス(「Something New」とか)みたいで楽しいですね。繰り返しの唐突さは「I'll Cry Instead」のUSモノバージョンみたいだしね。

シングルとアルバムの違いは探せば書ききれない程に湧き出てくると思われますが、一例だと、イントロのサビの部分の「ヘリコプターみたいな音」や「メンバーのガヤっぽいコーラス」「ダミ声コーラス」がかなりオンにミックスされています。アルバムバージョンでも、意識して聴くとそれはきちんと聴こえますが、かなりオフなミックスなので見落としがちな部分。そういった部分をわざとオンにすることで、”らしさ”というか、雑多な賑やかさがより増幅されている印象です。これは「ザ☆ピ〜ス!」に通じる部分ですね。

ただ、歌詞をマーケットにあわせて変えてくるってのは、Beatlesの独語バージョン...よりも'80sの英国エレポップユニット「Naked Eyes」の「Promises, Promises」の例の方がそれっぽいかな。彼らは元々英国発のユニットですが、MTVブームにより英国よりも米国の方がウケると判断され、米国中心でプロモーション展開することになります。で、その際オリジナルバージョンの歌詞では米国人には伝わりにくいと、サビを中心に大幅に歌詞を変えてシングル化されました。日本ではアルバムがオリジナルバージョン、シングルが米国向けバージョンとなっていました。

ん?...そう考えると「直感2 〜」は誰に伝えたい曲なんでしょうかねえ?
個人的には恋愛をテーマにした前作の方が女性に対する浸透度は高そうな気もします。OLの日常をテーマとしたシングルは一度失敗していますし...ちょっと微妙なラインですね。またプロモーション次第の様な気もします(苦笑)。