℃-uteに何を歌わせたいか?(その5)

トラバレスでやんすよ!の巻。

オーガさん

乙女塾の陰で歴史に埋もれていった面々

そう、今回はそれを狙っています。マイマイ麻田華子はそれよりもちょっと前ですが、本来なら山口リエさんとかで考えようとしても映像が無いんですよね...

当時マニアの間で「性格のいいアイドルは売れない」の実例に挙げられてたのが山口弘美ですね。

山口弘美さんはいい子でした。本当は「愛し方を教えて」(シングルバージョン)を推したかったのですが、これはアレンジが℃-ute過ぎる(笑)ので避けました。でも歌詞は梅さん向けです。梅さんはライブ・イベントでの面白キャラが災いしてか、友達以上の関係になりにくいイメージがありそうなので。こういう歌詞がフィットしますね。
彼女が所属するレコード会社「ハミングバード」は浅香唯さんのロック化が大成功したこともあり、オケがかなりいい感じです。℃-uteっぽい曲は中森明菜さんの「少女A」あたりがルーツなのかなとも感じますが、当時のオケが「夜ヒット」や「ベストテン」を狙った感じなので、その点では(歌謡番組が終わり、ライブに活路を見出そうとした)1990年代サウンドの方がよりしっくりくるかなと。
それとアップフロント自身がアイドル歌手をやり始めた時期も丁度冬の時代の訪れと一緒でしたしね。その点からも80'sには傾きにくいかなと。

梅さんには、かしぶち哲郎岡田有希子生稲晃子に書いたような曲が合うのかなーとなんとなく思います。

なるほど。今度聴いてみますね。

中島早貴については、どうしても擬似ロリ界期待のニューカマー(笑)清水佐紀とのダンスバトルが話題の中心になってしまいますが、個人的にはつんく♂さんのエロ路線を継承できる数少ないアーティストなのかなと思っています。太シスカバー曲も含めて。
ただその一方で、歌声や地声がとても可愛らしく、また、ゲキハロや「よろセン」での吾妻ひでおや初期の宮崎駿キャラみたいなコスチュームがやたらと似合うのも彼女のサウンドイメージを難しくしている要因でもあります。私的にはそれを逆手にとってベタベタなアイドルキャラソンみたいなのを歌わせるのもありかなあ...と思ってます。前回、中嶋美智代を選曲したのもその方向性の模索ではあるのですが、もっと極端な感じで「どうぶつでんわ」なんかどうでしょうね?

というかこの手の曲調じゃないとすぐ「糞曲」扱いする人も一部に見受けられるわけで、その偏狭さはどうにかならないものかと思うわけですが。

鈴木愛理はあえてその狭さを狙ってみました(笑)。西野妙子さんはアップフロントワークスの元になっているワーナーパイオニアなので尚のことですね。その方面では、そうだなあ...木内美歩さんの「無視線」とかもいいかもしれませんね。YouTubeに転がってないのが残念ですが...こちらもアップフロントがポリドールと作ったレーベル「ポリスター」ですし、Momocoのオーデ出身なので、つんく♂さん的にも、その子供達にもジャストフィットのメロディラインですよ。舌足らずな背伸び感がマジお勧めです。
愛理は恋愛ゲームの主役タイプの美少女なのですが、イメージを増幅させるより、反発させた方が面白いシンガーですね。さらに中島早貴とは逆方向なのも興味深い。

今じゃ愛理はくねくねしてるし同い年の前田憂佳和田彩花は「しゅごキャラエッグ!」だし。どっちがいいのかなぁ。

どっちも良いんじゃないですかね(笑)。昔だと大雑把に松田聖子路線と中森明菜路線しかなく(いやもうちょっとあった気もしますけどね)、それでウケなかったら路線変更。それに耐えられない子は辞めちゃうか、また、ワガママな子だと言われたりもする。
今は、メジャーデビューまで3〜5年かけて育てますので、やってる子達も、知らずの内に色んなパターンの楽曲をこなしていくので、結果、自分がどういうキャラ(アーティスト)になっても地に足はついている。まあ、そのベースになっているのは、つんく♂さんのバラエティに富んだ楽曲群ですね。また、方向性が定まってもハロコンなどで色んな曲が楽しめるということもある。
一方、HAPPY! STYLEはそれに加えてアニソンやアイドルポップスなども歌わせていますが、各メンバーの方向性の模索という意味では共通した認識はありそうです。

全俺が泣いた(笑)。ここまでハマるとは盲点でした。好きすぎるから「誰かに歌わせる」という発想そのものがなかったです(苦笑)。

お役に立てて嬉しいです(笑)。千聖は「ロック化計画」なら何でもいいかというとそうではなく、河田純子さんならOKですが、島田奈美さんとか山瀬まみさん(「親指姫」以降)とかは似合わないでしょうね。
一方、ボーイッシュ路線ならば断然イイ感じになると思います。酒井法子さんの初期(「一億のスマイル」あたりまで)とかは、以前「佐紀ちゃんにお勧め!」と書きましたが、岡井ちゃんでも全然OKです。彼女はイメージ増幅タイプですね。

きら☆ぴかで『恋はおまかせ』・・・なんて妄想が(笑)。

なるほど。パンプキンは熱狂的なファンが多く、YouTubeにも結構転がっているので助かりますね。
マイマイは「IDOLM@STER」っぽいというか、魔法少女っぽい雰囲気があるので、アニメタイアップ系のアイドル、例えば太田貴子さんとかもフィットしそうですね。彼女もイメージ増幅タイプかなと。

ごめんなさいわかりません(笑)。ポピンズなら見たことない3rdシングルを歌う映像まで転がってるYouTubeにも盲点はあるんですねぇ。

横山知枝さんは「やまかつWink」の印象が強すぎて、その後のソロワークの映像がほとんどアップされていない(評価されていない)んです。森下恵理さんの「HEY! BABY」は竹内まりやさんの提供曲で、後に竹内さん自身セルフカバーもしたりして、1980年代アイドル好きの中では重要曲(今で言う「神曲」)らしいのですが、さすがにこの世代からバリバリ現役って方はそうはいないですし、いたとしても、おにゃン子といった似たタイプのプロジェクトからスタート...という方がほとんどでしょうね。
(かくゆうわたくしも乙女塾あたりがメインなんですけどね(苦笑)。)

栞菜ちゃんに話を移しますが、私的には渡辺満里奈的な雰囲気も感じるんです。なので、おしゃれなイメージを抱かせる曲が向いています。でも、つんく♂さんの一番苦手なジャンルかもしれません(笑)。かといって小西康陽さんみたいなコテコテさは必要ないかなと思っています。小西康陽さんはどちらかというと菅谷梨沙子に向いていそうですね。菅谷梨沙子は個人的には1990年代のセクシーアイドル系の楽曲、細川ふみえさんや故・飯島愛さんの曲っぽいサウンドが向いてます(電気グルーヴさんとかも参加されていたかな)。モンドでダンサブルな打ち込み曲ですね。
話を栞菜に戻しますが(笑)、そういう意味で山川恵津子さんの女性らしい繊細さがあるといいかなあと。彼女もイメージ増幅タイプです。

最後に我らが舞美ちゃんですが...うーん...何が似合うかなあ...実はそんなにないかも(苦笑)。昔のアイドルポップスよりも、ここ数年結構増えているフォークデュオ系アーティストから提供される、ピュアでシックで透明感あふれる楽曲の方が似合いそうですね。あの加藤紀子先輩もそういう方がハマっていた気がします。「いい曲だね」って言われるだけの説得力のある顔をしていますので、そこを狙って欲しいところ。
ただ、あくまでも℃-uteがあってそれがあるというポジションを見失ってしまうと、「暗め(おとなしめ)の曲を歌っている女の子」といったナローな印象がつきやすく、そこが怖いですね。まあこれは全員に言えますけどね。

ついでに、どさくさにまぎれて、真野恵里菜ですけど(苦笑)、メジャーシングルは「今の路線はなんだったんだw」と言われるくらいぶっ飛んだナンバーでデビューするといいかなあと思います。じゃないと面白くないでしょうね。そのときはホットパンツ姿で世のオジサマ連中をガツーンとノックアウトさせて欲しいところです。