ハロプロエッグ/「2008 ハロー!プロジェクト 新人公演3月 〜キラメキの横浜〜」(その1)

遅くなりましたが、レポの様なものです(笑)。

入場者は昼の部が8割前後の入りで、夜の部はほぼ満員に近い状況でした。当日の日中にガッタス関連のイベントがあった模様で(エッグメンは昼夜ともこちら)、単純にその差なのかなと思われます。最前ブロックにいた知人の話では、音ガタメン参加曲の盛り上がり方は異常で、かなり押されたのだとか。着実に観客は増えているので、次回は会場がさらに狭くなると、ちょっと厄介な感じになりそうですね。
私は今回はウォッチャーに徹するために後ろの1段上のエリアの最前で観覧しました。ホールでいうところの前通路ってヤツですね。ただライブハウスなのでステージが低く、このエリアでも下半身は隠れており、下半身足捌きは堪能できませんでした。ステージをもう一段高くして欲しいところです*1

今回欠席メンの内、前田彩里関根梓については2F席で観覧しておりました。新人公演レッスンの交通費は自腹なのか会社負担なのかは知りませんが、どちらにしても平日のレッスンに通うのは無理ですしね。まあでも人生は長いですから、あまり焦らないで欲しいところです。

今回は通好みの選曲でしたので、CDレベルで予習出来ても振り付けまでは覚えていないでしょうから、昼の部ではノリの悪い曲も多少ありましたが、学習能力の著しく高いことが自慢のハロヲタですので、夜の部はバッチリ盛り上がった感じですね。
問題のMIXは、やりたい人がやっている...という雰囲気で、やっている連中もヲタ芸好きと重なる印象。前めにいる常連さん達やマジヲタさん達は無視といった感じで、多分にヲタ芸と同じ運命をたどるかなと。盛り上がらない理由はMIXの実害に遭っている℃-uteヲタさんより、音ガタファンなどややエルダ寄りの客層だということもある。
その音ガタエッグのおかげでベリキューファンだけでなく、エルダーファンでも楽しめる感じになってます。ハロコンのちっちゃい版ですね。「ナビが壊れた王子様」の盛り上がりを見ると、松浦ファンも結構居そうな予感。もしかしたら真野ちゃん目当てなのかな。その真野ちゃんは今回限りですので、ソロ目指してます系の子もクローズアップすると盛り上がりそうですね。その意味ではソロコーナーは成功したかと思います。
ヲタ芸で思い出しましたが、℃-ute現場ではロミオの代わりに、両手を上げてしばらくそのまま固まっている技(名称は知らん)をやっている人もいますが、今日は見た感じではほとんどいませんでした。あれも全般的に流行っているっていう訳ではないですね。

司会はまことさんです。まことさんも司会上手くなったなあ(笑)。

今回は、というか前回は気がつかなかっただけかもしれませんが(苦笑)、曲の最後に次の曲のメンバーが登場し、最後のダンスをちょこっとだけやる...なんていう実戦的なこともやってましたね。「恋占い通りにはならないわ」から「デコボコセブンティーン」の流れです。逆のパターン(次の曲の最初のAメロまで一緒に歌ってから退場)は以前にもやってましたけどね。
また「駅前の大ハプニング」終了後、小川紗季は直ちにハケず、次の「I&YOU&I&YOU&I」のイントロのリズムに合わせてゆっくりハケるる...なんてことも。こういうきめ細かい感じの指導は大切ですね。

その一方で「お先にすんずれい」の曲をバックにしたレビューは、いわゆる新人発表会ならではのもの。まあでの宝塚でも新人さんが最初にやるのはこういったことなので、いい傾向ですね。

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気になるメンバーをピックアップ。音楽ガッタスメン以外で。

今回著しく成長した子がしましたね。
それは吉川友
前回の新人公演はお休みでしたし、その前のデリステもそれほど強い印象はありませんでしたが、パンチの効いた歌い方は中々のものです。なんだろう...渋公の第1回公演のエッグ以外のメンバー(俗に言う「正規軍」)のパフォーマンスに近い。音ガタエッグメンと同レベルか、もしかしたらそれ以上ですね。
私が評価する点は、他のメンバーにつられる事がほとんどないこと。
今回ソロに抜擢された前田憂佳小川紗季もソロでは音程のブレはほぼありませんが、集団唱になると相手につられてブレてしまう。その点、吉川はそれが無い。それは音ガタエッグでも初期のポッシでもやっぱりあったと思うんだよね。練習で出来ても本番で出来ないってのは、この年代のこの経験数だと普通にある事。慣れるしかないとは思うのだが、この経験値でそれがすんなり出来るのはすごいね。娘。初期のハーモニー系も行けるんとちゃうの?...なんて考えると、何故「娘。オーデ」を落とされたんだろう?...なんて疑問すら浮かびます。「娘。オーデ」時の掲示板等の印象では「アイドル女優みたいw」といったビジュアル面での評価が先走ってしまっていて、歌なんて二の次だったかもしれないよね。ただ「MilkyWay」の活躍次第ではプロデューサーの資質が問われそうな予感すらある。それだけの輝きを放ちつつあるね。

吉川とは全く異なる次元にいる小川紗季も素晴らしかった。やっぱ彼女はソロでも釘付けにさせる何かがある。なので昼の部は(演出過剰気味の振り付けと相まって)声援ではなく「ざわざわ」感が凄かったです。多分に「何このプロ臭www」みたいな感じかもしれないですね。それでも私は君が大好きです。天才肌でセンス抜群ってのはやっぱりいいよね。
同じ野球漫画でも(天才が多く登場する)水島新司と(スポ根の塊のような)梶原一騎では全く違うけれど、彼女は水島タイプですね。梶原タイプの代表格は森咲樹かな。

その小川と対極にいる水島タイプが和田彩花。今回割と少人数モノに抜擢されておりましたが、集中力散漫気味で、やっている最中も他の子を見ていたりして。さらに「笑っていいとも!」風のトークコーナーでは子供っぽさ大全開で、見ているこっちもヘナヘナになるんですが、これっていつか見た風景だったり...そう、デビュー当時の辻ちゃんを思い出しますね。俗に言う「辻スペシャル」の頃の辻ちゃんです。ファミレスでテヘテヘ言っていたあの感じですね。
それ知らないベリキュー世代のファン向けに例えると「起立!礼!着席!」の最初期の頃みたいな感じです。彼女の相手をするまことさんがK太郎さんに見えちゃいましたよ。
ただ、「お先にすんずれい」ではほぼセンターなんですよね。もうめっちゃプッシュされてます。 ハロプロにあまりいないタイプの美少女感もあって、昼の部の終了後のグッズコーナーを覗くと、ソロ生写真は早々と売り切れておりました*2。用意された枚数に差はあるかもしれませんが、それでも嬉しい限りですね。

小川と同様「センスで売っている」と思われがちなタイプの福田花音も、実はもの凄い頑張り屋さん。彼女も吉川同様、音程がブレないので、ユニットの核になれる子です。歌唱力も吉川・能登の次に上手い。
ただめっちゃ完璧主義者なんだよね。歌詞を飛ばした際に彼女は何食わぬ顔で続けていましたが、私はとっさに「あ〜こいつの性格だと、きっとこの後楽屋で悔し泣きするかもな...ヤベーな...」と心配しました。が、ブログによると(多分に彼女の性格を熟知しているであろう)つんく♂さんから励ましのお言葉を頂戴したようで...ほっと一安心。ほんと、今の内に間違えておいて良かったです。

前田憂佳はしっとりとしたバラードに挑戦。知人に必死な人が数名いるのでアレですが(笑)、一番人気だし、やはりファンが後押ししてくれるからソロが勝ち取れたと思う。それに応えるために必死で練習したと思うし、そういうのが見られるのもまた新人公演ならではかな。ソロだと独特のキンキン声が鼻につかないからいいね。澄んだ感じでしっかり歌えていたと思う。
ちなみに昼のMCによると「この曲は知らなかった」とのこと。このストレートな子供っぽさが彼女の魅力だし、夜の部のMCでは「自分の曲だと思って歌った」という発言から、この世代でありがちな「○○さんの様になりたいです」とはまた違ったチャレンジが出来ていて、知らなかったことが逆にプラスになっている。この曲を選んで良かったと思います。
気になるのはビジュアル面。体つきが大人なんだけど顔は小学三年生みたいなビジュアルは俺も好きだけど(笑)、ポーカーフェイスなので感情が伝わり難いかな。でもロリ好きな方は逆にそういうタイプの方が好きかもしれん。ただこのまま20歳になったら、どんな子になるんだろうね。ビジュアル的にそれが想像できないんだけど。

俺の田中杏里は、歌上手い方ですし、ダンスも問題ない。今回はレッスンも多く出来たのか少人数モノもこなしていたし、集団モノでもメインパートをいくつか頂きました。ありがとうございます(笑)。
ただ、気になるのは歌うときの表情。頑張って(張り切って)歌うのは良いんだけど、ちょっと眉間にしわが入るくらい顔に力みが出るね。曲にあった表情を心がけると、自然と歌に深みと説得力が出てくるよ。
「革命チックKISS」はカン娘。ナンバーですので、エルダ方面(あるいは里田まい方面)を見据えてのチェックでしょうかね。だとしたらとても嬉しいんですけど...

こんな感じかな〜
続くかも〜★

*1:そうなると前ブロックの最前が見辛い感じになるのかもしれませんが...

*2:その他の売り切れは前田憂佳のみ。