アイドルノリ講座

先日、とある知人から「今のアイドルのノリっていつ頃に出来たの?」みたいな質問がありました。
YouTube漁っていたらちょうど良い素材があったので、これで説明します。

CoCo/なぜ?
1991年(「CoCo1991コンサート 春はCoCoから」)

1992年(「CoCoコンサート'92 春はCoCoからファイナル〜武道館スペシャル〜」)

ツアータイトルはここから。確か両者とも生バンドライブですね。

まず、両者にあるのはPPPH。これはおニャン子(あるいはそれ以前)からあったようです。以前は「1・2(ワンツー)手拍子」とか「三角飛び」とも言われたそうですが。この時点ではほぼ「ぱんぱぱんひゅ〜」とか「ぱんひゅ〜」とか「PPPH」と呼ばれておりました。文字通り「ひゅ〜!」と叫びながら飛んでました(苦笑)。

1991年に無くて、1992年にあるのはイントロや間奏の「Oi!」。
それは、なぜ?
諸説あるだろうが、1990年あたりに有名音楽番組が打ち切られたことが大きいかも。その後1991年以降からCoCoは主戦場をライブに移すのですが、その際にアレンジも、それまで主流だったビッグバンドを意識することが無いため、ライブ展開しやすいロック調に変わっていき、それまでロックライブ(日本では主に邦楽系)でやっていた「Oi」がインポートされたのだと思われます。
ちなみによく見るとわかりますが、「Oi」で飛んでる人も結構います。現在のハロプロライブで飛んでいる人は余りおりませんが、声優ライブでは大多数(あるいはほとんど全員)が飛んでいます。

そして両者とも無いのは「ロミオ」。CメロではPPPHやってますねえ。
それが無いのはなぜ?
これはビジュアルバンドの「捧げ」からのインポートらしいのですが、時期的にはもうちょっと後なんでしょうね。これがいつ移ってきたのかは私にはよくわかりません(苦笑)。ちなみにハロプロ、非ハロ、声優では手の振り方が全く異なります(苦笑)。

        • -

ちなみに歌番組があった頃の曲。曲調が違います。

CoCo/はんぶん不思議

1990年。気合い入れ付き。瀬能かわいいなあ(苦笑)。
イントロからAメロはハンドクラップ。サビの飛びながらハンドクラップする技が好き。
時期的にも、おニャン子ファンがスライドしてきた感もあるので、その当時のノリもなんとなく解るかなとは思います。

        • -

もうひとつ。

三浦理恵子/水平線でつかまえて

1991年8月24日新宿の厚生年金会館。夏ハロの原点「乙女塾祭り」より。確か俺7〜9列目のドセンターだった記憶がある。
かなりコールが強めに録音されているので、当時のノリがわかりやすいね。紙テープも飛んでるし(笑)。
「Oi」の原点のようなものも聴こえます。
PPPHは名前コール無しですね。名前コールの有無はユニットかソロかの違いだった☆カナ
サビの最後の「FuFu!〜FuFu!〜Fu!」は声優現場では「コール表」おかげでしっかり残っています。「FuFu!」はこの当時は飛びながらクラップするんですが、今は拳を上にあげるだけかな。
Aメロやサビのゆっくり目のコールは親衛隊です。(今でもある)短めの「りえこ!」ってコールやPPPHや「Oi」は一般ファン。当時は1Fが一般ファン、2Fが親衛隊中心という感じでした。声援のイニシアティブは1Fが握りつつあった時代だったかな。「℃-ute現場の後方でMIX打っている連中」を嫌ってる人はそういう歴史を知っている人かも知れませんね。

        • -

おまけ(笑)。

CoCo/恋するニワトリ

1990年。
このビデオを所有している某代表取締役がポッシメンに直々に指導した...という流れなんですよね?