村上愛/℃-uteおよびHello! Projectを卒業(その2)

以下は私が感じていることです。

2/15という確率
ハロー!プロジェクト・キッズオーディション」をリアルタイムで観た時に一番印象に残ったのが彼女で、その時から大好きな存在ではあったのですが、そんな期待感の反面、今後の不透明さから、当初は「生き残れるのはせいぜい2〜3人かな」と割と覚めた目で見ていました。
というのも、キッズビジネスの殆どが子役(児童劇団)やCMモデル(モデル事務所)といった割と小さなマスに沢山の子供たちがひしめく世界で、その殆どが大人になったら用は無いといったシビアな現実があるからです。そこから次のステップに進めるのは大手事務所に移籍する子などごく僅かです。
一方、大手事務所もそういった部門を持っていますが、大手だから安泰ということはなく、移籍してくる子やスカウト組に駆逐されてしまうことの方が多いでしょう。
キッズにいち早く飛びついたファンは、それでも構わないという覚悟はあったと思います。が、それはごく少数に留まっていました。
ただ、幸いにも当時私が想像していたのとは全く逆の数字となっています。これからも思春期や受験を控え、同じような悩みを持ち辞めていく子はゼロではないと思いますが、それほど悲観的なものにはならないと思います。
ハロプロキッズは本当に奇跡的な存在だと思ってください。
何故他社とは違うのか?...については「後で書く」と以前も予告していたのですが、要は来るべき日ために選んだ子達だからです。
事務所はここまで苦労して育ててきました。そして(初チャレンジということもあり試行錯誤はありましたが)ビジネスとして立派に確立していきました。それはつんく♂さんの提供した楽曲の良さなどの要因もあるかもしれませんが、一番の要因は「お遊びではない」「辞めない」という双方の意志が見えてきからだと思います。だからファンが増えてきたし定着もした。そして、彼女達が高校生になっても見届ける筈だと信じています。

経緯
そこにあるのは今この瞬間の現実だけで、過去の経緯を推測するのは困難です。「卵が先かニワトリが先か」という議論を生むだけかもしれません。
ただ、写真が流出するまでは全くゼロの状態で、いきなり責任云々の話ではないと思います。
以前より彼女の意志が固く、あるいはもう気持ちの半分以上はここには無かったと見るべきかもしれません。お互い様々な面で解決の道を探る中で起きたある出来事が、悪い意味でそのタイミングを作ってしまったといえると思います。
それは事務所サイドと本人のコメントの温度差でわかるかもしれません。本来ならば伏せるべきファーストシングルやライブの話を持ち出していることから、最悪でもここまでは一緒にやりたいと思っていたのかもしれないこと、また事務所側はハロプロ卒業という言葉を使っていないことから、痛切な無念さを感じますが、それでも彼女の意志は固いということなのかもしれません。
ただ、このあたりは彼女の気持ちを尊重してあげたいです。もうこれ以上頑張れないのに「頑張って!」と声をかけられるほど残酷なものはありませんから。
もう前に向かって歩いて行きたいですね。

STK
直積的あるいは間接的な理由はさておき、今回の件でSTKの起こしたことについては非難されるべきだと思います。事の重大さに気付き反省しているかもしれませんが、残念ながらそうではないかもしれないからです。
それは、STKに至るきっかけが単純に○○ちゃんとできる限り一緒にいたい...なのかもしれませんが、常習化するにつれ、周辺に自慢したり、ワンランク上のファンだと思い込んだり、果ては得た情報や盗品などを取引するようになります。その段階にいくと周辺でも手がつけられない状況になっていると聞きます。
問題はそれが表に出るプロセスです、今回の場合だと「雑誌社に売り込む」「アンオフィシャルショップや露天に売り込む」「ネットで公開する」「周辺だけで楽しむ」という選択肢があります。ただ「雑誌社に売り込む」は多分にどこも受取らなくなりつつあると思います。それは業界一丸となって裁判を起こしたからです。ただ今でも残りの3つの選択肢は残っています。こちらが出来ることは無視すること。これが一番です。